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公開番号2024085187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199577
出願日2022-12-14
発明の名称容器密封アセンブリ
出願人共同印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 41/18 20060101AFI20240619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ノズルの形状、密封シールの有無にかかわらず、良好な密封を容易に形成し得る容器密封アセンブリを提供すること。
【解決手段】容器頸部及びキャップから成る容器密封アセンブリであって、容器頸部は、容器本体の片端部に配置されており、容器本体に収容された内容物を吐出するためのノズルと、ノズルよりも容器本体側に配置され、ノズルの先端部よりも径が大きい容器頸部接触段部とを有し、キャップは、天板と、天板から筒状に延在してキャップ側面を構成する外筒と、外筒よりも内周側において、天板から外筒と同方向に筒状に延在し、延在長さが外筒よりも短い封止筒とを有し、容器頸部とキャップとを嵌合したときに、容器頸部の容器頸部接触段部の外周面と、キャップの封止筒の先端近傍の内側面とが接触することにより密封を形成するように構成されている、容器密封アセンブリ。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
容器頸部及びキャップから成る容器密封アセンブリであって、
前記容器頸部は、容器本体の片端部に配置されており、
前記容器本体に収容された内容物を吐出するためのノズルと、
前記ノズルよりも前記容器本体側に配置され、前記ノズルの先端部よりも径が大きい容器頸部接触段部と
を有し、
前記キャップは、
天板と、
前記天板から筒状に延在してキャップ側面を構成する外筒と、
前記外筒よりも内周側において、前記天板から前記外筒と同方向に筒状に延在し、延在長さが前記外筒よりも短い封止筒と
を有し、
前記容器頸部と前記キャップとを嵌合したときに、前記容器頸部の前記容器頸部接触段部の外周面と、前記キャップの前記封止筒の先端近傍の内側面とが接触することにより密封を形成するように構成されている、
容器密封アセンブリ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記容器頸部が、前記容器頸部接触段部よりも容器本体側に配置され、前記容器頸部接触段部よりも径が大きい容器頸部係合段部を更に有し、
前記キャップが、前記外筒よりも内周側かつ前記封止筒よりも外周側において、前記天板から前記外筒及び前記封止筒と同方向に筒状に延在し、前記封止筒よりも延在長さが長く、かつ、前記外筒よりも延在長さが短い内筒を更に有し、
前記容器頸部の前記容器頸部係合段部と、前記キャップの前記内筒とが係合することにより、前記容器頸部上に前記キャップが着脱可能に固定されるように構成されている、
請求項1に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項3】
前記容器頸部が、前記容器頸部係合段部から前記容器本体側かつ半径方向外側に向かって延在する肩部を更に有し、
前記容器頸部上に前記キャップを固定したときに前記キャップの前記外筒の下端が前記容器頸部の前記肩部に接触するか、又は近接するように構成されており、
それによって、前記外筒を外側から半径方向内側に押圧して変形させたときに、前記肩部に沿って前記外筒が押し上げられて、前記容器頸部の前記容器頸部係合段部と前記キャップの前記内筒との係合が外れるように構成されている、
請求項2に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項4】
前記ノズルに密封シールが貼付されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項5】
前記密封シールが、前記ノズルの外縁から半径方向外側に突出する摘み部を有する、請求項4に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項6】
前記容器頸部の前記ノズルが、ノズル外周部と、前記ノズル外周部の内側の内容物吐出用開口部とを有している、請求項1~3のいずれか一項に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項7】
前記容器頸部の前記ノズルの上端部が上方に突出する曲面状である、請求項1~3のいずれか一項に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項8】
前記キャップの前記内筒が、その先端部に半径方向内側に突出する内筒係合爪を有し
前記容器頸部係合段部が、その下部に凹没した段差を有し、
前記内筒の前記内筒係合爪が、前記容器頸部の前記容器頸部係合段部の下部の段差に入り込んで係合することにより、前記容器頸部上に前記キャップが着脱可能に固定されるように構成されている、
請求項2又は3に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項9】
前記キャップの前記内筒が、その下端から天板方向に延在する内筒切込みを、1個又は2個以上有している、
請求項8に記載の容器密封アセンブリ。
【請求項10】
前記キャップの前記内筒が、前記内筒切込みを2個以上有し、これら2個以上の内筒切込みが、前記内筒に周設されている、請求項9に記載の容器密封アセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器頸部及びキャップから成る容器密封アセンブリに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
チューブ容器、ボトル容器等の多くは、内容物を吐出するためのノズルを有する容器頸部と、キャップとを嵌合させることが行われている。
【0003】
容器頸部とキャップとを嵌合したときに、両者が密封を形成する態様としては、種々の技術が知られている。例えば、特許文献1には、キャップに形成された軟質の密封リングが容器頸部のノズルの内部に嵌合することにより、密封を形成することが記載されている。特許文献2には、キャップが、外筒及び内筒の他、「アウターリング」を備え、この「アウターリング」の内側面と、容器頸部のノズルの外側面とが接することにより、密封を形成することが記載されている。
【0004】
また、使用前の内容物を保護するために、容器頸部のノズルに密封シールを貼付して、密封性を高めることがある。この場合、当該内容物入り容器を購入した使用者は、密封シールをノズルから剥がし、内容物をノズルから吐出可能な状態としたうえで、容器を使用に供することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公平01-033483号公報
特開2021-54450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ノズルの形状、密封シールの有無にかかわらず、良好な密封を容易に形成し得る容器密封アセンブリを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下のとおりである。
【0008】
《態様1》容器頸部及びキャップから成る容器密封アセンブリであって、
前記容器頸部は、容器本体の片端部に配置されており、
前記容器本体に収容された内容物を吐出するためのノズルと、
前記ノズルよりも前記容器本体側に配置され、前記ノズルの先端部よりも径が大きい容器頸部接触段部と
を有し、
前記キャップは、
天板と、
前記天板から筒状に延在してキャップ側面を構成する外筒と、
前記外筒よりも内周側において、前記天板から前記外筒と同方向に筒状に延在し、延在長さが前記外筒よりも短い封止筒と
を有し、
前記容器頸部と前記キャップとを嵌合したときに、前記容器頸部の前記容器頸部接触段部の外周面と、前記キャップの前記封止筒の先端近傍の内側面とが接触することにより密封を形成するように構成されている、
容器密封アセンブリ。
《態様2》前記容器頸部が、前記容器頸部接触段部よりも容器本体側に配置され、前記容器頸部接触段部よりも径が大きい容器頸部係合段部を更に有し、
前記キャップが、前記外筒よりも内周側かつ前記封止筒よりも外周側において、前記天板から前記外筒及び前記封止筒と同方向に筒状に延在し、前記封止筒よりも延在長さが長く、かつ、前記外筒よりも延在長さが短い内筒を更に有し、
前記容器頸部の前記容器頸部係合段部と、前記キャップの前記内筒とが係合することにより、前記容器頸部上に前記キャップが着脱可能に固定されるように構成されている、
態様1に記載の容器密封アセンブリ。
《態様3》前記容器頸部が、前記容器頸部係合段部から前記容器本体側かつ半径方向外側に向かって延在する肩部を更に有し、
前記容器頸部上に前記キャップを固定したときに前記キャップの前記外筒の下端が前記容器頸部の前記肩部に接触するか、又は近接するように構成されており、
それによって、前記外筒を外側から半径方向内側に押圧して変形させたときに、前記肩部に沿って前記外筒が押し上げられて、前記容器頸部の前記容器頸部係合段部と前記キャップの前記内筒との係合が外れるように構成されている、
態様2に記載の容器密封アセンブリ。
《態様4》前記ノズルに密封シールが貼付されている、態様1~3のいずれか一項に記載の容器密封アセンブリ。
《態様5》前記密封シールが、前記ノズルの外縁から半径方向外側に突出する摘み部を有する、態様4に記載の容器密封アセンブリ。
《態様6》前記容器頸部の前記ノズルが、ノズル外周部と、前記ノズル外周部の内側の内容物吐出用開口部とを有している、態様1~3のいずれか一項に記載の容器密封アセンブリ。
《態様7》前記容器頸部の前記ノズルの上端部が上方に突出する曲面状である、態様1~3のいずれか一項に記載の容器密封アセンブリ。
《態様8》前記キャップの前記内筒が、その先端部に半径方向内側に突出する内筒係合爪を有し
前記容器頸部係合段部が、その下部に凹没した段差を有し、
前記内筒の前記内筒係合爪が、前記容器頸部の前記容器頸部係合段部の下部の段差に入り込んで係合することにより、前記容器頸部上に前記キャップが着脱可能に固定されるように構成されている、
態様2又は3に記載の容器密封アセンブリ。
《態様9》前記キャップの前記内筒が、その下端から天板方向に延在する内筒切込みを、1個又は2個以上有している、
態様8に記載の容器密封アセンブリ。
《態様10》前記キャップの前記内筒が、前記内筒切込みを2個以上有し、これら2個以上の内筒切込みが、前記内筒に周設されている、態様9に記載の容器密封アセンブリ。
《態様11》前記キャップの前記内筒が、その内側面に内筒ネジ溝を有し、
前記容器頸部の前記容器頸部係合段部が、その外側面に容器頸部係合段部ネジ溝を有し、
前記内筒ネジ溝と前記容器頸部係合段部ネジ溝とが螺合することにより、前記容器頸部上に前記キャップが着脱可能に固定されるように構成されている、
態様2又は3に記載の容器密封アセンブリ。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、ノズルの形状、密封シールの有無にかかわらず、良好な密封を容易に形成し得る容器密封アセンブリが提供される。本発明の容器密封アセンブリは、平坦なノズルの他、中央部が盛り上がったノズルにも適用できる。また、本発明の容器密封アセンブリは、ノズルに密封シールが貼付されている場合でも、密封シールの摘み部を折り曲げずに密封を形成することができるから、使用者における密封シールの剥離の容易性が担保される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の容器密封アセンブリの一態様における容器頸部の形状を説明するための断面図である。
図2は、本発明の容器密封アセンブリの一態様における容器頸部の斜視図である。
図3は、本発明の容器密封アセンブリの一態様におけるキャップの形状を説明するための断面図である。
図4は、本発明の容器密封アセンブリの一態様におけるキャップの斜視図(上下反転)である。
図5は、本発明の容器密封アセンブリの一態様の嵌合状態を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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