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公開番号2024084094
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2023025854
出願日2023-02-22
発明の名称ロック式ハンドル構造
出願人オベック実業株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類E05B 13/08 20060101AFI20240617BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】小型化を図ることができるロック式ハンドル構造を提供する。
【解決手段】それぞれ旋回可能に第1取付座及び第2取付座に設けられた第1ハンドル及び第2ハンドルと、ロックバーと、第1取付座に設けられたロック機構と、を備え、ロック機構は、第1ハンドルと一体旋回される第1ロック片と、ロックバーと一体旋回される第2ロック片と、ロックブロック30と、を有し、ロックブロック30の外周の第1ロック片に臨む箇所には、凹部300が形成され、凹300部の両側には、第1摺動部301及び第2摺動部302が形成され、第2ハンドルの持ち上げに伴い、ロックバーを通じて第2ロック片を旋回させ、第2ロック片がロックブロック30を旋回させるに第1摺動部301をプッシュし、ロックブロック30の第2摺動部302を第1ロック片に近接させることで、第2摺動部302は、第1ハンドルの押下に伴う第1ロック片の逆旋回を規制する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
扉又は窓に用いられるロック式ハンドル構造であって、
旋回可能に第1取付座に設けられた第1ハンドルと、
旋回可能に第2取付座に設けられた第2ハンドルと、
ラッチと連動するロックバーと、
前記第1取付座に設けられたロック機構と、を備え、
前記ロック機構は、
前記第1ハンドルと一体旋回可能に設けられた第1ロック片と、
前記ロックバーと一体旋回可能に前記第1ロック片と同軸に設けられた第2ロック片と、
前記第1ロック片及び前記第2ロック片と非同軸に設けられたロックブロックと、を有し、
前記ロックブロックの外周の前記第1ロック片及び前記第2ロック片に臨む箇所には、凹部が形成され、
前記凹部における前記ロックブロックの両側には、第1摺動部及び第2摺動部が形成され、
前記第2ハンドルの一方向への旋回に伴い、前記ロックバーを通じて前記第2ロック片を旋回させ、前記第2ロック片が前記ロックブロックを旋回させるように前記第1摺動部をプッシュし、前記ロックブロックの前記第2摺動部を前記第1ロック片に近接させることで、前記第2摺動部は、前記第1ハンドルの他方向への旋回に伴う前記第1ロック片の逆旋回を規制し、
前記第2ハンドルの他方向への逆旋回に伴い、前記ロックバーを通じて前記第2ロック片を逆旋回させ、前記第2ロック片が前記ロックブロックを逆旋回させるように前記第2摺動部をプッシュし、前記第2摺動部を前記第1ロック片から離間させることで、前記第2摺動部は、前記第1ハンドルの他方向への旋回に伴う前記第1ロック片の逆旋回を許可する、
ロック式ハンドル構造。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記第2ロック片は、略円板状をなし、前記ロックブロックに臨む箇所に形成された第2切欠部と、前記第2切欠部により形成された第2円弧面と、前記第2円弧面の両側に位置するガイド面と、を有し、
前記第2ロック片は、前記ガイド面と前記第1摺動部又は前記第2摺動部との摺動により前記ロックブロックをプッシュすることで、前記ロックブロックを前記第1取付座のロック位置とアンロック位置との間で旋回させ、
前記ロックブロックが前記ロック位置に位置する場合に、前記第2摺動部は、前記第2円弧面に近接し、
前記ロックブロックが前記アンロック位置に位置する場合に、前記第1摺動部は、前記第2円弧面に近接する、
請求項1に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項3】
前記第1ロック片は、略円板状をなし、前記ロックブロックに臨む箇所に形成された第1切欠部と、前記第1切欠部により形成された第1円弧面と、前記第1円弧面の一方側に位置する規制面と、を有し、
前記第1円弧面は、前記第1摺動部又は前記第2摺動部に近接し、
前記第1円弧面が前記第2摺動部に近接する場合に、前記第2摺動部は、前記第1ロック片の前記規制面と当接することで、前記第1ロック片の逆旋回を規制する、
請求項2に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項4】
前記第1ロック片には、シフト孔が形成され、
前記第2ロック片又は前記ロックバーには、前記シフト孔に挿入される伝動部が設けられ、
前記伝動部と前記シフト孔との間には、クリアランスが形成され、
前記第2ハンドルが一方向へ旋回して前記第2ロック片を旋回駆動することで、前記伝動部は、前記シフト孔を通じて前記第1ロック片を旋回させ、
前記第2ハンドルが他方向へ逆旋回して前記第2ロック片を逆旋回駆動することで、前記伝動部は、前記シフト孔内において逆旋回し、前記第1ロック片が前記クリアランスにより前記第2ロック片に伴って逆旋回せず、前記ガイド面が前記第2摺動部をプッシュすることで、前記第2ロック片は、前記ロックブロックを前記アンロック位置に逆旋回させる、
請求項3に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項5】
前記第1取付座及び前記第2取付座のいずれにも、コイルねじりばね及び伝動片が設けられ、
前記伝動片は、前記第1ハンドル又は前記第2ハンドルと一体旋回して接続される接続孔が形成され、
前記伝動片の一方側には、前記コイルねじりばねの両端部の間に位置する凸部が設けられ、
前記第1取付座及び前記第2取付座のいずれにも、前記コイルねじりばねの前記両端部の間に位置するストッパが設けられ、
前記伝動片の旋回時において、前記伝動片は、前記凸部により前記コイルねじりばねの一端部と当接するとともに、前記ストッパは、前記コイルねじりばねの他端部と当接している、
請求項4に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項6】
前記第1取付座及び前記第2取付座のいずれにも、位置復元板及び位置復元ばねを有する位置復元装置が設けられ、
前記位置復元ばねは、一端部が前記位置復元板の一方面に当接するとともに他端部が前記第1取付座又は前記第2取付座に当接し、
前記伝動片、前記第1ロック片及び前記第2ロック片の外周のいずれにも、位置復元平面が形成され、
前記位置復元平面は、前記位置復元板の他方面と面当接することで、前記第1ロック片と接続された前記伝動片を、前記コイルねじりばねがねじられていない初期状態に保持させ、
前記伝動片が前記初期状態にある場合に、二つの前記ガイド面は、前記位置復元板に対し対称的に設けられ、前記規制面は、前記規制面に隣接する前記ガイド面と前記第2摺動部との間に位置している、
請求項5に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項7】
前記ロック機構は、前記第1取付座の前記伝動片と前記第1ロック片との間に位置する第3ロック片をさらに有し、
前記第1ハンドルには、シリンダが設けられ、
前記シリンダは、前記第1取付座の前記伝動片の前記接続孔を挿通して前記第3ロック片と一体旋回し、
前記第3ロック片は、略円板状をなし、前記第2切欠部と略同一形状となるように前記ロックブロックに臨む箇所に形成された第3切欠部と、前記ロックブロックに背向する箇所に形成された前記位置復元平面と、前記第3切欠部により形成された第2円弧面と、前記第2円弧面の両側に位置するガイド面と、を有し、
前記第3ロック片は、前記ガイド面と前記第1摺動部又は前記第2摺動部との間の摺動により前記ロックブロックをプッシュすることで、前記ロックブロックを前記第1取付座の前記ロック位置と前記アンロック位置との間で旋回させ、前記第3ロック片は、前記位置復元平面により前記位置復元板と当接する、
請求項6に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項8】
前記第3ロック片には、円弧孔が形成され、
前記第1ロック片には、突起が設けられ、
前記突起は、前記円弧孔を貫通して前記第1取付座の前記伝動片と接続され、前記シリンダは、前記第3ロック片を旋回させ、前記突起は、前記円弧孔内において移動し、
前記第3ロック片の前記ガイド面が前記第1摺動部を移動させるようにプッシュした後に、前記第3ロック片は、前記円弧孔が前記突起と当接してから、前記第1ロック片及び前記ロックバーを旋回させる、
請求項7に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項9】
前記第1取付座内に設けられた位置決め機構をさらに備え、
前記位置決め機構は、前記ロックブロックを前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置決めさせる、
請求項2に記載のロック式ハンドル構造。
【請求項10】
前記位置決め機構は、前記第1取付座に設けられた位置決め凹部と、前記位置決め凹部に載置された位置決めばねと、前記位置決めばねの先端と接続されたボールと、を有する位置決め部材と、前記ボールと係合可能に前記ロックブロックに形成された二つの位置決め孔と、を有し、
前記ボールは、前記ロックブロックの旋回に伴って一方の前記位置決め孔と他方の前記位置決め孔との間を移動し、
前記ボールが一方の前記位置決め孔に係合された場合に、前記ロックブロックは、前記ロック位置に位置決めされ、
前記ボールが他方の前記位置決め孔に係合された場合に、前記ロックブロックは、前記アンロック位置に位置決めされる、
請求項9に記載のロック式ハンドル構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉又は窓に用いられるロック式ハンドル構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
CN107829603Aには、ロック機構を備えるロック式ハンドル構造が開示されている。
【0003】
しかしながら、CN107829603Aに記載のロック式ハンドル構造では、ロック機構は、ロック式ハンドル構造の長手方向に沿って摺動可能な摺動板を備えるため、当該摺動板を摺動させるためのスペースを確保しなければならず、ロック式ハンドル構造の小型化を十分に図ることができないという不具合があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、小型化を図ることができるロック式ハンドル構造を提供することを目的とする。
【0005】
本発明のある態様によれば、扉又は窓に用いられるロック式ハンドル構造であって、旋回可能に第1取付座に設けられた第1ハンドルと、旋回可能に第2取付座に設けられた第2ハンドルと、ラッチと連動するロックバーと、前記第1取付座に設けられたロック機構と、を備え、前記ロック機構は、前記第1ハンドルと一体旋回可能に設けられた第1ロック片と、前記ロックバーと一体旋回可能に前記第1ロック片と同軸に設けられた第2ロック片と、前記第1ロック片及び前記第2ロック片と非同軸に設けられたロックブロックと、を有し、前記ロックブロックの外周の前記第1ロック片及び前記第2ロック片に臨む箇所には、凹部が形成され、前記凹部における前記ロックブロックの両側には、第1摺動部及び第2摺動部が形成され、前記第2ハンドルの一方向への旋回に伴い、前記ロックバーを通じて前記第2ロック片を旋回させ、前記第2ロック片が前記ロックブロックを旋回させるように前記第1摺動部をプッシュし、前記ロックブロックの前記第2摺動部を前記第1ロック片に近接させることで、前記第2摺動部は、前記第1ハンドルの他方向への旋回に伴う前記第1ロック片の逆旋回を規制し、前記第2ハンドルの他方向への逆旋回に伴い、前記ロックバーを通じて前記第2ロック片を逆旋回させ、前記第2ロック片が前記ロックブロックを逆旋回させるように前記第2摺動部をプッシュし、前記第2摺動部を前記第1ロック片から離間させることで、前記第2摺動部は、前記第1ハンドルの他方向への旋回に伴う前記第1ロック片の逆旋回を許可するロック式ハンドル構造が提供される。
【0006】
本発明の態様によれば、ロック式ハンドル構造の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係るロック式ハンドル構造を示す斜視図である。
図2は、第1実施形態に係るロック式ハンドル構造を示す断面図である。
図3は、第1実施形態に係る第1ハンドル及び第1取付座を示す分解図である。
図4は、第1実施形態に係る第1ハンドル及び第1取付座を示す分解図(他の視点)である。
図5は、第1実施形態に係る第2ハンドル及び第2取付座を示す分解図である。
図6は、第1実施形態に係るロックブロックのロック状態を示す正面図である。
図7は、第1実施形態に係るロックブロックのロック状態(第1ロック片を取り外したもの)を示す正面図である。
図8は、第1実施形態に係るロックブロックのアンロック状態を示す正面図である。
図9は、第2実施形態に係るロック式ハンドル構造を示す斜視図である。
図10は、第2実施形態に係るロック式ハンドル構造を示す断面図である。
図11は、第2実施形態に係る第1ハンドル及び第1取付座を示す分解図である。
図12は、第2実施形態に係る第1ハンドル及び第1取付座を示す分解図(他の視点)である。
図13は、第2実施形態に係る第2ハンドル及び第2取付座を示す分解図である。
図14は、第2実施形態に係るロックブロックのロック状態を示す斜視図である。
図15は、第2実施形態に係るロックブロックのアンロック状態を示す斜視図である。
図16は、第2実施形態において、シリンダがロック機構によりロックブロックを駆動する状態を示す斜視図である。
図17は、変形例に係る第1取付座を示す斜視図である。
図18は、変形例に係るロックブロックのアンロック状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態(以下、実施形態と称する。)について説明する。なお、本明細書においては、全体を通じて、同一の要素には同一の符号を付する。
【0009】
(第1実施形態)
次に、図1から8を参照しながら第1実施形態に係るロック式ハンドル構造について説明する。
【0010】
図1から図8に示すように、第1実施形態に係るロック式ハンドル構造は、扉又は窓に用いられるものであって、旋回可能に第1取付座2に設けられた第1ハンドル1と、旋回可能に第2取付座5に設けられた第2ハンドル6と、ラッチ40(図9参照)と連動するロックバー4と、第1取付座2に設けられたロック機構3と、を備える。第2ハンドル6は、ロックバー4の一端と接続されるとともに、第1ハンドル1は、ロック機構3を通じてロックバー4の他端と接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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