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公開番号
2024132413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043163
出願日
2023-03-17
発明の名称
車両用開閉体制御装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
,
個人
主分類
E05F
15/41 20150101AFI20240920BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】より精度よく、開閉体の挟み込み判定を実行する。
【解決手段】車両用開閉体制御装置としてのドアECUは、モータ駆動により車両のドアを開閉動作させる駆動制御部と、そのドアに生じた挟み込みを検知する挟み込み検知部と、車両の傾斜角を検出する傾斜角検出部と、を備える。開閉体としてのドアは、車体に対する第1の回動連結点とドアに対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づいて開閉動作する。挟み込み検知部は、モータ電流の検出に基づいて、その挟み込みの検知判定を実行する。更に、この挟み込み検知部は、車幅方向の傾斜角が予め定められた閾値角度を超える特定傾斜状態にあるか否かを判定する。そして、挟み込み検知部は、特定傾斜状態にある場合には、ドアに挟み込みが発生したと判定され難くなるように、そのモータ電流の検出に基づいた検知判定の判定条件を変更する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
モータ駆動により車両の開閉体を開閉動作させる駆動制御部と、
前記開閉動作する前記開閉体に生じた挟み込みを検知する挟み込み検知部と、
前記車両の傾斜角を検出する傾斜角検出部と、を備え、
前記開閉体は、車体に対する第1の回動連結点と前記開閉体に対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記開閉動作するものであり、
前記挟み込み検知部は、モータ電流の検出に基づいた前記挟み込みの検知判定を行うとともに、
前記開閉体が設けられた車体開口部の開口方向における前記傾斜角が予め定められた閾値角度を超える特定傾斜状態にある場合には、
前記挟み込みが発生したと判定され難くなるように前記検知判定の判定条件を変更する
車両用開閉体制御装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両用開閉体制御装置において、
電流加速度と閾値との比較に基づいて前記挟み込みの検知判定を実行すること、
を特徴とする車両用開閉体制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記挟み込み検知部は、前記リンク機構の動作に基づき前記開口方向において前記開閉体の移動方向が反転する中間位置を含んで設定された前記開閉動作の中間区間について、前記挟み込みが発生したと判定され難くなるように、前記電流加速度と前記閾値との比較に基づいた前記検知判定の判定条件を変更すること、
を特徴とする車両用開閉体制御装置。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記挟み込み検知部は、前記挟み込みが発生したと判定され難くなるように、前記検知判定に用いる閾値を変更すること、を特徴とする車両用開閉体制御装置。
【請求項5】
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記駆動制御部は、前記開閉体の速度フィードバック制御を実行すること、
を特徴とする車両用開閉体制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用開閉体制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、パワースライドドア装置等、モータ駆動により車両の開閉体を開閉動作させる車両用開閉体制御装置には、そのモータ電流の検出に基づいて、開閉体に生じた挟み込みを検知するものがある。更に、例えば、特許文献1には、スライドドアのスライド方向に生じた車両前後方向の傾斜角に基づいて、その挟み込み検知の判定閾値を変更する構成が記載されている。そして、これにより、そのスライドドアに作用する重力の影響を考慮することで、より精度よく、その挟み込みの検知判定を行うことが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-105026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車両の開閉体は、例えば、支持構造の違い等により、その型式に応じた異なる開閉動作軌跡を有している。このため、より精度の良い挟み込み検知を行うためには、その対象とする開閉体の型式に合わせた適切な検知方法を設計することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両用開閉体制御装置の各態様を記載する。
態様1の車両用開閉体制御装置は、モータ駆動により車両の開閉体を開閉動作させる駆動制御部と、前記開閉動作する前記開閉体に生じた挟み込みを検知する挟み込み検知部と、前記車両の傾斜角を検出する傾斜角検出部と、を備え、前記開閉体は、車体に対する第1の回動連結点と前記開閉体に対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記開閉動作するものであり、前記挟み込み検知部は、モータ電流の検出に基づいた前記挟み込みの検知判定を行うとともに、前記開閉体が設けられた車体開口部の開口方向における前記傾斜角が予め定められた閾値角度を超える特定傾斜状態にある場合には、前記挟み込みが発生したと判定され難くなるように前記検知判定の判定条件を変更する。
【0006】
即ち、第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構に支持された車両の開閉体は、この開閉体が設けられた車体開口部の開口方向に変位しながら開閉動作する。尚、例えば、車体の側面に設けられたドア開口部が車体開口部となる場合、その「開口方向」は、車幅方向であり、その「開口幅方向」は、車両前後方向となる。このため、その車体開口部の開口方向に車両の傾斜角が生じている場合には、開閉体に作用する重力の影響が大きくなる。そして、これにより負荷が変化することで、そのモータ電流の検出に基づいた開閉体の挟み込み検知判定に誤判定が生じやすくなる。
【0007】
この点、上記構成によれば、車体開口部の開口方向に生じた車両の傾斜角を要因とする誤判定の発生を防いで、精度よく、そのモータ駆動により開閉動作する開閉体に生じた挟み込みを検知することができる。つまりは、実際には挟み込みが発生していないにも関わらず、その開閉体に挟み込みが発生したと判定されるような誤判定の発生を回避することができる。また、これに併せ、車体開口部の開口方向に生じた車両の傾斜角が小さい通常時については、その開閉体に生じた挟み込みが検知されやすいように、予め、その検知判定の判定条件を厳しく設定することが可能になる。そして、これにより、実際の挟み込みが発生した場合に、より迅速に、この挟み込みの発生を検知することで、その開閉体による挟み込み荷重を軽減することができる。
【0008】
態様2の車両用開閉体制御装置は、態様1の車両用開閉体制御装置において、電流加速度と閾値との比較に基づいて前記挟み込みの検知判定を実行する。
即ち、電流加速度は、モータの電流値を時間で二階微分することにより得られる値である。また、モータ電流の検出に基づく挟み込みの検知判定に、電流加速度を用いることで、より早く、その開閉体に生じた挟み込みを検知することができる。しかしながら、車体開口部の開口方向に生じた車両の傾斜角を要因とした負荷の変化もまた、その電流加速度に現れやすい傾向がある。この点、上記構成によれば、このような場合においても、その電流加速度と閾値との比較に基づいた誤判定の発生を回避することができる。そして、これにより、精度よく、そのモータ電流の検出に基づいた挟み込みの検知判定を実行することができる。
【0009】
態様3の車両用開閉体制御装置は、態様2に記載の車両用開閉体制御装置において、前記挟み込み検知部は、前記リンク機構の動作に基づき前記開口方向において前記開閉体の移動方向が反転する中間位置を含んで設定された前記開閉動作の中間区間について、前記挟み込みが発生したと判定され難くなるように、前記電流加速度と前記閾値との比較に基づいた前記検知判定の判定条件を変更する。
【0010】
即ち、車両が特定傾斜状態にある場合には、開閉体に挟み込みが生じていない場合であっても、その開閉動作の中間区間において電流加速度に比較的大きな変動が生じやすい。従って、上記構成によれば、より精度よく、その電流加速度と閾値との比較に基づいた挟み込みの検知判定を実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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