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公開番号2024102582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006575
出願日2023-01-19
発明の名称電子キー操作装置
出願人株式会社ヨコオ
代理人弁理士法人プロウィン
主分類E05B 19/00 20060101AFI20240724BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】 本発明は、多様な電子キーの形態に対して、最小限の設計変更によって使用可能な電子キー操作装置を提供する。
【解決手段】 本発明の電子キー操作装置は、電子キーを収容する収容部と、前記収容部に収容された前記電子キーのボタンを押す押圧部材と、前記押圧部材に前記ボタンを押すための動力を与えるアクチュエータと、前記アクチュエータと前記押圧部材との相対的な位置を設定し、かつ前記ボタンの位置に対応するように前記押圧部材の位置を設定するための位置設定部とを備える。ここで、位置設定部は、第1方向及び前記第1方向と交差する第2方向にわたって、前記押圧部材の位置を設定できる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
電子キーを収容する収容部と、
前記収容部に収容された前記電子キーのボタンを押す押圧部材と、
前記押圧部材に前記ボタンを押すための動力を与えるアクチュエータと、
前記アクチュエータと前記押圧部材との相対的な位置を設定するための位置設定部と、を備え、
前記位置設定部は、第1方向及び前記第1方向と交差する第2方向にわたって、前記ボタンの位置に対応するように前記押圧部材の位置が設定可能である、
電子キー操作装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記位置設定部が、前記押圧部材を収容するための複数の受け部を有する、請求項1に記載の電子キー操作装置。
【請求項3】
前記押圧部材が、前記位置設定部の受け部内で摺動可能であり、前記押圧部材の一端で前記ボタンを押すことができ、他端で前記ボタンを押すための動力が加えられる、請求項2に記載の電子キー操作装置。
【請求項4】
前記押圧部材が、少なくとも2つ存在しており、
前記位置設定部が、前記押圧部材のそれぞれの位置を設定するための、第1の部分及び第2の部分を少なくとも有している、請求項1に記載の電子キー操作装置。
【請求項5】
前記位置設定部の前記第1の部分と前記第2の部分とが、前記第1方向及び前記第2方向の両方向で隣接している、請求項4に記載の電子キー操作装置。
【請求項6】
前記アクチュエータからの動力を前記押圧部材に伝えるための中間部材をさらに有する、請求項1に記載の電子キー操作装置。
【請求項7】
前記中間部材が回転軸を有しており、前記アクチュエータからの動力が前記中間部材の周方向の移動によって前記押圧部材に伝達される、請求項6に記載の電子キー操作装置。
【請求項8】
前記アクチュエータからの動力を前記押圧部材に伝えるための中間部材をさらに有し、前記中間部材が、前記位置設定部の前記第1の部分及び前記第2の部分に対応して第1の中間部材及び第2の中間部材に分かれている、請求項4に記載の電子キー操作装置。
【請求項9】
前記第1の中間部材及び前記第2の中間部材が、前記第1方向及び前記第2方向の両方向で隣接している、請求項8に記載の電子キー操作装置。
【請求項10】
前記位置設定部が、前記中間部材とは別個の部材である、請求項6に記載の電子キー操作装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子キー操作装置に関し、特に、収容した電子キーを外部から操作するための電子キー操作装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、自動車の利用形態として、複数人で1台又は複数台の車両をシェアする形態がある。カーシェアリング及びレンタカーがそれに該当する。以降こうした利用形態を総括して「シェアリング」と呼ぶ。
【0003】
シェアリングにおいては、シェアリング対象の車両を使用するための鍵の扱いが重要となる。例えば、特許文献1は、シェアリングにおいて無人で電子キーを受け渡すための電子キーの収納ケースが開示されている。特許文献1の発明では、車外からスマートフォン等で、電子キーが収納された車内の収納ケースと通信を行う。そして、車内にある電子キーのボタンを車外から操作することによって、自動車のドアロックを解錠し、車内にある電子キーを受け取ることができる。
【0004】
特許文献2~3も、カーシェアリング用の電子キーの受け渡しシステムを開示している。また、特許文献4は、電子キーを車内に収納する盗難防止用の電子キー収納ケースを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/054404号
欧州特許出願公開3912869号明細書
特表2019-512630号
特開2021-167151号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の電子キーの収納ケースは、電子キーのボタン及び外形に応じて、ボタンを押す押圧部及びアクチュエータの配置及び電子キーの収納空間の形状を変更する必要がある。そのため、世の中に存在する多様な電子キーの形態に応じて、収納ケースをそれぞれ設計して製造する必要があり、かつ/又は収納ケースの筐体部を大きくしておく必要がある。
【0007】
そこで、本発明の目的の一例は、多様な電子キーの形態に対して、最小限の設計変更によって使用可能で、かつ小型化が可能な電子キー操作装置を提供することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様では、電子キー操作装置は、電子キーを収容する収容部と、前記収容部に収容された前記電子キーのボタンを押す押圧部材と、前記押圧部材に前記ボタンを押すための動力を与えるアクチュエータと、前記アクチュエータと前記押圧部材との相対的な位置を設定し、かつ前記ボタンの位置に対応するように前記押圧部材の位置を設定するための位置設定部とを備える。ここで、位置設定部は、第1方向及び前記第1方向と交差する第2方向にわたって、前記押圧部材の位置を設定できるようになっていてもよい。
【0009】
このような本発明の電子キー操作装置は、アクチュエータの位置を固定していながらも押圧部材の位置を位置設定部で設定することができるため、押圧部材の位置と電子キーのボタンの位置とを簡単に合致させることができる。また、位置設定部では、押圧部材の配置を第1方向と第2方向とで二次元的に変更することができるようになっていてもよい。それにより、多様な電子キーの形態に対して、最小限の設計変更によって電子キー操作装置が利用可能となる。また、電子キーのボタンの位置に応じてアクチュエータの位置を変更しなくてもよいため、電子キー操作装置の筐体部の形状も変更する必要がなく、アクチュエータの位置変更のための空間を内部に確保する必要がなくなるため小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、シェアリングシステムのシステム構成の例を示している。
図2は、電子キー操作装置の1つの実施形態の動作を概念的に示している。
図3は、電子キー操作装置の1つの実施形態の構造のX軸断面を概念的に示している。
図4は、電子キー操作装置の1つの実施形態の構造のY軸断面を概念的に示している。
図5Aは、電子キー操作装置のうち、アクチュエータ、中間部材、及び筐体部の一部のみを斜視図で示している。
図5Bは、電子キー操作装置のうち、中間部材及び回転軸のみを斜視図で示している。
図6Aは、押圧部材及び位置設定部の分解図を示している。
図6Bは、押圧部材及び位置設定部の組立図を示している。
図7は、電子キー操作装置の内部構造の1つの実施形態のZ軸に垂直な平面への投影図を概念的に示している。
図8は、電子キー操作装置の最終組立工程を概略的に示している。
図9は、電子キーの長軸に沿って、解錠ボタン及び施錠ボタンが並んでいる場合の、位置設定部における第1及び第2の押圧部材の設定位置を示している。
図10は、解錠ボタン及び施錠ボタンが電子キーの長軸に対して斜めに位置して並んでいる場合の、位置設定部における第1及び第2の押圧部材の設定位置を示している。
図11は、解錠ボタン及び施錠ボタンが電子キーの長軸に対して垂直方向に隣り合って並んでいる場合の電子キーを概念的に示している。
図12は、図11の電子キーの解錠ボタン及び施錠ボタンを押すことができる電子キー操作装置の内部構造の1つの実施形態について、Z軸に垂直な平面への投影図を概念的に示している。
図13は、図11の電子キーの解錠ボタン及び施錠ボタンを押す場合の、図12の実施形態の位置設定部における第1及び第2の押圧部材の設定位置を示している。
図14は、図13とは異なる電子キーの解錠ボタン及び施錠ボタンを押す場合の、図12の実施形態の位置設定部における第1及び第2の押圧部材の設定位置を示している。
図15は、図13とは異なる電子キーの解錠ボタン及び施錠ボタンを押す場合の、図12の実施形態の位置設定部における第1及び第2の押圧部材の設定位置を示している。
図16は、電子キー操作装置の位置設定部の他の実施形態を示しており、図16に記載の実施形態では図3等に記載の実施形態における中間部材に位置設定部が設けられている。
図17は、図16の実施形態において電子キー操作装置の動作を概念的に示している。
図18は、他の実施形態において電子キー操作装置の動作を概念的に示している。
図19は、電子キー操作装置の電子キー収容部に、電子キー収容ケースに入れられた電子キーを収容する1つの実施形態を示している。
図20は、図19の実施形態で用いられる電子キー収容ケースの詳細を、電子キーを入れた状態で概略的に示している。
図21Aは、電子キー操作装置の電子キー収容部に電子キー収容ケースを用いずに電子キーを収容する1つの実施形態において、電子キー収容部が閉じた状態を示している。
図21Bは、図21Aの実施形態において、電子キー収容部が開いた状態を示している。
図21Cは、図21Aの実施形態において、電子キー収容部から電子キーを取り外した状態を示している。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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