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公開番号2024131759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042204
出願日2023-03-16
発明の名称キー収容装置
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人個人,個人
主分類E05B 19/00 20060101AFI20240920BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】装置サイズを小型化することができるキー収容装置を提供する。
【解決手段】キー収容装置1は、ハウジング2の内部に電子キー3を収容し、電子キー3に設けられた複数の操作ボタン4を、例えばモータ等のアクチュエータによって選択的に操作可能となっている。キー収容装置1は、電子キー3の操作ボタン4を操作するための駆動機構42を備える。駆動機構42は、アクチュエータが一方に動くと電子キー3の第1操作ボタン4aを操作し、アクチュエータが一方とは逆の他方に動くと電子キー3の第2操作ボタン4bを操作する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ハウジングの内部に電子キーを収容し、前記電子キーに設けられた複数の操作ボタンをアクチュエータによって選択的に操作可能なキー収容装置であって、
前記アクチュエータが一方に動くと前記電子キーの第１操作ボタンを操作し、前記アクチュエータが前記一方とは逆の他方に動くと前記電子キーの第２操作ボタンを操作する駆動機構を備えた、キー収容装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記駆動機構及び前記アクチュエータを有する１つの部品として構成された駆動ユニットを備える、請求項１に記載のキー収容装置。
【請求項３】
前記ハウジングは、前記駆動ユニットを取付けるためのユニット取付部を有し、
前記ユニット取付部は、前記駆動ユニットの取付け位置が複数のパターンを取り得るように複数箇所に設けられている、請求項２に記載のキー収容装置。
【請求項４】
前記駆動機構は、前記アクチュエータによって回るピニオンと、前記ピニオンの一方の回転時に前記第１操作ボタンを操作する第１ラックと、前記ピニオンの他方の回転時に前記第２操作ボタンを操作する第２ラックと、を有するギヤ機構である、請求項１に記載のキー収容装置。
【請求項５】
前記駆動機構は、前記アクチュエータの駆動力を減速して前記ピニオンに伝達する減速ギヤを有する、請求項４に記載のキー収容装置。
【請求項６】
前記第１ラック及び前記第２ラックの少なくとも一方は、前記操作ボタンに接触するプッシャの取付け先としてプッシャ取付部を有し、
前記プッシャ取付部は、前記プッシャの取付け位置が複数のパターンを取り得るように複数箇所に設けられている、請求項４に記載のキー収容装置。
【請求項７】
前記駆動機構の動作を検出する検出部と、
前記検出部の検出信号に基づき、前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、を備えた請求項１に記載のキー収容装置。
【請求項８】
前記検出部は、前記駆動機構が前記操作ボタンを操作したときにオンし、
前記制御部は、前記駆動機構を動作させたにも関わらず、一定時間内に前記検出部がオンしない場合、前記駆動機構を動作前の元の初期位置に戻す、請求項７に記載のキー収容装置。
【請求項９】
前記ハウジングの本体であるハウジング本体と、
前記電子キーがセットされるとともに、前記ハウジング本体に取付けられるトレイと、
前記トレイに設けられるとともに、前記電子キーに電気的に接続されたトレイコネクタと、
前記ハウジング本体に設けられるとともに、前記トレイが前記ハウジング本体に取付けられることに連動して前記トレイコネクタと電気的に接続されるハウジング本体コネクタと、を備えた、請求項１に記載のキー収容装置。
【請求項１０】
電源となる板状バッテリと、
前記板状バッテリの電力に基づいて前記駆動機構を動作させるための回路が実装された基板と、を備え、
前記板状バッテリ及び前記基板は、前記ハウジングの内部に縦向きに配置されている、請求項１に記載のキー収容装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電子キーを収容して操作するキー収容装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許文献１に開示されるように、車両の電子キーを収容する車載器が周知である。車載器は、シェアリング対象の車両に搭載される。車載器は、収容された電子キーに対して押しボタン動作をする複数のアクチュエータと、押しボタン動作の力を電子キーの押下ボタンに伝達する中間部材と、を備える。車載器は、アクチュエータによって中間部材を介して電子キーの押下ボタンを操作することにより、車両を動作させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１１３３２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、特許文献１は、電子キーの押下ボタンごとにアクチュエータが設けられている。よって、車載器が大型化する可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
前記課題を解決するキー収容装置は、ハウジングの内部に電子キーを収容し、前記電子キーに設けられた複数の操作ボタンをアクチュエータによって選択的に操作可能な装置であって、前記アクチュエータが一方に動くと前記電子キーの第１操作ボタンを操作し、前記アクチュエータが前記一方とは逆の他方に動くと前記電子キーの第２操作ボタンを操作する駆動機構を備えた。
【発明の効果】
【０００６】
本発明は、装置サイズを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
（ａ）、（ｂ）は、一実施形態のキー収容装置の斜視図である。
端末でキー収容装置を遠隔操作するときの概要図である。
キー収容装置の電気構成図である。
キー収容装置の分解斜視図である。
駆動ユニットの分解斜視図である。
駆動機構の分解斜視図である。
図４に示すVII－VII線断面図である。
駆動機構を裏面から見たときの斜視図である。
上部ハウジングの内面図である。
（ａ）、（ｂ）は、トレイ同時コネクタ接続の説明図である。
（ａ）、（ｂ）は、駆動機構の動作図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本開示の一実施形態を説明する。
（キー収容装置１）
図１（ａ）、（ｂ）に示すように、キー収容装置１は、ハウジング２の内部に電子キー３（図１（ｂ）参照）が収容されている。電子キー３は、車両５の遠隔操作のために設けられた操作ボタン４を備える。操作ボタン４は、例えば、第１操作ボタン４ａ及び第２操作ボタン４ｂの複数ボタンを含む。第１操作ボタン４ａは、例えば、ドア（例えば、車両ドア）をロックするためのドアロックボタンである。第２操作ボタン４ｂは、例えば、ドア（例えば、車両ドア）をアンロックするためのドアアンロックボタンである。操作ボタン４は、例えば、プッシュボタンであることが好ましい。電子キー３は、例えば、ＵＨＦ（Ultra High Frequency）帯の電波を送信する。
【０００９】
図２に示すように、キー収容装置１は、例えば、車両５の室内に配置される。キー収容装置１は、例えば、ダッシュボードの内部、シートの下、座席の足下、トランクの内部など、人目に付かない場所に配置されることが好ましい。車両５は、例えば、シェアリングカーやレンタカーなどが挙げられる。このように、キー収容装置１は、人に貸し出す車両５に搭載される。
【００１０】
キー収容装置１は、端末６によって遠隔操作されることにより、電子キー３の操作ボタン４を操作する。端末６は、例えば、高機能携帯電話、ウェアラブル端末、タブレット端末などが挙げられる。キー収容装置１は、端末６による遠隔操作を介して、電子キー３の操作ボタン４を操作する。このように、端末６によってキー収容装置１を動作させる操作により、電子キー３の操作ボタン４が操作されて、車両５が操作される。
（【００１１】以降は省略されています）

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