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公開番号2024110145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014543
出願日2023-02-02
発明の名称箱錠及び錠装置
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E05B 63/08 20060101AFI20240807BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアハンドルの操作角度を小さくしても、部品の破損が抑制されラッチの解錠が判りやすい箱錠を提供する。
【解決手段】ケースと、ラッチボルトと、ラッチハブと、梃子部と、を備える。ラッチボルトは、梃子部とともに移動可能な作動部を有する。ラッチハブは、軸部及び凹部の何れか一方を有する。梃子部は、軸部及び凹部の何れか他方と、先端側に係合部を有する第1部分と、先端側に回転軸からの最大距離が回転軸から係合部までの最大距離よりも長く、作動部を移動させる移動部を有する第2部分と、を有する。ケースは、係合壁を有する。梃子部は、ラッチハブが第1位置から第1周方向の一方側に回転して係合部が係合壁に係合したときに、第2周方向の一方側に回転して移動部が作動部とともに移動するとともに、移動部がラッチハブとともに第1周方向の一方側に回転する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
ラッチを有し前記ケースに対して進退移動するラッチボルトと、
前記ラッチが前記ケースから突出する第1位置から、前記ラッチボルトの進退移動方向と直交する中心軸を中心とする第1周方向の一方側に回転したときに、前記ラッチが前記ケース内に引き込まれるラッチハブと、
前記ラッチハブに取り付けられ、前記ラッチハブとともに前記第1周方向に移動可能な梃子部と、
を備え、
前記ラッチボルトは、前記進退移動方向に移動可能に設けられ前記梃子部とともに移動可能な作動部を有し、
前記ラッチハブは、前記中心軸と平行な回転軸に沿って延びる軸部及び前記軸部が前記回転軸を中心として回転可能に嵌まる凹部の何れか一方を有し、
前記梃子部は、
前記軸部及び前記凹部の何れか他方と、
前記中心軸から離れる方向に前記回転軸から延び、先端側に係合部を有する第1部分と、
前記中心軸に近づく方向に前記回転軸から延び、先端側に前記回転軸からの最大距離が前記回転軸から前記係合部までの最大距離よりも長く、前記回転軸を中心とする第2周方向の一方側に回転したときに、前記作動部を移動させる移動部を有する第2部分と、
を有し、
前記ケースは、前記ラッチハブが前記第1位置にあるときの前記係合部よりも前記第1周方向の一方側に位置する係合壁を有し、
前記梃子部は、前記ラッチハブが前記第1位置から前記第1周方向の一方側に回転して前記係合部が前記係合壁に係合したときに、前記第2周方向の一方側に回転して前記移動部が前記作動部とともに移動するとともに、前記移動部が前記ラッチハブとともに前記第1周方向の一方側に回転する、箱錠。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記係合部は、前記第1部分から前記中心軸に沿って突出する突起であり、
前記ケースは、前記突起が移動可能に嵌まる溝部を有し、
前記係合壁は、前記ケースにおいて前記溝部に臨む縁部を含む、
請求項1に記載の箱錠。
【請求項3】
前記溝部は、
前記中心軸を中心とする径方向に延びる第1溝部と、
前記第1溝部における前記中心軸に近い側の端部から前記進退移動方向の後退側に延びる第2溝部と、
を有する、
請求項2に記載の箱錠。
【請求項4】
前記第2溝部の前記回転軸からの距離は、前記第1周方向の一方側に向かうにつれて漸次長くなる、
請求項3に記載の箱錠。
【請求項5】
前記ケースは、前記中心軸に沿って延びる係合突起を有し、
前記係合壁は、前記係合突起の外周面を含み、
前記係合部は、前記第1部分において前記係合突起に臨む側面を含む、
請求項1に記載の箱錠。
【請求項6】
前記作動部は、前記移動部が当接または係合したときに、前記梃子部とともに移動する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の箱錠。
【請求項7】
前記ラッチを有し、壁部の開口部に設けられた枠部に、前記開口部を開閉可能に支持されたドアに着脱可能に取り付けられた請求項1から5のいずれか一項に記載の箱錠と、
前記枠部に設けられ、前記ドアから突出する前記ラッチを収容して施錠するストライカーと、を備える錠装置。
【請求項8】
前記ストライカーは、第1マグネットを有し、
前記箱錠は、前記第1マグネットとの磁力引合によって前記ラッチを前記ドアから突出させる第2マグネットを有する、
請求項7に記載の錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、箱錠及び錠装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
室内ドアハンドル操作角において、高齢者や子供でも開けやすい小さい操作角度を実現したユニバーサルデザインの商品がある。ドアハンドルの操作角度を小さくする従来技術としては、ドア解錠の際にラッチを引込み作動させる箱錠内部のハブ部品に追加部品を連結し、梃子の原理を応用してラッチ引込み量を確保しつつ小さい操作角を実現している。
【0003】
ドアハンドルの操作角度を小さくした場合には、応力が集中することで箱錠の内部部品に負荷が加わることによって変形または破損に繋がる可能性がある。部品が破損した場合には、部品が内部に詰まることでハンドル操作が効かなくなり、室内閉じ込めに繋がる可能性がある。
【0004】
特許文献1には、部品破損時の詰まりによる室内閉じ込めのリスクを回避する技術が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-091080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された技術は、室内閉じ込めが発生した場合の対策であり、追加部品の破損を抑制するものではない。ドアハンドルの操作角度を小さくした場合には、ラッチが解錠されているかどうか判りづらくなる問題が生じる。
【0007】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、ドアハンドルの操作角度を小さくしても、部品の破損が抑制されラッチの解錠が判りやすい箱錠及び錠装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様は、ケースと、ラッチを有し前記ケースに対して進退移動するラッチボルトと、前記ラッチが前記ケースから突出する第1位置から、前記ラッチボルトの進退移動方向と直交する中心軸を中心とする第1周方向の一方側に回転したときに、前記ラッチが前記ケース内に引き込まれるラッチハブと、前記ラッチハブに取り付けられ、前記ラッチハブとともに前記第1周方向に移動可能な梃子部と、を備え、前記ラッチボルトは、前記進退移動方向に移動可能に設けられ前記梃子部とともに移動可能な作動部を有し、前記ラッチハブは、前記中心軸と平行な回転軸に沿って延びる軸部及び前記軸部が前記回転軸を中心として回転可能に嵌まる凹部の何れか一方を有し、前記梃子部は、前記軸部及び前記凹部の何れか他方と、前記中心軸から離れる方向に前記回転軸から延び、先端側に係合部を有する第1部分と、前記中心軸に近づく方向に前記回転軸から延び、先端側に前記回転軸からの最大距離が前記回転軸から前記係合部までの最大距離よりも長く、前記回転軸を中心とする第2周方向の一方側に回転したときに、前記作動部を移動させる移動部を有する第2部分と、を有し、前記ケースは、前記ラッチハブが前記第1位置にあるときの前記係合部よりも前記第1周方向の一方側に位置する係合壁を有し、前記梃子部は、前記ラッチハブが前記第1位置から前記第1周方向の一方側に回転して前記係合部が前記係合壁に係合したときに、前記第2周方向の一方側に回転して前記移動部が前記作動部とともに移動するとともに、前記移動部が前記ラッチハブとともに前記第1周方向の一方側に回転する、箱錠である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の錠装置の箱錠を取り付けたドアを示す斜視図である。
本開示の第1実施形態の箱錠の分解斜視図である。
本開示の第1実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
ラッチハブ及び梃子部の分解斜視図である。
軸部及び回転軸を含む面における断面図である。
ガイド溝、ガイド軸、溝部、係合部の位置関係を示す図である。
ガイド溝、ガイド軸、溝部、係合部の位置関係を示す図である。
本開示の第1実施形態の箱錠における内部構成を部分的に示す図である。
ガイド溝、ガイド軸、溝部、係合部の位置関係を示す図である。
本開示の第1実施形態の箱錠における内部構成を部分的に示す図である。
本開示の第2実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
ラッチハブ及び梃子部の分解斜視図である。
本開示の第2実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
本開示の第2実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
本開示の第2実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の箱錠及び錠装置の実施の形態を、図1から図15を参照して説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
(【0011】以降は省略されています)

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