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公開番号
2024110629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-16
出願番号
2023015322
出願日
2023-02-03
発明の名称
車両用ドアロック装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
,
個人
主分類
E05B
79/08 20140101AFI20240808BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】装置の体格が大きくなることを抑制できる車両用ドアロック装置を提供する。
【解決手段】ドアロック装置100は、ストライカに係止可能なフルラッチ位置及びストライカに係止不能なアンラッチ位置の間で回転するラッチ150と、フルラッチ位置に位置するラッチ150に係止することによりラッチ150のアンラッチ位置に向かう回転を規制する係止位置及びフルラッチ位置に位置するラッチから退避する解除位置の間で変位するポールと、クローズ方向に回転することによりラッチ150をフルラッチ位置に向けて駆動し、リリース方向R31に回転することによりポール160を解除位置に向けて駆動する駆動レバー170と、を備える。ラッチ150の回転軸線及び駆動レバー170の回転軸線は、第1方向D1に延びている。駆動レバー170は、ラッチ150及びポール160に対して、第1方向D1に並んでいる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有する車体及び前記開口部を開閉する開閉体の一方に設けられ、前記車体及び前記開閉体の他方に設けられるストライカに係止することにより、前記開口部を全閉する全閉位置に前記開閉体を拘束する車両用ドアロック装置であって、
前記ストライカに係止可能なフルラッチ位置及び前記ストライカに係止不能なアンラッチ位置の間で回転し、前記フルラッチ位置から前記アンラッチ位置に向けて付勢されるラッチと、
前記フルラッチ位置に位置する前記ラッチに係止することにより前記ラッチの前記アンラッチ位置に向かう回転を規制する係止位置及び前記フルラッチ位置に位置する前記ラッチから退避する解除位置の間で変位し、前記解除位置から前記係止位置に向けて付勢されるポールと、
クローズ方向に回転することにより前記ラッチを前記フルラッチ位置に向けて駆動し、リリース方向に回転することにより前記ポールを前記解除位置に向けて駆動する駆動レバーと、を備え、
前記ラッチの回転軸線の延びる方向を軸方向としたとき、
前記駆動レバーの回転軸線は、前記軸方向に延び、
前記駆動レバーは、前記ラッチと前記ポールとに対して、前記軸方向に並んでいる
車両用ドアロック装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ラッチは、前記駆動レバーの回転範囲に向かって延びるラッチ駆動軸を有し、
前記ポールは、前記駆動レバーの回転範囲に向かって延びるポール駆動軸を有し、
前記駆動レバーは、前記ラッチ駆動軸を介して前記ラッチを駆動し、前記ポール駆動軸を介して前記ポールを駆動する
請求項1に記載の車両用ドアロック装置。
【請求項3】
前記駆動レバーは、前記ポールを前記解除位置に向けて回転させるための力を前記ポール駆動軸に伝達不能な退避位置及び前記ポールを前記解除位置に向けて回転させるための力を前記ポール駆動軸に伝達可能な接近位置の間を前記軸方向に変位するものであり、前記クローズ方向に回転する場合には前記退避位置に変位する
請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
【請求項4】
前記軸方向において、前記駆動レバーを前記退避位置から前記接近位置に向けて付勢するレバースプリングを備え、
前記駆動レバーは、前記軸方向と交差する第1ポール摺動面を有し、
前記ポール駆動軸は、前記駆動レバーが前記クローズ方向に回転するときに、前記第1ポール摺動面と摺動することにより、前記駆動レバーを前記接近位置から前記退避位置に変位させる
請求項3に記載の車両用ドアロック装置。
【請求項5】
前記ラッチの回転範囲は、前記フルラッチ位置及び前記アンラッチ位置の間の位置であって、前記ストライカに係止可能なハーフラッチ位置を含み、
前記ポールは、前記係止位置において、前記ハーフラッチ位置に位置する前記ラッチに係止することにより前記ラッチの前記アンラッチ位置に向かう回転を規制し、前記解除位置において、前記ハーフラッチ位置に位置する前記ラッチから退避するものであり、
前記駆動レバーは、前記軸方向に沿う第2ポール摺動面を有し、
前記第2ポール摺動面は、前記駆動レバーが前記リリース方向に回転するときに、前記ポール駆動軸と摺動することにより、前記ポールを前記解除位置に変位させ、前記ラッチが少なくとも前記ハーフラッチ位置を過ぎるまで、前記ポールを前記解除位置に留める
請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
【請求項6】
前記ラッチの回転軸線及び前記駆動レバーの回転軸線は平行に延びており、
前記駆動レバーが前記クローズ方向に回転することにより前記ラッチが前記フルラッチ位置まで回転した状況下において、車両用ドアロック装置を前記軸方向から見た場合、前記ラッチ駆動軸は、前記ラッチの回転軸線及び前記駆動レバーの回転軸線を結ぶ線分の延長線上に位置している
請求項2に記載の車両用ドアロック装置。
【請求項7】
前記駆動レバーは、電気モータによって、前記クローズ方向及び前記リリース方向に駆動されるものであり、
車両用ドアロック装置を前記軸方向から見た場合において、前記駆動レバーの回転軸線から前記ラッチ駆動軸までの距離をアーム長としたとき、
前記駆動レバーが前記クローズ方向に回転する場合、前記アーム長は次第に短くなる
請求項2又は請求項6に記載の車両用ドアロック装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スライドドアを全閉位置で拘束するドアロック装置が記載されている。ドアロック装置は、ラッチと、ラッチスプリングと、ポールと、ポールスプリングと、クローズレバーと、オープンレバーと、アクティブレバーと、を備える。
【0003】
ラッチは、車体に設けられるストライカに係止するフルラッチ位置及びストライカに係止しないアンラッチ位置の間で回転する。ラッチスプリングは、ラッチをフルラッチ位置からアンラッチ位置に向かう方向に付勢している。ポールは、フルラッチ位置に位置するラッチに係止することによりラッチがフルラッチ位置からアンラッチ位置に向けて回転することを規制する規制位置及びフルラッチ位置に位置するラッチから退避する解除位置の間で回転する。ポールスプリングは、ポールを解除位置から係止位置に向かう方向に付勢している。
【0004】
クローズレバーは、アクティブレバーから伝達される動力に基づき、ラッチをフルラッチ位置に向けて回転させる。この場合、ラッチがアンラッチ位置からフルラッチ位置に回転するため、ラッチがストライカに係止する。例えば、クローズレバーは、スライドドアが全閉位置の近傍の位置まで閉作動された後に駆動される。これに対し、オープンレバーは、アクティブレバーから伝達される動力に基づき、ポールを解除位置に向けて回転させる。この場合、ラッチがフルラッチ位置からアンラッチ位置に回転するため、ラッチがストライカに係止しなくなる。つまり、スライドドアの全閉位置での車体に対する拘束が解除される。例えば、オープンレバーは、スライドドアを全閉位置から開作動する際に駆動される。
【0005】
アクティブレバーは、第1回転方向に回転することにより、オープンレバーを駆動することなく、クローズレバーを駆動する。また、アクティブレバーは、第1回転方向の逆方向である第2回転方向に回転することにより、クローズレバーを駆動することなく、オープンレバーを駆動する。アクティブレバーは、電気モータを駆動源として回転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-89186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のようなドアロック装置において、ラッチ及びポールの回転軸線は第1方向に延びている一方で、クローズレバー、オープンレバー及びアクティブレバーの回転軸線は第1方向とは異なる第2方向に延びている。また、ラッチ及びポールの設置位置は、クローズレバー、オープンレバー及びアクティブレバーの設置位置から離れている。こうした点で、上記のようなドアロック装置は、体格が大きくなりやすい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]上記課題を解決する車両用ドアロック装置は、開口部を有する車体及び前記開口部を開閉する開閉体の一方に設けられ、前記車体及び前記開閉体の他方に設けられるストライカに係止することにより、前記開口部を全閉する全閉位置に前記開閉体を拘束する車両用ドアロック装置であって、前記ストライカに係止可能なフルラッチ位置及び前記ストライカに係止不能なアンラッチ位置の間で回転し、前記フルラッチ位置から前記アンラッチ位置に向けて付勢されるラッチと、前記フルラッチ位置に位置する前記ラッチに係止することにより前記ラッチの前記アンラッチ位置に向かう回転を規制する係止位置及び前記フルラッチ位置に位置する前記ラッチから退避する解除位置の間で変位し、前記解除位置から前記係止位置に向けて付勢されるポールと、クローズ方向に回転することにより前記ラッチを前記フルラッチ位置に向けて駆動し、リリース方向に回転することにより前記ポールを前記解除位置に向けて駆動する駆動レバーと、を備え、前記ラッチの回転軸線の延びる方向を軸方向としたとき、前記駆動レバーの回転軸線は、前記軸方向に延び、前記駆動レバーは、前記ラッチと前記ポールとに対して、前記軸方向に並んでいる。
【0009】
車両用ドアロック装置において、ラッチの回転軸線及び駆動レバーの回転軸線は同方向に延びている。このため、ドアロック装置は、ラッチの回転軸線及び駆動レバーの回転軸線が交差する場合に比較して、駆動レバーからラッチに対する動力の伝達経路をシンプルに構成できる。また、駆動レバーは、ラッチとポールとに対して軸方向に並んでいる。このため、ドアロック装置は、軸方向において、駆動レバーをラッチ及びポールに対して接近させて配置できる。こうして、車両用ドアロック装置は、装置の体格が大きくなることを抑制できる。
【0010】
[態様2]前記ラッチは、前記駆動レバーの回転範囲に向かって延びるラッチ駆動軸を有し、前記ポールは、前記駆動レバーの回転範囲に向かって延びるポール駆動軸を有し、前記駆動レバーは、前記ラッチ駆動軸を介して前記ラッチを駆動し、前記ポール駆動軸を介して前記ポールを駆動する態様1に記載の車両用ドアロック装置。
(【0011】以降は省略されています)
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