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公開番号2025002489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102700
出願日2023-06-22
発明の名称ガス漏出検査装置およびガス漏出検査方法
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類G01M 3/00 20060101AFI20241226BHJP(測定;試験)
要約【課題】加湿器のガス漏出を検査する装置を提供する。
【解決手段】含水カソードオフガスの水分を奪い乾燥カソードガスに与える複数のセパレータを積層状態で備えた加湿器Hのガス漏れを流量計33で計測するガス漏出検査装置Aであって、加湿器Hを載置する第一ケース11と第二ケース12とを有し、加湿器Hを収容する密封構造のケース部10と、複数のセパレータのうち、乾燥カソードガスの給排を行う複数の第一開口部1a,1bと含水カソードオフガスの給排を行う複数の第二開口部1c,1dとに対応してケース部10に形成され、検査ガスを供給する複数の印加ポート15と、加湿器Hからケース部10の内部空間10Sに漏出した検査ガスを、ケース部10の外部に排出可能な検査ポート16と、を備え、検査ポート16は、複数のセパレータの積層方向に沿ったケース部10の側面に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池のカソード側に供給される乾燥カソードガスに対し、前記カソード側から排出される含水カソードオフガスの水分を奪い前記乾燥カソードガスに与える複数のセパレータを積層状態で備えた加湿器のガス漏れを流量計で計測するためのガス漏出検査装置であって、
前記加湿器を載置する第一ケースと当該第一ケースに接続される第二ケースとを有し、前記加湿器を収容する密封構造のケース部と、
複数の前記セパレータのうち、前記乾燥カソードガスの給排を行う複数の第一開口部と前記含水カソードオフガスの給排を行う複数の第二開口部とに対応して前記ケース部に形成され、検査ガスを前記加湿器に供給する複数の印加ポートと、
前記加湿器から前記ケース部の内部空間に漏出した前記検査ガスを、前記ケース部の外部に排出可能な検査ポートと、を備え、
前記検査ポートは、前記複数のセパレータの積層方向に沿った前記ケース部の側面に形成されているガス漏出検査装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
複数の前記第一開口部が、前記乾燥カソードガスを受け入れる取入開口と加湿された前記乾燥カソードガスを前記燃料電池に送り出す供給開口とを有しており、複数の前記第二開口部が、前記含水カソードオフガスを取り込む取得開口と水分が奪われた前記含水カソードオフガスを送り出す排出開口とを有しており、
複数の前記印加ポートは、前記取入開口及び前記供給開口の何れか一方と前記取得開口及び前記排出開口の何れか一方とに対向している請求項1に記載のガス漏出検査装置。
【請求項3】
前記印加ポートの流路断面積と比較して、前記検査ポートの流路断面積を小さく設定している請求項1に記載のガス漏出検査装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載のガス漏出検査装置を用いたガス漏出検査方法において、
前記第一ケースに前記加湿器を載置した状態で前記第二ケースを前記第一ケースに接続して、前記加湿器を前記ケース部の内部に収容する収容工程と、
前記印加ポートに前記検査ガスを加圧状態で供給する印加工程と、
前記検査ポートから送り出される前記検査ガスの流量を前記流量計で計測する計測工程とを、この順序で行うガス漏出検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス漏出検査装置およびガス漏出検査方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
燃料電池車(FCV)に搭載される燃料電池に加湿空気を供給する加湿器は、特許文献1にも記載されるように、複数のセパレータを積層した構成を有する。
【0003】
特許文献1では、板状で矩形のセパレータの4隅に供給口が形成されている。これらの供給口のうちセパレータの対角線の方向に配置される乾燥ガス側の一対の供給口の間に乾燥ガス側水交換部を配置している。これと同様に、他の対角線方向に配置される含水ガス側の一対の供給口の間に含水ガス側水交換部を配置している。
【0004】
特許文献1の加湿器は、板状のセパレータの一方の面に乾燥ガス側水交換部が形成され、他方の面に含水ガス側水交換部が配置されている。
【0005】
このように複数のセパレータを有する加湿器は、積層方向で隣り合うセパレータの間に水交換膜を挟み込む状態で複数のセパレータを積層している。従って、この構成の加湿器では、特許文献1において「仕切部」、「封止部」として示されるように複数のセパレータの間からガス(空気を含む)の漏出を防止するシール材を備える構成もあった。
【0006】
しかしながら、複数のセパレータの積層により加湿器を構成するものでは、セパレータの間にシールを備えていてもセパレータ同士の間隙からガスが漏出することも考えられる。このようにガスが漏出するものでは加湿器の性能低下を招くことになり、製品の性能チェックを行うため、あるいは、試作物の性能をチェックするため漏出量の適正な計測を必要とする。
【0007】
このような課題に対し、特許文献2には、漏出検査の対象が加湿器でないものの、液体容器から気体の漏れを定量的に測定する構成が記載されている。
【0008】
特許文献2は、チャンバー内に紙コップ等の液体容器を配置し、チャンバー内に空気を供給し、液体容器の壁部からチャンバー内に漏出した空気を外部の液体槽に導く構成を有するものである。また、特許文献2は、液体槽に空気が供給されることにより液体中に発生した気泡量を気泡センサで検出し、検出した気泡量と閾値とを比較することにより液体容器の良否を判定するコンピュータを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2022-80966号公報
特開2002-168725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1に記載される加湿器は、乾燥ガスとして空気を供給することにより、燃料電池のカソード側から送り出された含水ガスに含まれる水分を奪い、奪った水分を、空気に与えて加湿し、加湿された空気を燃料電池のカソード側に供給できるように構成されたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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