TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025008331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110415
出願日2023-07-05
発明の名称車両用シェード装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60J 7/00 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】高さ方向のコンパクト化を図ると共にシェードの可動範囲を容易に拡大することができる車両用シェード装置の提供。
【解決手段】本開示の車両用シェード装置は、車両のルーフに対して設けられるものであり、シェードと、当該シェードを巻き取る巻き取り部材と、当該巻き取り部材と同軸かつ一体に回転可能な巻回部材と、一端が巻回部材に固定されると共に当該巻回部材に巻回されるストリングと、当該ストリングを引っ張って巻回部材および巻き取り部材をシェードの巻き取り方向に回転させる駆動装置とを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シェードおよび前記シェードを巻き取る巻き取り部材を含み、車両のルーフに対して設けられる車両用シェード装置であって、
前記巻き取り部材と同軸かつ一体に回転可能な巻回部材と、
一端が前記巻回部材に固定されると共に前記巻回部材に巻回されるストリングと、
前記ストリングを引っ張って前記巻回部材および前記巻き取り部材を前記シェードの巻き取り方向に回転させる駆動装置と、
を備える車両用シェード装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用シェード装置において、
前記シェードの先端部に接続される第2ストリングを更に備え、
前記駆動装置は、前記第2ストリングを引っ張って前記シェードの前記先端部を前記巻き取り部材から離間させる車両用シェード装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用シェード装置において、
前記駆動装置が前記第2ストリングを引っ張って前記シェードの前記先端部を前記巻き取り部材から離間させるときに、前記第1ストリングは、前記シェードの前記先端部の移動に応じて前記巻き取り部材と一体に回転する前記巻回部材に巻き付けられる車両用シェード装置。
【請求項4】
請求項2に記載の車両用シェード装置において、
前記巻回部材は、前記巻き取り部材の対応する軸方向における端部に同軸に固定される少なくとも1つのスプールを含み、
前記ストリングの前記一端が、前記スプールに固定されると共に、前記ストリングが、前記スプールに巻回され、
前記シェードの前記先端部には、シェードバーが固定され、
前記第2ストリングが、前記シェードバーを介して前記シェードに接続される車両用シェード装置。
【請求項5】
請求項2から4の何れか一項に記載の車両用シェード装置において、
前記駆動装置は、軸心の周りに回転自在な単一のドラム部材と、前記ドラム部材を前記軸心の周りに正逆方向に回転させるモータとを含み、
前記ストリングは、前記ドラム部材が予め定められた第1方向に回転するときに、前記ドラム部材に巻き取られ、
前記第2ストリングは、前記ドラム部材が前記第1方向とは逆向きの第2方向に回転するときに、前記ドラム部材に巻き取られる車両用シェード装置。
【請求項6】
請求項2から4の何れか一項に記載の車両用シェード装置において、
前記駆動装置は、第1軸心の周りに回転自在な第1ドラム部材と、第2軸心の周りに回転自在な第2ドラム部材と、前記第1および第2ドラム部材を前記第1または第2軸心の周りに互いに同一方向または逆方向かつ正逆方向に回転させるための単一のモータとを含み、
前記ストリングは、前記第1ドラム部材が予め定められた第1引張方向に回転するときに、前記第1ドラム部材に巻き取られ、
前記第2ストリングは、前記第2ドラム部材が予め定められた第2引張方向に回転するときに、前記第2ドラム部材に巻き取られる車両用シェード装置。
【請求項7】
請求項2から4の何れか一項に記載の車両用シェード装置において、
前記駆動装置は、第1軸心の周りに回転自在な第1ドラム部材と、第2軸心の周りに回転自在な第2ドラム部材と、前記第1ドラム部材を前記第1軸心の周りに正逆方向に回転させる第1モータと、前記第2ドラム部材を前記第2軸心の周りに正逆方向に回転させる第2モータとを含み、
前記ストリングは、前記第1ドラム部材が予め定められた第1引張方向に回転するときに、前記第1ドラム部材に巻き取られ、
前記第2ストリングは、前記第2ドラム部材が予め定められた第2引張方向に回転するときに、前記第2ドラム部材に巻き取られる車両用シェード装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両のルーフに対して設けられる車両用シェード装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、遮光シート(シェード)と、当該遮光シートが巻き取り・引き出し可能に巻回される巻き取りローラと、一対のガイドフレームとを含むロールシェード装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このロールシェード装置では、遮光シートの引き出し側の端縁に、当該端縁に沿って延びるガーニッシュ(シェードバー)が連結されており、ガーニッシュの両端部には、対応するガイドフレームに沿って前後に摺動可能なランナ部が設けられている。ランナ部は、ギヤードケーブルに連結されており、当該ギヤードケーブルは、モータにより回転駆動される駆動ギヤに噛合する。また、巻き取りローラは、スプリング等を含む付勢機構を内蔵しており、遮光シートは、当該付勢機構により巻き取り側に常時付勢されている。モータを一方向に回転させると、ギヤードケーブルが巻き取りローラから離間するようにランナ部を移動させる。これにより、遮光シートが付勢機構からの付勢力に抗して巻き取りローラから引き出され、遮光シートが全閉状態となる。また、モータを逆方向に回転させると、ギヤードケーブルが巻き取りローラに接近するようにランナ部を移動させる。これにより、遮光シートが付勢機構からの付勢力により巻き取りローラに巻き取られ、遮光シートが全開状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-216124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のロールシェード装置では、付勢機構を内蔵することで巻き取りローラの外径が大きくなってしまい、高さ方向の寸法を小さくすることが困難になるので、搭載性が悪化してしまう。また、上記ロールシェード装置では、ガイドフレームによりギヤードケーブルの経路を規制することが必要になるが、摩擦抵抗等により損失が大きくなることから、ギヤードケーブルを駆動するモータを小型化して装置全体をコンパクト化することが困難になる。更に、遮光シートの可動範囲(遮蔽面積)を拡大する場合、付勢機構のスプリング等の応力を緩和するために当該スプリング等のサイズを大きくせざるを得ず、付勢機構ひいては巻き取りローラのサイズアップによりロールシェード装置の搭載性が悪化してしまう。
【0005】
そこで、本開示は、高さ方向のコンパクト化を図ると共にシェードの可動範囲を容易に拡大することができる車両用シェード装置の提供を主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用シェード装置は、シェードおよび前記シェードを巻き取る巻き取り部材を含み、車両のルーフに対して設けられるものであって、前記巻き取り部材と同軸かつ一体に回転可能な巻回部材と、一端が前記巻回部材に固定されると共に前記巻回部材に巻回されるストリングと、前記ストリングを引っ張って前記巻回部材および前記巻き取り部材を前記シェードの巻き取り方向に回転させる駆動装置とを含むものである。
【0007】
本開示の車両用シェード装置は、シェードを巻き取る巻き取り部材と同軸かつ一体に回転可能な巻回部材を含む。巻回部材には、細径のワイヤや糸といったストリングの一端が固定され、当該ストリングは、巻回部材に巻回される。そして、本開示の車両用シェード装置では、駆動装置によりストリングを引っ張って巻回部材および巻き取り部材をシェードの巻き取り方向に回転させることで、シェードを巻き取り部材に巻き取って開くことができる。これにより、シェードを巻き取り方向に付勢する付勢機構(リトラクタ)を巻き取り部材から省略可能になり、巻き取り部材を小径化することができる。また、ストリングを引っ張ってシェードを開く構成の採用により、付勢機構の制約からシェードの可動範囲が制限されることがなくなる。この結果、車両用シェード装置を高さ方向にコンパクト化して当該車両用シェード装置の搭載性を向上させると共に、シェードの可動範囲を容易に拡大することが可能になる。更に、付勢機構の省略により装置全体の軽量化や低コスト化を図ることができる。また、ストリングの経路を規制するための構造は、ギヤードケーブル等に比較して簡素化可能であり、それにより装置全体のコンパクト化を図ることができる。更に、ストリングの駆動に伴う損失もギヤードケーブル等に比較して軽減されるので、駆動装置の大型化を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の車両用シェード装置を備えた車両の要部を示す斜視図である。
本開示の車両用シェード装置を示す分解斜視図である。
本開示の車両用シェード装置を示す拡大断面図である。
本開示の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の他の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の他の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の他の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の更に他の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の更に他の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の他の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
本開示の他の車両用シェード装置を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示の車両用シェード装置(以下、単に「シェード装置」という。)1を含む車両Vを示す斜視図である。車両Vは、車体Fに固定されたフロントルーフパネルRfとリヤルーフパネルRrとの間に設けられたサンルーフ装置SRを含むものである。シェード装置1は、サンルーフ装置SRの透明な可動パネルPmおよび透明な固定パネルPfの下方に位置するように車体Fに取り付けられる。ただし、シェード装置1は、フロントルーフパネルRfとリヤルーフパネルRrとの間に設けられた固定式の透明ルーフ(ガラスルーフ)の下方に位置するように車体Fに取り付けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社アイシン
運転支援装置
2日前
株式会社アイシン
検知システム
2日前
株式会社アイシン
運転支援装置
2日前
株式会社アイシン
ドア支持装置
2日前
株式会社アイシン
マニホールド
8日前
株式会社アイシン
配送支援システム
2日前
株式会社アイシン
車輪踏面検査装置
8日前
株式会社アイシン
ディファレンシャル装置
2日前
株式会社アイシン
車両用のバッテリーケース
1日前
トヨタ自動車株式会社
運転者監視装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
監視装置、監視用コンピュータプログラム及び監視方法
2日前
株式会社アドヴィックス
車両制御装置及び車両制御プログラム
1日前
トヨタ自動車株式会社
眠気兆候通知装置、眠気兆候通知方法、および眠気兆候通知用コンピュータプログラム
2日前
株式会社アドヴィックス
曲率推定装置、車両制御装置及び曲率推定プログラム
1日前
個人
車両
2か月前
個人
眼科手術車
23日前
個人
授乳用車両
15日前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
15日前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
台車用車輪止め具
24日前
エムケー精工株式会社
洗車装置
3か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
24日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
15日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
24日前
続きを見る