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公開番号2024083017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197289
出願日2022-12-09
発明の名称車上サーバ及びデータ転送方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類H04N 7/18 20060101AFI20240613BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動体に搭載されたカメラによるデータをより的確に転送する。
【解決手段】軌道上を走行する移動体に搭載されたカメラの映像データを記録する映像記録装置から前記映像データを取得し、前記移動体以外に設置されたセンタ装置に前記映像データを転送する車上サーバであって、前記センタ装置から映像要求情報を取得した場合、前記移動体から、前記移動体の状態を示す移動体状態情報と前記移動体の運行計画を受信し、前記映像要求情報に対して前記移動体状態情報と前記運行計画を用いて、前記映像要求情報に該当するそれぞれの前記映像データについて転送期限を算出し、前記算出された転送期限の近いものから順に、該当する前記映像データを転送する制御を行い、前記転送は、前記映像記録装置から当該車上サーバへの転送、当該車上サーバから前記センタ装置への転送、の少なくともいずれか1つを含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
軌道上を走行する移動体に搭載されたカメラの映像データを記録する映像記録装置から前記映像データを取得し、前記移動体以外に設置されたセンタ装置に前記映像データを転送する車上サーバであって、
前記センタ装置から映像要求情報を取得した場合、前記移動体から、前記移動体の状態を示す移動体状態情報と前記移動体の運行計画を受信し、
前記映像要求情報に対して前記移動体状態情報と前記運行計画を用いて、前記映像要求情報に該当するそれぞれの前記映像データについて転送期限を算出し、
前記算出された転送期限の近いものから順に、該当する前記映像データを転送する制御を行い、
前記転送は、前記映像記録装置から当該車上サーバへの転送、当該車上サーバから前記センタ装置への転送、の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする車上サーバ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車上サーバにおいて、
前記映像要求情報は、映像の利用場所、利用目的、所属の少なくとも1つを含む情報であることを特徴とする車上サーバ。
【請求項3】
請求項1に記載の車上サーバにおいて、
前記移動体状態情報は、前記移動体の位置、速度、編成状態の少なくとも1つを含む情報であることを特徴とする車上サーバ。
【請求項4】
請求項1に記載の車上サーバにおいて、
前記映像要求情報は、映像の利用目的の情報を含み、前記利用目的に応じて選択的に前記転送期限の算出方式を変更することを特徴とする車上サーバ。
【請求項5】
請求項1に記載の車上サーバにおいて、
前記映像要求情報は、映像の利用場所の情報を含み、前記転送期限は、前記映像の利用場所の前記運行計画の着時刻を用いて算出することを特徴とする車上サーバ。
【請求項6】
請求項5に記載の車上サーバにおいて、
前記移動体状態情報は、前記移動体の位置と速度の情報を含み、前記運行計画の特定の場所毎の着時刻、発時刻、通過時刻のいずれかの時刻と、前記移動体状態情報による前記移動体の位置と速度情報を用いて前記運行計画に対する現在の前記移動体の遅延量を算出し、前記転送期限は、前記映像の利用場所の前記運行計画の着時刻に前記遅延量を足して算出することを特徴とする車上サーバ。
【請求項7】
請求項1記載の車上サーバにおいて、
前記映像要求情報は、映像の利用目的、所属の情報を含み、
あらかじめ定めた通信上限を超えないように前記映像の利用目的又は所属ごとに前記映像データの転送に関する指針を示す転送ポリシーを設定し、前記映像データの前記転送は前記転送ポリシーに従いながら前記転送期限の近いものから順に転送することを特徴とする車上サーバ。
【請求項8】
軌道上を走行する移動体に搭載されたカメラの映像データを記録する映像記録装置から前記映像データを取得し、前記移動体以外に設置されたセンタ装置に前記映像データを転送する車上サーバを用いたデータ転送方法であって、
前記センタ装置から映像要求情報を取得した場合、前記移動体から、前記移動体の状態を示す移動体状態情報と前記移動体の運行計画を受信するステップと、
前記映像要求情報に対して前記移動体状態情報と前記運行計画を用いて、前記映像要求情報に該当するそれぞれの前記映像データについて転送期限を算出するステップと、
前記算出された転送期限の近いものから順に、該当する前記映像データを転送する制御を行うステップとを含み、
前記転送は、前記映像記録装置から前記車上サーバへの転送、前記車上サーバから前記センタ装置への転送、の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とするデータ転送方法。
【請求項9】
請求項8に記載のデータ転送方法において、
前記映像要求情報は、映像の利用場所、利用目的、所属の少なくとも1つを含む情報であることを特徴とするデータ転送方法。
【請求項10】
請求項8に記載のデータ転送方法において、
前記移動体状態情報は、前記移動体の位置、速度、編成状態の少なくとも1つを含む情報であることを特徴とするデータ転送方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車上サーバ及びデータ転送方法に関し、特に、移動体に搭載されたカメラによるデータを転送するための車上サーバ及びデータ転送方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
列車等の移動体に搭載されたカメラで記録された映像データは、運行、旅客対応、保守等の様々な観点から、使用を希望する者は多数存在する。例えば、列車であれば、指令員、車両区、駅員、他の列車の運転士等である。近年、移動体に搭載するカメラの情報を扱う量は増加しており、移動体で撮影されたデータの転送量は増加の傾向である。
【0003】
特許文献1には、移動体の外部への転送時には、第2の録画装置は第1の録画装置からの映像データの録画を中断し、制御装置は前記第2の録画装置から重要度のランクが高い順に映像データを読み出す録画転送装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4603603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、移動体の車内間の通信路や移動体と地上間の通信路が十分でない場合は、移動体の多数のカメラで撮影した映像すべてを転送することには限界がある。このような場合、映像利用者にタイムリーに届けることができないことが想定される。さらに、移動体の車内間の通信路や移動体と地上間の通信路の通信量上限を上げることも考えられるが、この場合は相当のコストがかかる。また、既存の移動体にそのまま適応できない場合も存在する。
【0006】
特許文献1の録画転送装置では、移動体側の都合のみでの重要度のランク付けをしているため、利用者側がすぐに欲しい重要度の低いデータの転送が遅れてしまう。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みて、移動体に搭載されたカメラによるデータをより的確に転送する車上サーバ及びデータ転送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、代表的な本発明の車上サーバの一つは、軌道上を走行する移動体に搭載されたカメラの映像データを記録する映像記録装置から前記映像データを取得し、前記移動体以外に設置されたセンタ装置に前記映像データを転送する車上サーバであって、前記センタ装置から映像要求情報を取得した場合、前記移動体から、前記移動体の状態を示す移動体状態情報と前記移動体の運行計画を受信し、前記映像要求情報に対して前記移動体状態情報と前記運行計画を用いて、前記映像要求情報に該当するそれぞれの前記映像データについて転送期限を算出し、前記算出された転送期限の近いものから順に、該当する前記映像データを転送する制御を行い、前記転送は、前記映像記録装置から当該車上サーバへの転送、当該車上サーバから前記センタ装置への転送、の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする。
【0009】
さらに本発明のデータ転送方法の一つは、軌道上を走行する移動体に搭載されたカメラの映像データを記録する映像記録装置から前記映像データを取得し、前記移動体以外に設置されたセンタ装置に前記映像データを転送する車上サーバを用いたデータ転送方法であって、前記センタ装置から映像要求情報を取得した場合、前記移動体から、前記移動体の状態を示す移動体状態情報と前記移動体の運行計画を受信するステップと、前記映像要求情報に対して前記移動体状態情報と前記運行計画を用いて、前記映像要求情報に該当するそれぞれの前記映像データについて転送期限を算出するステップと、前記算出された転送期限の近いものから順に、該当する前記映像データを転送する制御を行うステップとを含み、前記転送は、前記映像記録装置から前記車上サーバへの転送、前記車上サーバから前記センタ装置への転送、の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車上サーバ及びデータ転送方法において、移動体に搭載されたカメラによるデータをより的確に転送できる。
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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