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公開番号2024082371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196171
出願日2022-12-08
発明の名称熱融着ボード製造装置、及び、混合装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/732 20120101AFI20240613BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】強度が強い熱融着ボードを得られないおそれがある。
【解決手段】熱融着ボード製造装置は、布を含む原料を解繊し、繊維材料を作成する解繊部と、繊維材料を輸送する材料供給管部と、繊維材料を加湿可能な加湿部と、繊維材料とは異なる材料を、繊維材料に混入して輸送する輸送管部と、輸送管部の一部において、材料、及び、繊維材料を混合して堆積繊維材料を作成する混合部と、堆積繊維材料を堆積させ、繊維集合体を成形する堆積部と、繊維集合体を加熱加圧して、熱融着ボードを成形する熱融着部と、加湿部を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
布を含む原料を解繊し、繊維材料を作成する解繊部と、
前記繊維材料を輸送する材料供給管部と、
前記繊維材料を加湿可能な加湿部と、
前記繊維材料とは異なる材料を、前記繊維材料に混入して輸送する輸送管部と、
前記輸送管部の一部において、前記材料、及び、前記繊維材料を混合して堆積繊維材料を作成する混合部と、
前記堆積繊維材料を堆積させ、繊維集合体を成形する堆積部と、
前記繊維集合体を加熱加圧して、熱融着ボードを成形する熱融着部と、
前記加湿部を制御する制御部と、を備える熱融着ボード製造装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記繊維材料に混入する前記材料は、熱溶融性を有する繊維形状の樹脂材料であり、前記樹脂材料の長尺方向の平均繊維長は1mm以上、20mm以下である、請求項1に記載の熱融着ボード製造装置。
【請求項3】
前記混合部はダクト部を備え、前記ダクト部は導入口部を有しており、前記導入口部の径が前記平均繊維長より大きい、請求項2に記載の熱融着ボード製造装置。
【請求項4】
前記ダクト部は排出口部を有しており、前記排出口部の径が前記平均繊維長より大きい、請求項3に記載の熱融着ボード製造装置。
【請求項5】
前記混合部はダクト部を備え、前記ダクト部は導入口部、及び、排出口部を有しており、
前記導入口部、及び、前記排出口部の成す角度は、85°以上、95°以下である、請求項1に記載の熱融着ボード製造装置。
【請求項6】
前記混合部はダクト部を備え、前記ダクト部内において湿度を検出するセンサーを有しており、
前記制御部は、前記センサーが検出した前記湿度に基づき、前記加湿部を制御する、請求項1に記載の熱融着ボード製造装置。
【請求項7】
前記加湿部は、前記混合部に対し、前記繊維材料を輸送する方向の上流に位置する、請求項1に記載の熱融着ボード製造装置。
【請求項8】
布を含む原料を解繊した繊維材料に、熱溶融性を有する繊維形状の樹脂材料を混入して輸送する輸送管部と、
前記輸送管部の一部において、前記樹脂材料、及び、前記繊維材料を混合して堆積繊維材料を作成する混合部と、を備え、
前記混合部は、
回転可能な円盤に複数のリブ状の羽根を有する羽根部と、
前記輸送管部を前記羽根部に向けて接続するダクト部と、を有し、
前記羽根部において、隣り合う前記羽根の間隔は、前記繊維材料、及び、前記樹脂材料の長尺方向の平均繊維長より大きい、混合装置。
【請求項9】
前記樹脂材料の長尺方向の平均繊維長は1mm以上、20mm以下である、請求項8に記載の混合装置。
【請求項10】
前記ダクト部は、前記輸送管部に接続する導入口部を有しており、前記導入口部の径が前記平均繊維長より大きい、請求項9に記載の混合装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱融着ボード製造装置、及び、混合装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、ニードルパンチ機を用いて繊維と樹脂とを混合し、熱融着ボードを製造する装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-25857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の装置では、特に短繊維では繊維と樹脂とを十分に混合できないおそれがあり、強度が強い熱融着ボードを得られないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
熱融着ボード製造装置は、布を含む原料を解繊し、繊維材料を作成する解繊部と、前記繊維材料を輸送する材料供給管部と、前記繊維材料を加湿可能な加湿部と、前記繊維材料とは異なる材料を、前記繊維材料に混入して輸送する輸送管部と、前記輸送管部の一部において、前記材料、及び、前記繊維材料を混合して堆積繊維材料を作成する混合部と、前記堆積繊維材料を堆積させ、繊維集合体を成形する堆積部と、前記繊維集合体を加熱加圧して、熱融着ボードを成形する熱融着部と、前記加湿部を制御する制御部と、を備える。
【0006】
混合装置は、布を含む原料を解繊した繊維材料に、熱溶融性を有する繊維形状の樹脂材料を混入して輸送する輸送管部と、前記輸送管部の一部において、前記樹脂材料、及び、前記繊維材料を混合して堆積繊維材料を作成する混合部と、を備え、前記混合部は、回転可能な円盤に複数のリブ状の羽根を有する羽根部と、前記輸送管部を前記羽根部に向けて接続するダクト部と、を有し、前記羽根部において、隣り合う前記羽根の間隔は、前記繊維材料、及び、前記樹脂材料の長尺方向の平均繊維長より大きい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
熱融着ボード製造装置、及び、混合装置の構成を示す模式図。
積層される表面シート、及び、第2繊維集合体を示す断面図。
熱融着ボードを示す断面図。
混合部の斜視図。
混合部を、回転軸の延設方向から見たときの断面図。
混合部を、回転軸の延設方向に対する垂直方向から見たときの断面図。
混合部の羽根部を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.熱融着ボード製造装置の構成
実施形態に係る熱融着ボード製造装置1について、図1~図3を参照して説明する。なお、図1~図3における方向を、三次元座標系を用いて説明する。説明の便宜上、Z軸の正方向を上方向、上方、又は単に上と称し、負方向を下方向、下方、又は単に下と称し、Y軸の正方向を右方向、右方、又は単に右と称し、負方向を左方向、左方、又は単に左と称し、X軸の正方向を前方向、前方、又は単に前と称し、負方向を後方向、後方、又は単に後と称して説明する。
なお、以下では、熱融着ボード製造装置1を、単に製造装置1と称することとする。
【0009】
図1に示すように、製造装置1は、原料OPから熱融着ボードS4を成形していく順に配置される、原料供給部5、粗砕部10、解繊部30、加湿部190、第1樹脂成分ホッパー13、混合部300、堆積部100、形状維持シート供給ローラー81、形状維持シート搬送部120、バッファー部140、第1熱融着部150、第1冷却部180、第1切断部160、積層部130、搬送部133、第2熱融着部153、第2冷却部181、第2切断部161を含んで構成される。
なお、以下では、この順に従って、上位にある位置及び方向を上流と称し、下位にある位置及び方向を下流と称する。
【0010】
さらに、製造装置1は制御部200を備える。制御部200は、製造装置1の各部を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)、入出力を管理するUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、論理回路であるFPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)、記憶部などを含んで構成されている。CPUはプロセッサーともいう。
記憶部は、書き換え可能な不揮発性メモリーであるフラッシュROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、揮発性メモリーであるRAM(Random Access Memory)などを含んで構成されている。
制御部200のCPUは、記憶部の不揮発性メモリーに記憶されたファームウェアなどのプログラムを読み出し、記憶部の揮発性メモリーを作業領域として用いて、各種の処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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