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公開番号2024081204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022194654
出願日2022-12-06
発明の名称画像記録装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240611BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】高速印刷を行った場合においても、インクが拍車などのメカ機構に付着したり、インクが浸透媒体に再転写されたりすることが抑制される画像記録装置を提供する。
【解決手段】画像記録装置10は、第1搬送ローラ対36と、浸透媒体Sにインクを吐出する記録ヘッド38と、記録ヘッド38よりも搬送方向の下流に位置しており、第1搬送ローラ対36によって搬送される浸透媒体Sを支持する上面22を有するヒータ39と、ヒータ39の上方に位置する第1拍車81Cと、ヒータ39よりも搬送方向の下流に位置する第2搬送ローラ対40と、を備える。第2搬送ローラ対40は、浸透媒体Sを挟持するローラ40Aおよび第2拍車40Bを有する。ローラ40Aと第2拍車40Bとが接触するニップ点A1は、ヒータ39の上面22よりも下方に位置している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
インクが浸透可能な浸透媒体を搬送方向に搬送する第1搬送ローラ対と、
浸透媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
上記記録ヘッドよりも上記搬送方向の下流に位置しており、上記第1搬送ローラ対によって搬送される浸透媒体を支持する上面を有するヒータと、
上記ヒータの上方に位置する第1拍車と、
上記ヒータよりも上記搬送方向の下流に位置しており、浸透媒体を搬送方向に搬送する第2搬送ローラ対と、を備えており、
上記第2搬送ローラ対は、浸透媒体を挟持するローラおよび第2拍車を有しており、
上記ローラと上記第2拍車とが接触するニップ点は、上記ヒータの上面よりも下方に位置している画像記録装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
上記インクは、
浸透媒体が上記第1拍車に到達する前に第1の乾燥が進行し、
浸透媒体が上記ヒータに到達してから上記第2拍車に到達する前までの間に上記ヒータによる加熱により第2の乾燥が進行するものである請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
上記記録ヘッドは、上記搬送方向に沿って並んでおり、上記インクを吐出する複数のノズルを有しており、
上記ヒータは、上記上面が加熱されるように構成されており、
上記上面における上記搬送方向の最下流に位置するヒータ下流端と上記第2拍車との間の上記搬送方向に沿った第1距離は、上記複数のノズルのうち上記搬送方向の最下流に位置する下流端ノズルと上記第1拍車との間の上記搬送方向に沿った第2距離よりも短い請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
上記ヒータの上方に位置しており、上記第1拍車よりも上記搬送方向の下流に位置する第3拍車を備える請求項3に記載の画像記録装置。
【請求項5】
上記上面における上記搬送方向の最上流に位置するヒータ上流端と上記ヒータ下流端との間の上記搬送方向に沿った第3距離は、上記第1拍車と上記第3拍車との間の上記搬送方向に沿った第4距離よりも長く、
上記第1拍車は、上記ヒータ上流端よりも上記搬送方向の下流に位置する請求項4に記載の画像記録装置。
【請求項6】
上記インクは、少なくとも水と樹脂微粒子と界面活性剤と色材としての顔料を含有する請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項7】
上記ヒータと上下方向に対向しており、上記第1拍車を回転可能に支持するヒータカバーを更に備えており、
上記ヒータカバーの上記搬送方向に沿った第1長さは、上記ヒータの上記搬送方向に沿った第2長さよりも長い請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
【請求項8】
浸透媒体を搬送方向に搬送する第1搬送ローラ対と、
浸透媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
上記記録ヘッドよりも上記搬送方向の下流に位置しており、上記第1搬送ローラ対によって搬送される浸透媒体を支持する上面を有するヒータと、
上記ヒータの上方に位置する第1拍車と、
上記ヒータと上下方向に対向しており、上記第1拍車を回転可能に支持するヒータカバーと、を備えており、
上記ヒータカバーの搬送方向に沿った第1長さは、上記ヒータの搬送方向に沿った第2長さよりも長い画像記録装置。
【請求項9】
上記ヒータよりも上記搬送方向の下流に位置しており、浸透媒体を搬送方向に搬送する第2搬送ローラ対を更に備えており、
上記第2搬送ローラ対は、浸透媒体を挟持するローラおよび第2拍車を有しており、
上記インクは、
浸透媒体が上記第1拍車に到達する前に第1の乾燥が進行し、
浸透媒体が上記ヒータに到達してから上記第2拍車に到達する前までの間に第2の乾燥が進行するものである請求項8に記載の画像記録装置。
【請求項10】
上記記録ヘッドは、上記搬送方向に沿って並んでおり、上記インクを吐出する複数のノズルを有しており、
上記ヒータは、上記上面が加熱されるように構成されており、
上記上面における上記搬送方向の最下流に位置するヒータ下流端と上記第2拍車との間の上記搬送方向に沿った第1距離は、上記複数のノズルのうち上記搬送方向の最下流に位置する下流端ノズルと上記第1拍車との間の上記搬送方向に沿った第2距離よりも短い請求項9に記載の画像記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浸透媒体に画像を記録する画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インク等の液体が浸透可能な紙媒体等の浸透媒体に画像を記録する画像記録装置として、例えば、特許文献1に記載されたインクジェット式の記録装置が知られている。特許文献1の記録装置は、液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドよりも搬送方向の下流に位置するヒータと、ヒータの上方に位置する上流側ローラおよび駆動ローラと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-69531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の記録装置では、印刷速度を速くすると印刷されたインクが完全に乾燥する前に装置内で搬送が行われる可能性がある。また、特許文献1に記載の記録装置では、浸透媒体を搬送方向に搬送する駆動ローラがヒータの上方に位置する。そのため、インクが完全に乾燥する前に浸透媒体が駆動ローラに接触することにより、駆動ローラがインクで汚れたり、駆動ローラに付着したインクが浸透媒体に再転写され、浸透媒体を汚す可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、高速印刷を行った場合においても、インクが拍車などのメカ機構に付着したり、インクが浸透媒体に再転写されたりすることが抑制される画像記録装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る画像記録装置は、インクが浸透可能な浸透媒体を搬送方向に搬送する第1搬送ローラ対と、浸透媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、上記記録ヘッドよりも上記搬送方向の下流に位置しており、上記第1搬送ローラ対によって搬送される浸透媒体を支持する上面を有するヒータと、上記ヒータの上方に位置する第1拍車と、上記ヒータよりも上記搬送方向の下流に位置しており、浸透媒体を搬送方向に搬送する第2搬送ローラ対と、を備える。上記第2搬送ローラ対は、浸透媒体を挟持するローラおよび第2拍車を有する。上記ローラと上記第2拍車とが接触するニップ点は、上記ヒータの上面よりも下方に位置している。
【0007】
第1搬送ローラ対によって搬送される浸透媒体がヒータの上面に対して上方へ浮き上がっても、その浸透媒体は第1拍車によって位置規制される。このため、ヒータから浸透媒体に熱が伝わりやすい。ローラと第2拍車とが接触するニップ点が、ヒータの上面よりも下方に位置するので、浸透媒体がヒータの下流端側に接触しやすい。このため、浸透媒体にヒータからの熱が伝わりやすい。したがって、浸透媒体に吐出されたインクが乾燥しやすい。第2拍車は、ヒータよりも搬送方向の下流に位置するので、ヒータの上方に位置する場合に比べて、インクの乾燥が進んだ状態で浸透媒体に接触する。このため、第2拍車にインクが付着しにくい。第2拍車と浸透媒体との接触面積は、ローラと浸透媒体との接触面積よりも小さいので、ヒータによって加熱されたインクが十分に乾燥していなくても、第2拍車にインクが付着しにくい。このため、第2拍車から浸透媒体へインクが再転写されることが抑制される。第2搬送ローラ対が設けられない場合に比べて、搬送路における記録ヘッドと対向する位置から搬送路の下流端までの距離が長くなるので、浸透媒体に吐出されたインクの乾燥時間が確保される。したがって、高速印刷を行った場合においても、インクが第2拍車などのメカ機構に付着したり、インクが浸透媒体に再転写されたりすることが抑制される。
【0008】
(2)上記インクは、浸透媒体が上記第1拍車に到達する前に第1の乾燥が進行し、浸透媒体が上記ヒータに到達してから上記第2拍車に到達する前までの間に上記ヒータによる加熱により第2の乾燥が進行するものであってもよい。
【0009】
浸透媒体に吐出されたインクが浸透媒体に浸透することにより、第1の乾燥が進行するので、第1拍車にインクが付着されることが抑制される。さらに、ヒータによる加熱によってインクの第2の乾燥が進行するので、第2拍車にインクが付着されることが抑制される。
【0010】
(3)上記記録ヘッドは、上記搬送方向に沿って並んでおり、上記インクを吐出する複数のノズルを有してもよい。上記ヒータは、上記上面が加熱されるように構成されてもよい。上記上面における上記搬送方向の最下流に位置するヒータ下流端と上記第2拍車との間の上記搬送方向に沿った第1距離は、上記複数のノズルのうち上記搬送方向の最下流に位置する下流端ノズルと上記第1拍車との間の上記搬送方向に沿った第2距離よりも短くてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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