TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024080213
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-13
出願番号
2022193216
出願日
2022-12-02
発明の名称
具材入りケーキ類の製造方法
出願人
松谷化学工業株式会社
代理人
主分類
A21D
10/00 20060101AFI20240606BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】 フルーツや豆などの具材入りケーキ類の製造において、生地上部に散らしたり、生地に混ぜ込んだりした具材が焼成・蒸し工程で型底に沈むことにより、見た目が悪くなり、商品価値の低下を招くことが問題となっている。本発明の目的は食感や作業性を損なうことなく、具材入りケーキ類の具材の沈降を防止する方法及び具材の沈降が防止された具材入りケーキ類の製造方法を提供することにある。
【解決手段】 生地原料の糖類をD-アルロースに置き換えることにより、食感や作業性を損なうことなく、具材入りケーキ類の具材の沈降を防止することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
D-アルロースを含むバッター生地を調製し、加熱工程前に、そのバッター生地100質量部に対して、かさ比重0.2~2.5g/cm
3
である具材1~50質量部を混ぜ込む又はトッピングする工程を含む、具材入りケーキ類の製造方法。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
D-アルロースを1.25~27.0%で含む、請求項1記載の具材入りケーキ類の製造方法。
【請求項3】
D-アルロースを含むバッター生地を調製し、加熱工程前に、そのバッター生地100質量部に対して、かさ比重0.2~2.5g/cm
3
である具材1~50質量部を混ぜ込む又はトッピングする、具材入りケーキ類の具材の沈降防止方法。
【請求項4】
D-アルロースを1.25~27.0%で添加する、請求項3記載の具材入りケーキ類の具材の沈降防止方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フルーツや豆などの具材の沈降が防止された具材入りケーキ類の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
フルーツや豆などの具材入りケーキ類の製造において、生地上部に散らしたり、生地に混ぜ込んだりした具材が焼成・蒸し工程で型底に沈むことにより、見た目が悪くなり、商品価値の低下を招くことが問題となっている。
【0003】
これまでに、具材の沈降を防止することを目的として、焼菓子の生地中にα化穀粉を2~30質量%含む穀粉を配合する、具材入り焼菓子の製造方法(特許文献1)が開示されている。また、具材が均一に分散し見栄えに優れたケーキ類を提供するために、特定量の粉末油脂とキサンタンガムやタマリンドガムなどの天然糊料とを配合することを特徴とする、具材混入用プレミックス粉(特許文献2)が提案されている。さらに、特定の長径/短径比及び比重を有する具材とセルロースとを含有させることにより、具材が均一に分散したベーカリー製品(特許文献3)も知られている。
【0004】
しかし、α化穀粉やキサンタンガムなどの天然糊料を配合すると生地粘度が上昇して生地比重が大きくなるため、具材の沈降を防ぐことは可能となるが、一方で粘度上昇により生地がベタつくため、作業性が低下し、食感が重くなるといった問題が生じる。また、セルロースの添加もケーキ類がボソボソとした食感となり、必ずしも好ましいものとはいえない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-168391号公報
特開平1-312958号公報
特開2013-226103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、食感や作業性を損なうことなく具材の沈降が防止された具材入りケーキ類の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、かかる課題を解決すべく種々検討したところ、生地原料の糖類をD-アルロースに置き換えることにより、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は、以下の[1]~[4]から構成される。
[1]D-アルロースを含むバッター生地を調製し、加熱工程前に、そのバッター生地100質量部に対して、かさ比重0.2~2.5g/cm
3
である具材1~50質量部を混ぜ込む又はトッピングする工程を含む、具材入りケーキ類の製造方法。
[2]D-アルロースを1.25~27.0%で含む、前記[1]に記載の具材入りケーキ類の製造方法。
[3]D-アルロースを含むバッター生地を調製し、加熱工程前に、そのバッター生地100質量部に対して、かさ比重0.2~2.5g/cm
3
である具材1~50質量部を混ぜ込む又はトッピングする、具材入りケーキ類の具材の沈降防止方法。
[4]D-アルロースを1.25~27.0%で添加する、前記[3]に記載の具材入りケーキ類の具材の沈降防止方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の製造方法によれば、その食感や作業性を損なうことなく、具材の沈降が防止又は抑制された具材入りケーキ類を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
具材の沈降防止効果の評価方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社日本麺機
製麺機
5か月前
理研ビタミン株式会社
ケーキの製造方法
2か月前
株式会社飯田製作所
食品生地搬送装置
5か月前
エムケー精工株式会社
羽根および食品調整装置
3か月前
個人
クッキーの製造方法
2か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺帯カット装置
1か月前
三鈴工機株式会社
トロエレベータ
3か月前
日本製紙株式会社
ケーキおよびケーキの製造方法
5か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺帯の厚み測定装置
1か月前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品の製造方法
1か月前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品の製造方法
1か月前
株式会社カネカ
冷凍用パン生地
1か月前
株式会社ニチレイフーズ
麺食品を製造する方法
3か月前
株式会社New Innovations
食品製造装置
5か月前
地方独立行政法人 岩手県工業技術センター
菓子成型器
25日前
日油株式会社
製菓用改質剤
3か月前
日油株式会社
製パン用改質剤
5か月前
山崎製パン株式会社
蒸しパンの製造方法
5か月前
松谷化学工業株式会社
パン類、及びパン類の伸びを増大させる方法
1か月前
日油株式会社
ピザ生地用改質剤
1か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺線群の蒸煮・搬送装置及び蒸煮方法
1か月前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品用小麦粉
1か月前
株式会社飯田製作所
串刺食品製造装置および串刺食品製造システム
1か月前
スパーシオ株式会社
圧延ローラの製造方法及び圧延ローラ
2か月前
株式会社ADEKA
製パンフィリング用焼菓子生地
3か月前
合同会社PlusenNa
パン酵母種に関わる酵母以外の原料の組成及び製造法
3か月前
株式会社ニップン
白いドーナツ及び製造方法
3か月前
株式会社ADEKA
ベーカリー生地、及びベーカリー食品
1か月前
日清製粉プレミックス株式会社
包餡ドーナツ用ミックス
3か月前
ユーハ味覚糖株式会社
長期保存可能なパン様食品組成物
4か月前
株式会社ニップン
ケーキドーナツの食感改善剤
5か月前
日東富士製粉株式会社
カヌレ用ミックス及びカヌレの製造方法
3か月前
学校法人 尚絅学園
イヌリンを発酵させて製造されたパン、パン生地およびパンの製造方法
1か月前
タマムラデリカ株式会社
麺線の製造装置及び麺線の製造方法
3か月前
株式会社福盛ドゥ
冷凍パン生地を用いたパンの製造システム
3か月前
株式会社クボタ
パンまたはパン生地
26日前
続きを見る
他の特許を見る