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公開番号2024071148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181943
出願日2022-11-14
発明の名称重合性組成物
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08F 290/14 20060101AFI20240517BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】重合性組成物の調製後における反応開始温度の経時変化を抑制することが可能な重合性組成物を提供する。
【解決手段】重合性化合物を含有する重合性組成物であって、光酸発生剤と、酸成分と、を含有する、重合性組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合性化合物を含有する重合性組成物であって、
光酸発生剤と、酸成分と、を含有する、重合性組成物。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記光酸発生剤が、ボレートアニオンを有するホウ素塩を含む、請求項1に記載の重合性組成物。
【請求項3】
前記ホウ素塩がスルホニウムカチオンを更に有する、請求項2に記載の重合性組成物。
【請求項4】
前記スルホニウムカチオンが、硫黄原子に結合するアリール基を有する、請求項3に記載の重合性組成物。
【請求項5】
前記光酸発生剤の含有量が0.01~20.00質量%である、請求項1~4のいずれか一項に記載の重合性組成物。
【請求項6】
前記酸成分がリン化合物を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の重合性組成物。
【請求項7】
前記酸成分が、P=O(OH)構造を有するリン化合物を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の重合性組成物。
【請求項8】
前記酸成分の含有量が0.01~10.00質量%である、請求項1~4のいずれか一項に記載の重合性組成物。
【請求項9】
前記光酸発生剤の含有量に対する前記酸成分の含有量の質量比が0.01~10.00である、請求項1~4のいずれか一項に記載の重合性組成物。
【請求項10】
前記重合性化合物が(メタ)アクリレート化合物を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の重合性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、重合性組成物等に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、各種機器の製造に際して、重合性組成物が各種部材の接着に用いられている。例えば、下記特許文献1では、重合性化合物を含有する熱硬化性組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-156522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者の知見によれば、各成分を混合して重合性組成物を調製してから時間が経過した後に重合性組成物を熱硬化させると、重合性組成物の調製直後と比較して反応開始温度が変化する場合がある。そのため、重合性組成物に対しては、当該重合性組成物の調製後における反応開始温度の経時変化を抑制する手法が求められる。
【0005】
本開示の一側面は、重合性組成物の調製後における反応開始温度の経時変化を抑制することが可能な重合性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、いくつかの側面において、下記の[1]~[11]等に関する。
[1]重合性化合物を含有する重合性組成物であって、光酸発生剤と、酸成分と、を含有する、重合性組成物。
[2]前記光酸発生剤が、ボレートアニオンを有するホウ素塩を含む、[1]に記載の重合性組成物。
[3]前記ホウ素塩がスルホニウムカチオンを更に有する、[2]に記載の重合性組成物。
[4]前記スルホニウムカチオンが、硫黄原子に結合するアリール基を有する、[3]に記載の重合性組成物。
[5]前記光酸発生剤の含有量が0.01~20.00質量%である、[1]~[4]のいずれか一つに記載の重合性組成物。
[6]前記酸成分がリン化合物を含む、[1]~[5]のいずれか一つに記載の重合性組成物。
[7]前記酸成分が、P=O(OH)構造を有するリン化合物を含む、[1]~[6]のいずれか一つに記載の重合性組成物。
[8]前記酸成分の含有量が0.01~10.00質量%である、[1]~[7]のいずれか一つに記載の重合性組成物。
[9]前記光酸発生剤の含有量に対する前記酸成分の含有量の質量比が0.01~10.00である、[1]~[8]のいずれか一つに記載の重合性組成物。
[10]前記重合性化合物が(メタ)アクリレート化合物を含む、[1]~[9]のいずれか一つに記載の重合性組成物。
[11]有機過酸化物を更に含有する、[1]~[10]のいずれか一つに記載の重合性組成物。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一側面によれば、重合性組成物の調製後における反応開始温度の経時変化を抑制することが可能な重合性組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について詳細に説明する。但し、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0009】
本明細書において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。数値範囲の「A以上」とは、A、及び、Aを超える範囲を意味する。数値範囲の「A以下」とは、A、及び、A未満の範囲を意味する。本明細書に段階的に記載されている数値範囲において、ある段階の数値範囲の上限値又は下限値は、他の段階の数値範囲の上限値又は下限値と任意に組み合わせることができる。本明細書に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実験例に示されている値に置き換えてもよい。「A又はB」とは、A及びBのどちらか一方を含んでいればよく、両方とも含んでいてもよい。本明細書に例示する材料は、特に断らない限り、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート、及び、それに対応するメタクリレートの少なくとも一方を意味する。「(メタ)アクリル」等の他の類似の表現においても同様である。(メタ)アクリレート化合物の含有量は、アクリレート化合物及びメタクリレート化合物の合計量を意味する。「アルキル基」は、特に断らない限り、直鎖状、分岐又は環状のいずれであってもよい。「重合性組成物の全質量」は、重合性組成物の固形分の全質量を対象とする。重合性組成物の固形分は、揮発し得る揮発分(水、有機溶媒等)を除いた不揮発分を指す。すなわち、当該固形分は、重合性組成物の乾燥において揮発せずに残る成分を指し、25℃で液状、水飴状、ワックス状等の成分も含む。
【0010】
本明細書において、「重量平均分子量」は、下記測定条件のゲル浸透クロマトグラフ(GPC)により、標準ポリスチレンを用いた検量線から換算することにより測定できる。
(測定条件)
装置:東ソー株式会社製、GPC-8020
検出器:東ソー株式会社製、RI-8020
カラム:昭和電工マテリアルズ株式会社製、Gelpack GL-A-160-S+GL-A150
試料濃度:120mg/3mL
溶媒:テトラヒドロフラン
注入量:60μL
圧力:294×10

Pa(30kgf/cm


流量:1.00mL/min
(【0011】以降は省略されています)

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