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公開番号2024065134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2021047656
出願日2021-03-22
発明の名称シートまたはフィルム
出願人三井化学株式会社
代理人個人
主分類C08L 23/20 20060101AFI20240508BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】ブロッキングが抑制されたシートまたはフィルムを提供する。
【解決手段】本発明のシートまたはフィルムは、4-メチル-1-ペンテン系重合体(A1)、スチレン系エラストマー(A2)からなる群より選択される1種以上の重合体を含む重合体(A)と、シリル化ポリオレフィン(B)と、を含む組成物からなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
4-メチル-1-ペンテン系重合体(A1)、スチレン系エラストマー(A2)からなる群より選択される1種以上の重合体を含む重合体(A)と
シリル化ポリオレフィン(B)と、
を含む組成物からなるシートまたはフィルム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記シートまたはフィルムの動的粘弾性の温度依存性を測定して得られる損失正接tanδの最大値は、0℃~50℃の温度範囲において0.6以上である、請求項1に記載のシートまたはフィルム。
【請求項3】
前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A1)は、4-メチル-1-ペンテンに由来する構成単位(a1)と、前記4-メチル-1-ペンテン以外の炭素数2~20のα-オレフィンに由来する構成単位(a2)とが合計で100モル%であり、
構成単位(a1)を60モル%~99モル%、及び構成単位(a2)を1モル%~40モル%含む、請求項1または2に記載のシートまたはフィルム。
【請求項4】
前記スチレン系エラストマー(A2)は、水素添加スチレン系エラストマーを含み、
前記水素添加スチレン系エラストマー100質量%における、スチレンに由来する単量体単位の割合が5質量%~80質量%である、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のシートまたはフィルム。
【請求項5】
前記重合体(A)は、4-メチル-1-ペンテンに由来する構成単位(a1)と、前記4-メチル-1-ペンテン以外の炭素数2~20のα-オレフィンに由来する構成単位(a2)とが合計で100モル%である共重合体を含み、
前記共重合体は、構成単位(a1)を60モル%~99モル%、及び構成単位(a2)を1モル%~40モル%含む、請求項1又は請求項2に記載のシートまたはフィルム。
【請求項6】
前記シリル化ポリオレフィン(B)は、下記一般式(1)で表されるシリル化ポリオレフィンを含む、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のシートまたはフィルム。
TIFF
2024065134000006.tif
29
153
(前記一般式(1)において、A

、A

およびA

は各々独立に、ポリオレフィン鎖または炭素数1~20の炭化水素基である。Rは炭素数1~20の炭化水素基である。各Rは同一でも異なっていてもよい。mは1~10,000の整数である。A

が複数存在する場合、各A

は同一でも異なっていてもよい。ただし、A

、A

、A

のうち、少なくとも1つはポリオレフィン鎖を表す。)
【請求項7】
前記重合体(A)100質量部に対し、前記シリル化ポリオレフィン(B)を0.5~10質量部の割合で含む、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載のシートまたはフィルム。
【請求項8】
請求項1~請求項7のいずれか一項に記載のシートまたはフィルム(L1)と、
熱可塑性エラストマーを含む層からなるシートまたはフィルム(L2)と、
が積層された、積層体。
【請求項9】
前記シートまたはフィルム(L1)は、
4-メチル-1-ペンテンに由来する構成単位(a1)と、前記4-メチル-1-ペンテン以外の炭素数2~20のα-オレフィンに由来する構成単位(a2)とが合計で100モル%である共重合体を含み、
前記共重合体は、構成単位(a1)を60モル%~99モル%、及び構成単位(a2)を1モル%~40モル%含む、請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
前記シートまたはフィルム(L1)と前記シートまたはフィルム(L2)とが合計で3層以上積層されており、
少なくとも一方の外層がシートまたはフィルム(L1)である、請求項9又は請求項10に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートまたはフィルムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
重合体より成形されるシートまたはフィルムは、一般的にブロッキング(固体面どうしが密着し、相互の材料が連続したようになる現象)を生じ易く、例えば、シートの原反(シートをロール状に巻き重ねたもの)において、原反からシートが巻き出せなくなる。また、シートを重ねた状態で裁断する場合など、裁断時の圧着によりシート間にブロッキングが生じ、シートどうしがくっついてはがせなくなってしまう。そのため、従来から問題になり種々の対策が行われてきた。
上記ブロッキングを抑制する方法として、例えば、オレフィン系共重合体に、アンチブロッキング剤(粘着防止剤)を混合する方法がある(特許文献1、2)。
【0003】
そのような方法として、特許文献1には、オレフィン系共重合体にシリカ、ゼオライトを添加したシート用ポリオレフィン系樹脂組成物が開示されている。
特許文献2には、オレフィン系共重合体にアルキレンビス飽和高級脂肪酸アミドを添加したポリエチレン系樹脂組成物およびそれを用いたシートおよびそれを用いたフィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平04-220443号公報
特開平08-269268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者による検討の結果、上記アンチブロッキング剤の添加による方法でも、シートまたはフィルムのブロッキングの抑制効果が不十分であることが明らかとなった。
【0006】
本実施形態は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ブロッキングが抑制されたシートまたはフィルムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討した。その結果、所定の重合体に対して、シリル化ポリオレフィンを配合することにより、ブロッキングが抑制されたシートまたはフィルムを得ることができることを見出して、本実施形態を完成させた。
【0008】
すなわち、本実施形態によれば、以下に示すシートまたはフィルムが提供される。
【0009】
[1] 4-メチル-1-ペンテン系重合体(A1)、スチレン系エラストマー(A2)からなる群より選択される1種以上の重合体を含む重合体(A)と
シリル化ポリオレフィン(B)と、
を含む組成物からなるシートまたはフィルム。
[2] 前記シートまたはフィルムの動的粘弾性の温度依存性を測定して得られる損失正接tanδの最大値は、0℃~50℃の温度範囲において0.6以上である、[1]に記載のシートまたはフィルム。
[3] 前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A1)は、4-メチル-1-ペンテンに由来する構成単位(a1)と、前記4-メチル-1-ペンテン以外の炭素数2~20のα-オレフィンに由来する構成単位(a2)とが合計で100モル%であり、
構成単位(a1)を60モル%~99モル%、及び構成単位(a2)を1モル%~40モル%含む、[1]または[2]に記載のシートまたはフィルム。
[4] 前記スチレン系エラストマー(A2)は、水素添加スチレン系エラストマーを含み、
前記水素添加スチレン系エラストマー100質量%における、スチレンに由来する単量体単位の割合が5質量%~80質量%である、[1]~[3]のいずれかに記載のシートまたはフィルム。
[5] 前記重合体(A)は、4-メチル-1-ペンテンに由来する構成単位(a1)と、前記4-メチル-1-ペンテン以外の炭素数2~20のα-オレフィンに由来する構成単位(a2)とが合計で100モル%である共重合体を含み、
前記共重合体は、構成単位(a1)を60モル%~99モル%、及び構成単位(a2)を1モル%~40モル%含む、[1]又は[2]に記載のシートまたはフィルム。
[6] 前記シリル化ポリオレフィン(B)は、下記一般式(1)で表されるシリル化ポリオレフィンを含む、[1]~[5]のいずれかに記載のシートまたはフィルム。
TIFF
2024065134000001.tif
29
153
(前記一般式(1)において、A

、A

およびA

は各々独立に、ポリオレフィン鎖または炭素数1~20の炭化水素基である。Rは炭素数1~20の炭化水素基である。各Rは同一でも異なっていてもよい。mは1~10,000の整数である。A

が複数存在する場合、各A

は同一でも異なっていてもよい。ただし、A

、A

、A

のうち、少なくとも1つはポリオレフィン鎖を表す。)
[7] 前記重合体(A)100質量部に対し、前記シリル化ポリオレフィン(B)を0.5~10質量部の割合で含む、[1]~[6]のいずれかに記載のシートまたはフィルム。
[8] [1]~[7]のいずれかに記載のシートまたはフィルム(L1)と、
熱可塑性エラストマーを含む層からなるシートまたはフィルム(L2)と、
が積層された、積層体。
[9] 前記シートまたはフィルム(L1)は、
4-メチル-1-ペンテンに由来する構成単位(a1)と、前記4-メチル-1-ペンテン以外の炭素数2~20のα-オレフィンに由来する構成単位(a2)とが合計で100モル%である共重合体を含み、
前記共重合体は、構成単位(a1)を60モル%~99モル%、及び構成単位(a2)を1モル%~40モル%含む、[8]に記載の積層体。
[10] 前記シートまたはフィルム(L1)と前記シートまたはフィルム(L2)とが合計で3層以上積層されており、
少なくとも一方の外層がシートまたはフィルム(L1)である、[9]又は[10]に記載の積層体。
[11] 前記シートまたはフィルム(L1)は、前記重合体(A)として4-メチル-1-ペンテン系重合体(A1)のみを含み、
前記シートまたはフィルム(L2)は、前記熱可塑性エラストマーとしてスチレン系エラストマーを含む、[8]~[10]のいずれかに記載の積層体。
[12] 最外層に位置する前記シートまたはフィルム(L1)の動的粘弾性の温度依存性を測定して得られる損失正接tanδの最大値は、0℃~50℃の温度範囲において0.6以上である、[8]~[11]のいずれかに記載の積層体。
【発明の効果】
【0010】
本実施形態によれば、ブロッキングが抑制されたシートまたはフィルムを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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