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公開番号
2024061492
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-07
出願番号
2022169471
出願日
2022-10-21
発明の名称
ゴム複合物
出願人
株式会社スギノマシン
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
21/00 20060101AFI20240425BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】カーボンブラックを用いなくても、良好なゴム物性を発揮し得るゴム複合体を提供する。
【解決手段】ゴム成分と、バイオマスナノファイバーとを含み、前記バイオマスナノファイバーの重合度が150以上であり、累積50%繊維径(D50)が2~100nmであり、前記ゴム成分100質量部に対して、前記バイオマスナノファイバーを0.3~4.5質量部含有するゴム複合物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴム成分と、バイオマスナノファイバーとを含み、
前記バイオマスナノファイバーの重合度が150以上であり、累積50%繊維径(D50)が2~100nmであり、
前記ゴム成分100質量部に対して、前記バイオマスナノファイバーを0.3~4.5質量部含有するゴム複合物。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記バイオマスナノファイバーの累積50%繊維径(D50)と、累積10%繊維径(D10)と、累積90%繊維径(D90)とが下記式Aで表される関係を有する請求項1に記載のゴム複合物。
式A:(D90-D10)/D50≦2.5
【請求項3】
前記バイオマスナノファイバーの累積50%繊維径(D50)と、前記累積10%繊維径(D10)とが下記式Bで表される関係を有する請求項2に記載のゴム複合物。
式B:0.3≦D10/D50≦0.7
【請求項4】
前記バイオマスナノファイバーの最頻径が2~20nmである請求項1~3のいずれか1項に記載のゴム複合物。
【請求項5】
前記バイオマスナノファイバーが機械解繊バイオマスナノファイバーである請求項1~4のいずれか1項に記載のゴム複合物。
【請求項6】
架橋後の引張試験において、100%モジュラスが1.0~2.5MPaである請求項1~5のいずれか1項に記載のゴム複合物。
【請求項7】
架橋後の引張試験において、300%モジュラスが2.5~11.5MPaである請求項1~5のいずれか1項に記載のゴム複合物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム複合物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ゴム組成物における引張強度等の各種強度や物性を向上させるため、種々の繊維をゴム組成物に含有させる技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1は、ゴム(A)及びセルロース繊維(B)を含有するゴム組成物を加硫してなり、セルロース繊維(B)の平均繊維径が2~1000nmであり、平均繊維長が0.1~1000μmであり、かつゴム(A)100質量部に対するセルロース繊維(B)の含有量が0.05~35質量部である加硫ゴムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-16898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、タイヤ等のゴム製品には補強材としてカーボンブラックが用いられる。カーボンブラックは、所望の補強効果を発揮するにはゴムに大量に添加する必要がある。また、大量に添加する必要があるため、ゴム製品が重くなったり、その黒色に由来して材料そのものが黒色となってしまう。したがって、黒色以外に着色したい場合は、カーボンブラックの使用は不適となる。
【0006】
また、カーボンブラックは化石燃料由来であり、今後のカーボンニュートラルを考慮すると、カーボンブラックと同等の物性を発揮し得る天然の素材が求められる。
【0007】
上記の点を考慮すると、セルロースファイバーをはじめとしたバイオマスナノファイバーは軽量であり、かつ天然由来であることから、カーボンブラックの代替材料として有望といえる。
【0008】
既述の特許文献1は、セルロース繊維を含有するゴム組成物を開示しているが、これらは、フィット感や耐摩耗性といった効果を期待しており、カーボンブラックを配合したゴムと同等の物性を目指したものではない。
【0009】
以上から、本発明は、カーボンブラックを用いなくても、良好なゴム物性を発揮し得るゴム複合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、特定の重合度及び繊維径を有するバイオマスナノファイバーをゴムに比較的少量含有させることで、カーボンブラックを含むゴム組成物と同程度の引張応力を有しながら、高い引張強度を発揮するゴム複合体が得られることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は下記のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)
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