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公開番号2024071139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181931
出願日2022-11-14
発明の名称食品成形装置及び方法
出願人株式会社コバード
代理人弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類A21C 3/06 20060101AFI20240517BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】本発明は、シート状の生地を芯体に帯状で巻き付けた外観形状に効率よく成形することができる食品成形装置及び方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る食品成形装置は、シート状の生地の中央部分において複数の切れ目により複数の帯状部分を形成する帯状形成部3と、帯状部分に交差するように載置された芯体を下方に移動させて生地を二つ折り状に形成する生地形成部5と、芯体より上側に配置された生地の両側部分を封着して芯体の周囲に生地を巻き付けるように成形する成形部6とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の生地の中央部分において複数の切れ目により複数の帯状部分を形成する帯状形成部と、前記帯状部分に交差するように載置された芯体を下方に移動させて前記生地を二つ折り状に形成する生地形成部と、前記芯体より上側に配置された前記生地の両側部分を封着して前記芯体の周囲に前記生地を巻き付けるように成形する成形部とを備えている食品成形装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記帯状形成部は、前記生地に前記切れ目を形成する複数の押切部材と、前記押切部材に対向して開口部が形成された生地押え部材とを備えている請求項1に記載の食品成形装置。
【請求項3】
前記生地形成部は、前記芯体を下方に移動させる押込み部材を備えている請求項1又は2に記載の食品成形装置。
【請求項4】
前記成形部は、前記生地の両側部分を前記芯体の上側で重ね合わせて封着する一対の封着部材を備えている請求項1又は2に記載の食品成形装置。
【請求項5】
シート状の生地の中央部分において複数の切れ目により複数の帯状部分を形成し、前記帯状部分に交差するように芯体を載置し、前記芯体を下方に移動させて前記生地を二つ折り状に形成し、前記芯体より上側に配置された前記生地の両側部分を封着して前記芯体の周囲に前記生地を巻き付けるように成形する食品成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状の生地を芯体に帯状で巻き付けた外観形状に成形する食品成形装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
生地を帯状又は紐状に巻き付けた外観形状に成形した食品が従来より提供されている。例えば、コロネパン、ウインナーロールといった食品が挙げられる。こうした食品を成形する場合、生地を帯状又は紐状に形成して、型体、棒状食材といった芯体に手作業で巻き付けて成形されている。そのため、成形工程において安定した形状で成形するためには、熟練の技術が必要になり、時間がかかるといった課題がある。
【0003】
こうした課題に対して、手作業を機械化することが提案されている。例えば、特許文献1では、ロボットマニピュレータを用い、細長く形成された可塑性食材からなる生地の一端を芯体に密着させて把持するとともに他端側を把持し、生地を張設した状態で芯体を回動させて生地を芯体に螺旋状に巻き付ける食品成形方法が記載されている。また、特許文献2では、芯部材に食品生地片を巻き付けた巻き食品生地を搬送コンベヤと生地押え部材で挟圧して回転させながら搬送し、生地押え部材から搬送コンベヤ側に突出する切断刃で回転搬送される巻き食品生地の食品生地片を押断して巻き食品生地の周面に筋目を付す成形方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5031121号公報
特許第6956124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、機械化により効率性の向上が期待されているが、安定した形状で量産化する点で検討の余地がある。特許文献2では、複数の切断刃により筋目を一括して付与することができるが、巻き食品生地を回転搬送させながら押断しているため切断箇所にムラが生じやすくなるといった課題がある。
【0006】
生地を帯状又は紐状に巻き付けて成形された食品は、載置された状態で以後の発酵処理等の工程が行われるため、載置面に接触する部分は、帯状又は紐状の形態が潰れて平面状の底面が形成される。そのため、最終成形品では、底面以外の表面部分において帯状又は紐状に巻き付けた外観形状を呈するようになることから、生地を帯状又は紐状に巻き付けた成形品として、こうした最終成形品の外観形状に成形することが考えられる。
【0007】
そこで、本発明は、シート状の生地を芯体に帯状で巻き付けた外観形状に効率よく成形することができる食品成形装置及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る食品成形装置は、シート状の生地の中央部分において複数の切れ目により複数の帯状部分を形成する帯状形成部と、前記帯状部分に交差するように載置された芯体を下方に移動させて前記生地を二つ折り状に形成する生地形成部と、前記芯体より上側に配置された前記生地の両側部分を封着して前記芯体の周囲に前記生地を巻き付けるように成形する成形部とを備えている。
【0009】
本発明に係る生地成形方法は、シート状の生地の中央部分において複数の切れ目により複数の帯状部分を形成し、前記帯状部分に交差するように芯体を載置し、前記芯体を下方に移動させて前記生地を二つ折り状に形成し、前記芯体より上側に配置された前記生地の両側部分を封着して前記芯体の周囲に前記生地を巻き付けるように成形する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上記のような構成を有することで、シート状の生地の中央部分に複数の切れ目を入れて複数の帯状部分を形成し、帯状部分に交差するように芯体を配置して生地を芯体に巻き付けるように生地の両側部分を封着しているので、封着部分以外の表面を帯状部分が巻き付いた外観形状に成形することができ、芯体に帯状の生地を巻き付けた外観形状の成形品を効率よく安定して成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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