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公開番号2024064560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173235
出願日2022-10-28
発明の名称作業機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240507BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】作業性の低下を抑制する。
【解決手段】グラインダ10のファンガイド70では、ガイド部72に仕切部76が設けられている。仕切部76は、ガイド部72から後側へ延出された筒状に形成され、仕切部76の後端部がファン収容部24の後壁部24Aに突き当たっている。すなわち、仕切部76が、自身の周方向の全周に亘ってファン収容部24の後壁部24Aに当接して、ファン収容部24の後端部の空間を径方向に仕切っている。これにより、モータ収容部26内を流れた空気流が、ガイド部72とファン収容部24の後壁部24Aとの間の空間内に流れ込むことを抑制できる。その結果、モータ収容部26からファン48へ流入される空気流の流量減少を抑制できる。よって、モータ40やコントローラ50に対する冷却効果の低下を抑制して、グラインダ10の作業を継続することができる。したがって、作業性の低下を抑制することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を有するモータと、
前記回転軸に一体回転可能に設けられ、前記モータの駆動によって回転して空気流を生成するファンと、
前記回転軸の軸方向に延在された筒状に形成され且つ前記モータを収容するモータ収容部と、前記モータ収容部よりも大径の筒状に形成され且つ前記モータ収容部の前記軸方向の一方側に配置されると共に前記ファンを収容するファン収容部と、を有するハウジングと、
前記ファン収容部に収容されたファンガイドと、
を備え、
前記ファンガイドは、
前記ファンに対して前記軸方向の他方側に配置され、径方向外側へ流れる前記空気流をガイドするガイド部と、
前記ガイド部から前記軸方向の他方側に延出され、周方向の全周に亘って前記ハウジングに当接して前記ハウジング内の空間を前記回転軸の径方向に仕切る仕切部と、
を含んで構成されている作業機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
回転軸を有するモータと、
前記回転軸に一体回転可能に設けられ、前記モータの駆動によって回転して空気流を生成するファンと、
前記回転軸の軸方向に延在された筒状に形成され且つ前記モータを収容するモータ収容部と、前記モータ収容部よりも大径の筒状に形成され且つ前記モータ収容部に対して前記軸方向の一方側に配置されると共に前記ファンを収容するファン収容部と、を有するハウジングと、
前記ファン収容部に収容されたファンガイドと、
を備え、
前記ファンガイドは、
前記ファンに対して前記軸方向の他方側に配置され、径方向外側へ流れる前記空気流をガイドするガイド部と、
前記ガイド部から前記軸方向の他方側に延出され、前記ハウジングと前記軸方向で突き当たり、前記ハウジング内の空間を前記回転軸の径方向に仕切る仕切部と、
を含んで構成されている作業機。
【請求項3】
前記軸方向から見て、前記仕切部が、前記モータ収容部の内周面よりも前記回転軸の径方向外側に位置している請求項1又は請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記ファン収容部は、前記モータ収容部における前記軸方向の一方側端部から前記回転軸の径方向外側へ延出された第1壁部と、前記第1壁部から前記軸方向の一方側へ延出された第2壁部と、を含んで構成されており、
前記仕切部が、前記第1壁部に当接している請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記ガイド部の外周部には、前記第2壁部に嵌め込まれたガイド篏合部が設けられている請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記ファン収容部の前記軸方向の一方側には、前記回転軸を回転可能に支持する支持部材が設けられており、前記支持部材及び前記第1壁部によって、前記ガイド篏合部を前記軸方向に直接的又は間接的に挟み込んでいる請求項5に記載の作業機。
【請求項7】
前記第2壁部の内周部には、前記支持部材を固定するための固定部が設けられ、
前記ガイド篏合部には、前記軸方向から見て、前記回転軸の径方向外側へ開放された凹部が形成されており、
前記固定部が前記凹部の内部に配置されている請求項6に記載の作業機。
【請求項8】
前記ガイド篏合部は、前記軸方向から見て、前記回転軸の周方向に延在されており、
前記ガイド篏合部の前記回転軸側の面が、整流面として構成され、
前記整流面は、前記回転軸の周方向から見て、前記回転軸の径方向外側へ向かうに従い前記軸方向の一方側へ曲線状に傾斜している請求項7に記載の作業機。
【請求項9】
前記仕切部が、前記モータ収容部に嵌め込まれている請求項1に記載の作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載のグラインダ(作業機)では、ファンがモータの回転軸に一体回転可能に設けられており、モータ及びファンがハウジングに収容されている。具体的には、ハウジングは、モータを収容するモータ収容部と、ファンを収容するファン収容部と、を有している。これにより、モータの駆動によってファンが回転することで、グラインダの内部に空気流が発生して、グラインダを作動させるための電子部品やモータを、当該空気流によって冷却することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-007680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、グラインダでは、回転軸の軸方向から見た、ファン収容部の外形がモータ収容部の外形よりも大きくなっている。すなわち、ファン収容部が、モータ収容部に対して径方向外側へ拡大した形状になっている。また、グラインダでは、ファンによる空気流をガイドするファンガイドを有するものもあり、ファンガイドは、ファン収容部に収容される。
【0005】
しかしながら、ファンガイドは、ファン収容部に収容すると、モータ収容部からファン収容部側へ流れる空気流が、ファンガイドとファン収容部との間に流れて、流路抵抗が増加しファンへ向かう空気流の流量が減少する。このため、ハウジング内に配置される電子部品やモータに対する冷却性能の低下によって、グラインダによる作業継続が困難となり、作業性が低下する可能性がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、作業性の低下を抑制できる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、回転軸を有するモータと、前記回転軸に一体回転可能に設けられ、前記モータの駆動によって回転して空気流を生成するファンと、前記回転軸の軸方向に延在された筒状に形成され且つ前記モータを収容するモータ収容部と、前記モータ収容部よりも大径の筒状に形成され且つ前記モータ収容部の前記軸方向の一方側に配置されると共に前記ファンを収容するファン収容部と、を有するハウジングと、前記ファン収容部に収容されたファンガイドと、を備え、前記ファンガイドは、前記ファンに対して前記軸方向の他方側に配置され、径方向外側へ流れる前記空気流をガイドするガイド部と、前記ガイド部から前記軸方向の他方側に延出され、周方向の全周に亘って前記ハウジングに当接して前記ハウジング内の空間を前記回転軸の径方向に仕切る仕切部と、を含んで構成されている作業機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、回転軸を有するモータと、前記回転軸に一体回転可能に設けられ、前記モータの駆動によって回転して空気流を生成するファンと、前記回転軸の軸方向に延在された筒状に形成され且つ前記モータを収容するモータ収容部と、前記モータ収容部よりも大径の筒状に形成され且つ前記モータ収容部に対して前記軸方向の一方側に配置されると共に前記ファンを収容するファン収容部と、を有するハウジングと、前記ファン収容部に収容されたファンガイドと、を備え、前記ファンガイドは、前記ファンに対して前記軸方向の他方側に配置され、径方向外側へ流れる前記空気流をガイドするガイド部と、前記ガイド部から前記軸方向の他方側に延出され、前記ハウジングと前記軸方向で突き当たり、前記ハウジング内の空間を前記回転軸の径方向に仕切る仕切部と、を含んで構成されている作業機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記軸方向から見て、前記仕切部が、前記モータ収容部の内周面よりも前記回転軸の径方向外側に位置している作業機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ファン収容部は、前記モータ収容部における前記軸方向の一方側端部から前記回転軸の径方向外側へ延出された第1壁部と、前記第1壁部から前記軸方向の一方側へ延出された第2壁部と、を含んで構成されており、前記仕切部が、前記第1壁部に当接している作業機である。
(【0011】以降は省略されています)

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