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公開番号2024068009
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178489
出願日2022-11-07
発明の名称板状部品移動装置
出願人宮川工機株式会社
代理人個人
主分類B25J 13/08 20060101AFI20240510BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】 板状の部品を移動する際に使用する識別情報を他の用途としても好適に利用することを可能とする。
【解決手段】 板状部品製造装置1は、加工部品12aに付される移動識別情報に基づいて制御部90が移動手段の動作を制御して加工部品12aを移動し、移動識別情報として、建築物を構成するために必要となる構造材Pとは別の廃材Zに対して廃材Zに対応した図形を用いた廃材識別情報MZが付され、廃材識別情報MZに基づいた制御部90の制御によって、加工部品12aを積層する場合には桟部材として利用可能な適切な位置に廃材Zが移動され、施工現場では、作業者が廃材識別情報MZに基づいて加工部品12aが廃材Zであると判断可能に構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
板状の材料を複数に分断可能な加工装置によって加工された加工部品を移動する移動手段と、
前記加工部品における、厚み方向を向く少なくとも一面に、当該加工部品の向きを識別可能な識別情報を付す識別情報付加手段と、
その識別情報付加手段によって付された識別情報を入力するための情報入力装置と、
その情報入力装置によって入力された識別情報に基づいて前記移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、
前記識別情報として、前記板状の材料を分断して前記加工部品を製造した場合において、建築物を構成するために必要となる構造材とは別の廃材に付される廃材識別情報が、該廃材に対応した図形を用いて、設定されていることを特徴とする板状部品移動装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記廃材識別情報として、第1の廃材識別情報と、当該第1の廃材識別情報に対して共通する図形部分を含む第2の廃材識別情報とが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の板状部品移動装置。
【請求項3】
前記識別情報付加手段は、前記加工装置の制御によって1の板状の材料から2以上の廃材が製造される場合において、1の廃材に対して前記第1の廃材識別情報を付し、該第1の廃材識別情報が付された廃材とは別の廃材に対して前記第2の廃材識別情報を付すことが可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の板状部品移動装置。
【請求項4】
前記識別情報として、前記構造材に付される構造材識別情報が、建築物に対応した図形を用いて、設定され、
該構造材識別情報と前記廃材識別情報とに対して、外形を表す外形線の内側において該外形線とは異なる線幅又は線種により構成された基準線を用いて、略同一の形状に表示された基準図形が付加されていることを特徴とする請求項1に記載の板状部品移動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、板状部品移動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、住宅等の建築物には、柱や梁等の棒状の部材と共に、屋根を形成する屋根部材又はその屋根部材を敷き詰める下地となる下地部材、外壁や区画空間の内壁を形成する壁部材、区画空間の床を形成する床部材等として板状の部材(部品)が用いられている。このような部材は、建築物における使用場所に応じて予め切削や切断等によって多様な形状に加工された後、所謂プレカット加工が行われた後に、複数の層に積み重なった状態とされ、施工現場に配送される。この複数の層に部品を積み重なった状態とするために利用可能な識別情報として、部品の向きを識別可能な識別情報を板状の部品に付すようにした板状部品移動装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-55100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、板状の材料から、大きさや形の異なる板状の加工部品を製造する場合において識別情報を利用して加工部品を移動したり積み重なった状態とすることが可能な板状部品移動装置の構成について、未だ改良の余地のある可能性があった。
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、板状の部品を移動する際に使用する識別情報を他の用途としても好適に利用可能な板状部品移動装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、請求項1に記載の板状部品移動装置は、
板状の材料を複数に分断可能な加工装置によって加工された加工部品を移動する移動手段と、
前記加工部品における、厚み方向を向く少なくとも一面に、当該加工部品の向きを識別可能な識別情報を付す識別情報付加手段と、
その識別情報付加手段によって付された識別情報を入力するための情報入力装置と、
その情報入力装置によって入力された識別情報に基づいて前記移動手段の動作を制御する制御手段とを備え、
前記識別情報として、前記板状の材料を分断して前記加工部品を製造した場合において、建築物を構成するために必要となる構造材とは別の廃材に付される廃材識別情報が、該廃材に対応した図形を用いて、設定されていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の板状部品移動装置によれば、制御手段は、各加工部品に付された識別情報に基づいて移動手段の動作を制御することにより加工部品を移動する。また、建築物を構成するために必要となる構造材とは別の廃材に対しては、識別情報付加手段によって、廃材識別情報が付される。制御手段は、廃材識別情報に基づいて積込手段の動作を制御し、複数の層に板状の部品を積層する場合において部品の間に介在させる桟部材として利用可能な適切な位置に廃材を移動する。また、施工現場において、作業者は、廃材に対応した図形を用いた廃材識別情報に基づいて、廃材識別情報が付された加工部品が廃材であると判断することができる。
【0008】
請求項2に記載の板状部品移動装置は、請求項1に記載の板状部品移動装置であって、前記廃材識別情報として、第1の廃材識別情報と、当該第1の廃材識別情報に対して共通する図形部分を含む第2の廃材識別情報とが設定されている。
【0009】
請求項3に記載の板状部品移動装置は、請求項2に記載の板状部品移動装置であって、前記識別情報付加手段は、前記加工装置の制御によって1の板状の材料から2以上の廃材が製造される場合において、1の廃材に対して前記第1の廃材識別情報を付し、該第1の廃材識別情報が付された廃材とは別の廃材に対して前記第2の廃材識別情報を付すことが可能に構成されている。
【0010】
請求項4に記載の板状部品移動装置は、請求項1に記載の板状部品移動装置であって、前記識別情報として、前記構造材に付される構造材識別情報が、建築物に対応した図形を用いて、設定され、該構造材識別情報と前記廃材識別情報とに対して、外形を表す外形線の内側において該外形線とは異なる線幅又は線種により構成された基準線を用いて、略同一の形状に表示された基準図形が付加されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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