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公開番号
2024064508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-14
出願番号
2022173141
出願日
2022-10-28
発明の名称
給茶機
出願人
ホシザキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B67D
1/08 20060101AFI20240507BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】給茶機において、ビニール袋が廃棄茶葉受け容器から抜けにくくならないようにする。
【解決手段】給茶機10は、茶を注出する注出位置と茶葉を廃棄する廃棄位置との間で移動可能に支持されて茶葉を入れる茶漉し器33と、茶漉し器33に湯を注ぐ給湯部50と、廃棄位置にある茶漉し器33から廃棄される茶葉を受ける廃棄茶葉受け容器40とを備え、廃棄茶葉受け容器40は上面に廃棄される茶葉を投入するための開口部41を有しており、廃棄茶葉受け容器40の内周面には上端部から下端部まで延びる溝部45が外側に凹むように形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
茶を注出する注出位置と茶葉を廃棄する廃棄位置との間で移動可能に支持された茶漉し器と、
前記茶漉し器に湯を注ぐ給湯部と、
前記廃棄位置にある茶漉し器から廃棄される茶葉を受ける廃棄茶葉受け容器とを備えた給茶機であって、
前記廃棄茶葉受け容器は上面に廃棄される茶葉を投入するための開口部を有しており、
前記廃棄茶葉受け容器の内周面には上端部から下端部まで延びる溝部を外側に凹むように形成したことを特徴とする給茶機。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の給茶機において、
前記廃棄茶葉受け容器は水平方向に配置される周壁に平面壁または曲面壁を少なくとも1つ以上有し、前記周壁を構成する平面壁または曲面壁の少なくとも1つに前記溝部が形成されたものであり、
前記溝部は前記溝部が形成されている平面壁または曲面壁の面積の半分より小さくしたことを特徴とする給茶機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶漉し器に入れた茶葉に湯を注ぐようにして茶を供給する給茶機に関し、特に、茶を供給した後に茶漉し器から廃棄される茶葉を廃棄茶葉受け容器で受けるようにした給茶機に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には給茶機の発明が開示されている。この給茶機は、茶葉を入れる茶漉し器と、茶漉し器の上側に設けられた茶葉貯蔵タンクと、茶漉し器の上側に設けられた給湯口と、茶漉し器の下側に設けられてコップ等の飲用容器を載置する載置部と、載置部の左側にて茶漉し器の使用済みの茶葉を受ける茶捨て容器とを備えている。また、茶漉し器は、給湯口の下側に配置される注出位置と、茶捨て容器の上側に反転させて配置される反転位置との間で回動可能に軸支されており、茶漉し器を注出位置から反転位置に回動させることにより、茶漉し器の使用済みの茶葉は茶捨て容器で受けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-169295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の給茶機においては、茶漉し器の使用済みの茶葉は茶捨て容器で受けられている。使用済みの茶葉を受ける茶捨て容器(廃棄茶葉受け容器)は、上面に開口部を有した箱形形状をしており、メンテナンスの作業性を向上させるためにビニール袋を箱形形状の茶捨て容器の内側に被せて使用することが多い。ビニール袋を茶捨て容器の内側に被せて使用したときに、使用済みの茶葉に含まれる水がビニール袋の外側にしみ出て、ビニール袋が茶捨て容器の内側に密着することがある。この場合に、使用済みの茶葉を入れたビニール袋が茶捨て容器の内周面に密着し、特に、ビニール袋の底部と茶捨て容器との間に隙間が形成されていると、この隙間に外側から空気の流入が遮断されて真空に近い状態となり、ビニール袋が茶捨て容器から抜けにくくなる問題がある。本発明は、給茶機において、ビニール袋が廃棄茶葉受け容器から抜けにくくならないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するため、茶を注出する注出位置と茶葉を廃棄する廃棄位置との間で移動可能に支持された茶漉し器と、茶漉し器に湯を注ぐ給湯部と、廃棄位置にある茶漉し器から廃棄される茶葉を受ける廃棄茶葉受け容器とを備えた給茶機であって、廃棄茶葉受け容器は上面に廃棄される茶葉を投入するための開口部を有しており、廃棄茶葉受け容器の内周面には上端部から下端部まで延びる溝部を外側に凹むように形成したことを特徴とする給茶機を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した給茶機においては、廃棄茶葉受け容器は上面に廃棄される茶葉を投入するための開口部を有しており、廃棄茶葉受け容器の内周面には上端部から下端部まで延びる溝部を外側に凹むように形成している。廃棄茶葉受け容器にビニール袋を被せて使用したときに、ビニール袋から茶葉に含まれる水が廃棄茶葉受け容器の内周面との間にしみ出て、ビニール袋が廃棄茶葉受け容器の内周面と密着する。廃棄茶葉受け容器の内周面には上端部から下端部まで延びる溝部を外側に凹むように形成しているので、溝部からビニール袋の底部と廃棄茶葉受け容器の底部との間に空気が流入するようになり、ビニール袋の底部と廃棄茶葉受け容器の底部との間に真空に近い状態が形成されにくくなり、ビニール袋を廃棄茶葉受け容器から抜きやすくすることができる。
【0007】
上記のように構成した給茶機においては、廃棄茶葉受け容器は水平方向に配置される周壁に平面壁または曲面壁を少なくとも1つ以上有し、周壁を構成する平面壁または曲面壁の少なくとも1つに溝部が形成されたものであり、溝部は溝部が形成されている平面壁または曲面壁の面積の半分より小さくするのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の給茶機の斜視図である。
図1の前面パネルを取り外した状態の斜視図である。
本体ハウジングの右側部に支持された前面パネルを後方から見た斜視図である。
ヒンジと取付補強板を分解した状態の前面パネルを後方から見た斜視図である。
他の実施形態の図4に相当する前面パネルを後方から見た斜視図である。
他の実施形態の図4に相当する前面パネルを後方から見た斜視図である。
図1の左右方向の中央部を前後方向に沿って切断した縦方向断面図である。
図2の廃棄茶葉受け容器を前側に移動させた状態の一部拡大斜視図である。
廃棄茶葉受け容器を前側から見た斜視図(a)と、後側から見た斜視図(b)と、平面図(c)である。
図1の左端部を前後方向に沿って切断した断面での一部拡大斜視図である。
原料水供給部を構成する給湯部と給水部の概略図である。
制御装置のブロック図である。
上下に分割可能とした実施形態の廃棄茶葉受け容器の斜視図(a)と(a)を上下に分割したときの斜視図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の給茶機の一実施形態を図面を参照して説明する。本発明の給茶機10は、コップ等の飲用容器に白湯、冷水または茶等の飲料を供給可能としたものである。図1及び図2に示したように、給茶機10は、略直方体形状のハウジング11を備え、ハウジング11は前面が開口したハウジング本体12と、ハウジング本体12の前面開口を塞ぐ前面パネル20とから構成されている。前面パネル20はハウジング本体12の右側部に鉛直軸線回りに回動可能に軸支されており、ハウジング本体12の前面開口は前面パネル20を回動することによって開放される。
【0010】
図3及び図4に示したように、前面パネル20は、前面を構成する前板部21の周縁部に後側に延出する周壁部22を備えた後側が開いた浅い箱形形状をしている。周壁部22の右側面部にはヒンジ23を取り付けるための取付補強板24を固定するためのボス部22aが前後に延出するように一体的に形成されており、この実施形態では、上部、上下方向の中間部及び下部の3箇所の各々に2つのボス部22a(合計6つのボス部22a)が形成されている。ヒンジ23は前面パネル20をハウジング本体12の右側部に回動可能に軸支するものであり、取付補強板24の上部及び下部にねじによって固定されている。
(【0011】以降は省略されています)
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