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公開番号
2024135801
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023046672
出願日
2023-03-23
発明の名称
キャッピングヘッド
出願人
澁谷工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B67B
3/20 20060101AFI20240927BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】簡便な構造により、複数のキャップ把持部をキャップ保持部に対して相対的に昇降可能とする。
【解決手段】キャッピングヘッド32は、本体と一体的に構成され、キャップCの頭部を保持するキャップ保持部38と、キャップ保持部38に対して昇降可能に構成され、キャップCの下側外周部を把持するキャップ把持部40とを備える。キャップ把持部40はキャップCを把持するアーム52を備え、アーム52はキャッピングヘッド32本体内の収容空間を昇降する把持部材開閉用カム部材44との係合によりキャップ保持部38に対して昇降されるとともに開閉される。キャッピングはキャップCの頭部がキャップ保持部38により保持され、キャップCの下側外周部がキャップ把持部40により把持された状態でキャッピングヘッド32を回転することで行われる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
キャップの上部を保持するキャップ保持部と、
上記キャップ保持部に対して相対的に昇降可能に設けられ、上記キャップ保持部が保持する部分よりも下方で上記キャップを把持する複数のキャップ把持部と、を備え、
上記キャップ把持部によってキャップを回転させてキャップを容器の口部に巻き締めるキャッピングヘッドにおいて、
上記キャップ把持部は、揺動軸に軸支されるアームと、当該アームの上部に設けられたローラと、当該アームの下部に設けられてキャップと当接する当接部と、を有しており、
内部に収容空間が設けられるとともに、下端に上記キャップ保持部が設けられ、モータによって回転される本体部と、
上記本体部の収容空間に、昇降可能、かつ、上方に付勢されて当該収容空間上部の待機位置に位置した状態で収容され、下方に向かって窄まるテーパ形状を有するとともに、下端部に支持部が設けられたカム部と、
気体供給源と上記収容空間とを連通して当該収容空間に気体を供給することにより、上記カム部を上記待機位置から下方へと移動させるカム部移動手段と、
上記カム部移動手段を制御する制御手段と、
上記揺動軸と、上記アームを付勢して上記ローラを上記カム部に当接させる付勢部材とが設けられるとともに、上記カム部の支持部と係合する係合部を介して上記カム部に対して上昇可能な状態で懸下されたベース部材と、を備えることを特徴とするキャッピングヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器にキャップを螺装するキャッピングヘッドに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
容器口部の雄ネジにキャップの雌ネジを螺装するキャッパでは、雌ネジ高さに対応するキャップの外周をキャッピングヘッドで保持して螺装される。キャップを受け取る前のキャッピングヘッドは、供給されるキャップと干渉しない高さに待機されており、キャップを受け取る際にはキャップを保持する高さまで下降される。キャップの雌ネジはキャップ開口部(下端部)近傍に設けられるため、キャップの高さが大きいとキャップ受け取りの際のキャッピングヘッドの上下ストロークが増大し、キャッピングヘッド昇降のためのカム曲線を増大する必要が生じる。結果、キャッピングホイールの外径を大きくする必要が生じ、キャッパが大型化する。
【0003】
このような問題に対し、吸着・保持する保持部材と、キャップ外周を把持して螺子締めを行う把持部材とをキャッピングヘッドに設けた構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1のキャッピングヘッドでは、螺子締め装置(キャッピングヘッド)の中央に設けられたキャップパッド(キャップ保持部)でキャップ供給コンベヤ上のキャップの天面を吸引・保持し、キャップパッドの周囲を取り囲むように配置された開閉可能な複数の把持ローラ(キャップ把持部)でキャップの外周を把持してキャップを容器口部に螺装している。同構成ではキャップパッドをキャップ天面に接触させることでキャップを保持できるので、高さが高いキャップを取り扱う場合においても、キャップ受け取りの際のキャッピングヘッドの上下方向へのストロークを小さくすることができる。また、螺子締めの際には、キャップパッドに対して把持ローラを下降させることでキャップの外周を把持できるのでキャッピングヘッド全体の上下方向のストロークに影響を与えない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4993576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の構成では、把持ローラの昇降にステッピングモータ等の昇降装置を設ける必要があるため構造が複雑になり重量も増加し製造コストも増大する。
【0006】
本発明は、簡便な構造により、複数のキャップ把持部をキャップ保持部に対して相対的に昇降可能とすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のキャッピングヘッドは、キャップの上部を保持するキャップ保持部と、上記キャップ保持部に対して相対的に昇降可能に設けられ、上記キャップ保持部が保持する部分よりも下方で上記キャップを把持する複数のキャップ把持部と、を備え、上記キャップ把持部によってキャップを回転させてキャップを容器の口部に巻き締めるキャッピングヘッドにおいて、上記キャップ把持部は、揺動軸に軸支されるアームと、当該アームの上部に設けられたローラと、当該アームの下部に設けられてキャップと当接する当接部と、を有しており、内部に収容空間が設けられるとともに、下端に上記キャップ保持部が設けられ、モータによって回転される本体部と、上記本体部の収容空間に、昇降可能、かつ、上方に付勢されて当該収容空間上部の待機位置に位置した状態で収容され、下方に向かって窄まるテーパ形状を有するとともに、下端部に支持部が設けられたカム部と、気体供給源と上記収容空間とを連通して当該収容空間に気体を供給することにより、上記カム部を上記待機位置から下方へと移動させるカム部移動手段と、上記カム部移動手段を制御する制御手段と、上記揺動軸と、上記アームを付勢して上記ローラを上記カム部に当接させる付勢部材とが設けられるとともに、上記カム部の支持部と係合する係合部を介して上記カム部に対して上昇可能な状態で懸下されたベース部材と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、簡便な構造により、複数のキャップ把持部をキャップ保持部に対して相対的に昇降可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態であるキャッピングヘッドを搭載したキャッパの配置を示す平面図である。
容器/キャップ受取区間におけるキャッパの模式的な半断面図である。
キャッピング区間におけるキャッパの模式的な半断面図である。
キャップ上部がキャップ保持部により保持された状態でのキャッピングヘッドの断面図である。
キャップ把持部が圧縮空気によりキャップ保持部に対して下降された状態のキャッピングヘッドの断面図である。
キャップ把持部が圧縮空気により閉じられた状態のキャッピングヘッドの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるキャッピングヘッドを搭載したキャッパの配置を示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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