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公開番号
2025101050
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217609
出願日
2023-12-25
発明の名称
飲料注出装置
出願人
キリンホールディングス株式会社
代理人
個人
主分類
B67D
1/04 20060101AFI20250630BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】飲料注出用のチューブの接続部からの液漏れ防止効果の確実性を高める。
【解決手段】飲料容器の口部に装着されるアダプタと、アダプタのタップコネクタ11の雄ねじ部12に装着されるナット24を有するタップユニットとを備え、雄ねじ部12に対するナット24の締め付け操作に伴って、タップユニットの挿通部26の内周面26aをチューブ30に接触させてチューブ30を外周側から飲料取出部13に向かって締め付けるように構成された飲料注出装置において、タップコネクタ11及びナット24には、ナット24の締め付け操作に伴ってチューブ30の締付量が適正範囲に達したことを操作者に感知させる感知部を設ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
飲料容器の口部を閉じるようにして当該口部に装着され、前記飲料容器から飲料を注出するためのチューブが嵌め合わされる管状の飲料取出部と、他部品を取り付けるための第1ねじ部とを有する第1部品と、
前記第1部品の前記第1ねじ部に装着される第2ねじ部と、前記飲料取出部に接続された前記チューブが挿通される挿通部とを有し、前記第1ねじ部に対する前記第2ねじ部の締め付け操作に伴って、前記挿通部の内周面が前記飲料取付部に接続された前記チューブに接触して当該チューブを外周側から前記飲料取出部に向かって締め付けるように構成された前記他部品としての第2部品と、とを備え、
前記第1部品及び前記第2部品には、前記締め付け操作に伴って前記チューブの締付量が適正範囲に達したことを操作者に感知させる感知部が設けられている飲料注出装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記感知部は、前記第1部品又は前記第2部品のいずれか一方の部品に設けられる第1突起部と、前記第1部品又は前記第2部品のいずれか他方の部品に設けられ、前記第1ねじ部の周方向において前記第1突起部と噛み合うことが可能な第2突起部とを含み、前記第2ねじ部の締め付け操作に伴って前記第1突起部が前記第2突起部を乗り越えて前記第2ねじ部の締め付け方向に移動したときに前記チューブの締付量が前記適正範囲に達しているように、前記第2突起部の位置が設定されている請求項1に記載の飲料注出装置。
【請求項3】
前記第1突起部及び前記第2突起部が前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部の半径方向に突出するように設けられている請求項2に記載の飲料注出装置。
【請求項4】
前記他方の部品には、前記第2突起部よりも前記第2ねじ部の締め付け方向に移動した前記第1突起部に対して前記締め付け方向側から噛み合い可能な第3突起部がさらに設けられている請求項2に記載の飲料注出装置。
【請求項5】
前記第1突起部、前記第2突起部及び前記第3突起部が前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部の半径方向に突出するように設けられている請求項4に記載の飲料注出装置。
【請求項6】
前記チューブの開度を変化させて前記飲料の注出状態を切り替える注出機構を含んだタップユニットを備え、前記第2部品は、前記タップユニットの少なくとも一部として設けられている請求項1~5のいずれか一項に記載の飲料注出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料を容器から注出するための飲料注出装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ビール等の飲料を容器から注出するための飲料注出装置として、飲料を収容したボトルの口部に飲料取出部を有するアダプタを装着し、その飲料取出部にチューブを接続するとともに、アダプタとタップユニットとをそれらに設けられたねじ部を利用して相互に連結し、タップユニット内の注出機構を用いてチューブの開度を変化させることにより、飲料の注出と注出停止との切り替え、あるいは泡の注出を可能とした飲料注出装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-128221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アダプタにチューブを接続する構成では、チューブが確実に接続されていないと液漏れが生じる虞がある。そのため、タップユニットを装着する際に、ねじ部の締め付けに伴ってチューブの飲料取出部への接続部を外側から締め付けてチューブと飲料取出部との間の密閉性を確保することが試みられている。しかしながら、ねじ部の締め付けが不足して密閉性が十分に確保されないことがあり、液漏れ防止効果の確実性を高めるためには何らかの手段を講じる必要がある。
【0005】
そこで、本発明は、チューブの接続部からの液漏れ防止効果の確実性を高めることが可能な飲料注出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る飲料注出装置は、飲料容器の口部を閉じるようにして当該口部に装着され、前記飲料容器から飲料を注出するためのチューブが嵌め合わされる管状の飲料取出部と、他部品を取り付けるための第1ねじ部とを有する第1部品と、前記第1部品の前記第1ねじ部に装着される第2ねじ部と、前記飲料取出部に接続された前記チューブが挿通される挿通部とを有し、前記第1ねじ部に対する前記第2ねじ部の締め付け操作に伴って、前記挿通部の内周面が前記飲料取付部に接続された前記チューブに接触して当該チューブを外周側から前記飲料取出部に向かって締め付けるように構成された前記他部品としての第2部品と、とを備え、前記第1部品及び前記第2部品には、前記締め付け操作に伴って前記チューブの締付量が適正範囲に達したことを操作者に感知させる感知部が設けられているものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一形態に係る飲料注出装置の全体構成を示す斜視図。
タップコネクタとタップユニットの連結部分を示した断面図。
図2の連結部分の拡大図。
ナットの斜視図。
タップユニットの斜視図。
ナットの内周面に設けられた第1突起部及びその周囲を拡大して示す図。
タップユニットの外周面に設けられた第2突起部及び第3突起部、並びにそれらの周囲を拡大して示す図。
第1突起部と第2突起部及び第3突起部との位置関係を示す図。
図8からナットが締め付け方向に操作された状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本発明の一形態に係る飲料注出装置を説明する。図1は一形態に係る飲料注出装置1の全体構成を示す。飲料注出装置1は、飲料容器の一例としてのボトルBTと組み合わされることにより、ボトルBTから飲料を注出する用途に供される。ボトルBTは、例えばPET(ポリエチレンテレフタレートの略)樹脂製である。ボトルBTの容量は、一例として、家庭的又は個人的な消費、あるいは小規模の料飲店における消費に適するように、多くても数リットル程度に設定される。ただし、より容量が大きい飲料容器に適合するように飲料注出装置1が構成されてもよい。ボトルBTに収容される飲料は適宜でよい。図示の例ではビール等の発泡性飲料が想定されている。ボトルBTは、ケース、ホルダ等の適宜の保持手段に装着されることにより一定の姿勢に保持される。例えば、ボトルBTはその口部を上にして斜めに傾いた姿勢で保持される。
【0009】
飲料注出装置1は、ボトルBTの口部に装着されるアダプタ10と、アダプタ10に連結されるタップユニット20とを備えている。アダプタ10はボトルBTの口部を閉じるキャップとして機能する。図1では、ボトルBTの口部がアダプタ10に覆われて見えない状態であるが、口部には雄ねじ部が形成され、その雄ねじ部がアダプタ10の雌ねじ部にねじ込まれてボトルBTとアダプタ10とが相互に連結される。アダプタ10及びタップユニット20は、いずれも複数の要素部品を組み合わせたアッセンブリ部品として構成されている。アダプタ10は第1部品の一例に相当し、タップユニット20は第2部品の一例に相当する。
【0010】
アダプタ10はタップコネクタ11を有している。タップコネクタ11はアダプタ10の前面側に突出し、その外周には雄ねじ部12が形成されている。雄ねじ部12は第1ねじ部の一例に相当する。雄ねじ部12の先端側には、管状の飲料取出部13が設けられている。飲料取出部13は雄ねじ部12と同軸的である。飲料取出部13の内部通路は、ボトルBTから飲料を注出するための注出路として機能する。飲料取出部13の内部通路の一端はアダプタ10の外部に開口し、他端はアダプタ10内にてボトルBTの内部に通じるように開口する。飲料取出部13の内部通路の他端側には、ボトルBT内に挿入される内部チューブが接続される。内部チューブの図示は省略されている。
(【0011】以降は省略されています)
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