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公開番号2024122636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030296
出願日2023-02-28
発明の名称カップ状容器の自動蓋部開封装置
出願人日清食品株式会社
代理人
主分類B67B 7/12 20060101AFI20240902BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】上部が蓋部で密封されたカップ状容器を利用した即席カップ麺や即席カップライス等において、当該蓋部を自動で剥離する装置を開発することを課題とする。
【解決手段】摘み部を有する蓋部によって開口部が密封されたカップ状容器が載置される載置部と、
当該載置されたカップ状容器を回転させる回転装置と、
前記カップ状容器の回転に沿って、当該カップ状容器の蓋部の摘み部下方に挿入され回転方向に沿って傾斜するプレート部と、
前記プレート部によって上方に屈曲した摘み部を挟持し、当該摘み部を所定方向に移動させることで蓋部を剥す機構と、
を有するカップ状容器の自動蓋部開封装置、とする
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
摘み部を有する蓋部によって開口部が密封されたカップ状容器が載置される載置部と、
当該載置されたカップ状容器を回転させる回転装置と、
前記カップ状容器の回転に沿って、当該カップ状容器の蓋部の摘み部下方に挿入され回転方向に沿って傾斜するプレート部と、
前記プレート部によって上方に屈曲した摘み部を挟持し、当該摘み部を所定方向に移動させることで蓋部を剥す機構と、
を備えたカップ状容器の自動蓋部開封装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記傾斜するプレート部が蓋部の摘み部を水平まで起こす第一の傾斜するプレート部と、当該水平まで起こされた摘み部を上方に起こすプレート部を含む請求項1に記載のカップ状容器の自動蓋部開封装置。
【請求項3】
さらに、カップ状容器の回転位置の確認のための光電センサーを設けた請求項1又は2に記載のカップ状容器の自動蓋部開封装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、即席カップ麺や即席カップライス等において利用される、上部が蓋部で密封されたカップ状容器について、当該蓋部を自動で開封するための装置である。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
即席カップ麺や即席カップライスのようにカップ状容器に上部に蓋部をして封入するタイプの商品が多く市場で販売されている。これらの蓋部の開封に際しては、通常、消費者が開封し、お湯等を注いで喫食する。
【0003】
一方、自動販売機等においては、これらの操作を機械的に行うことが必要となる。ここで上部が蓋部で密封されたカップ状容器の商品について、当該蓋部を剥す工程を自動で行うことが必要になる。このような即席カップ麺や即席カップライス等において利用される、上部が蓋部で密封されたカップ状容器において、自動で蓋部を開封するための装置について示した先願特許は無い。
【0004】
カップ麺の蓋部に関する技術としては、例えば、開封後にされに再封状態に保持する機能を備える蓋部材に対する以下の開封後の処理等に関する先行技術等が開示されている程度である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-103746号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明者らは、上部が蓋部で密封されたカップ状容器を利用した即席カップ麺や即席カップライス等において、当該蓋部を自動で剥離する装置を開発することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らの鋭意研究の結果、
摘み部を有する蓋部によって開口部が密封されたカップ状容器が載置される載置部と、
当該載置されたカップ状容器を回転させる回転装置と、
前記カップ状容器の回転に沿って、当該カップ状容器の蓋部の摘み部下方に挿入され回転方向に沿って傾斜するプレート部と、
前記プレート部によって上方に屈曲した摘み部を挟持し、当該摘み部を所定方向に移動させることで蓋部を剥す機構と、
を有するカップ状容器の自動蓋部開封装置、とすることで、蓋部によって密封されたカップ状容器の蓋部を好適に剥離することができることを見出した。
【0008】
すなわち、本願第一の発明は、
“ 摘み部を有する蓋部によって開口部が密封されたカップ状容器が載置される載置部と、
当該載置されたカップ状容器を回転させる回転装置と、
前記カップ状容器の回転に沿って、当該カップ状容器の蓋部の摘み部下方に挿入され回転方向に沿って傾斜するプレート部と、
前記プレート部によって上方に屈曲した摘み部を挟持し、当該摘み部を所定方向に移動させることで蓋部を剥す機構と、
を備えたカップ状容器の自動蓋部開封装置。“、である。
【0009】
次に、上記の傾斜するプレート部については、蓋部の摘み部を水平まで起こす第一の傾斜するプレート部と、当該水平まで起こされた摘み部を上方に起こすプレート部に分離して、装着してもよい。
すなわち、本願第二の発明は、
“前記傾斜するプレート部が、蓋部の摘み部を水平まで起こす第一の傾斜するプレート部と、当該水平まで起こされた摘み部を上方に起こすプレート部を含む請求項1に記載のカップ状容器の自動蓋部開封装置。
”、である。
【0010】
次に、本願発明においては、カップ状容器の回転位置等を検出するための光電センサーを備えることが好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
“さらに、カップ状容器の回転位置の確認のための光電センサーを設けた請求項1又は2に記載のカップ状容器の自動蓋部開封装置。”、である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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