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公開番号2025018764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122756
出願日2023-07-27
発明の名称高温充填方法
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B67C 7/00 20060101AFI20250130BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】冷却工程において外層体と内層体との間へ冷却水が侵入することを防止することが可能な高温充填方法を提供することである。
【解決手段】口部11、胴部12及び底部13を備えたボトル形状の外層体10と、内容物の収容空間Sを有し、外層体10に収容される減容変形自在の内層体20と、口部11に設けられ、外層体10と内層体20との間に外気を導入する外気導入口14と、を有する合成樹脂製の二重容器1への内容物42の高温充填方法であって、二重容器1に65℃以上に加熱した内容物42を充填する充填工程と、充填工程の後、口部11に口部11を閉塞するキャップ30を装着するキャップ装着工程と、キャップ装着工程の後、キャップ30をカバー50で覆うカバー工程と、カバー工程の後、二重容器1に冷却水60を掛けて冷却する冷却工程と、を有することを特徴とする高温充填方法。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
口部、胴部及び底部を備えたボトル形状の外層体と、
内容物の収容空間を有し、前記外層体に収容される減容変形自在の内層体と、
前記口部に設けられ、前記外層体と前記内層体との間に外気を導入する外気導入口と、を有する合成樹脂製の二重容器への内容物の高温充填方法であって、
前記二重容器に65℃以上に加熱した内容物を充填する充填工程と、
前記充填工程の後、前記口部に前記口部を閉塞するキャップを装着するキャップ装着工程と、
前記キャップ装着工程の後、前記キャップをカバーで覆うカバー工程と、
前記カバー工程の後、前記二重容器に冷却水を掛けて冷却する冷却工程と、を有することを特徴とする高温充填方法。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記カバーがシュリンクフィルムであり、
前記カバー工程において、前記キャップの外側に配置した前記シュリンクフィルムを加熱して収縮させることで前記シュリンクフィルムにより前記キャップを覆う、請求項1に記載の高温充填方法。
【請求項3】
前記カバーが有頂筒状のカップであり、
前記カバー工程において、前記カップを前記口部に上方から被せる、請求項1に記載の高温充填方法。
【請求項4】
前記冷却工程の後、前記カバーを前記二重容器から取り除く除去工程を有する、請求項1~3の何れか1項に記載の高温充填方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂製の二重容器へ液体を高温で充填する高温充填方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば調味料(醤油や酢)等の食品を内容物として収容する容器として、口部、胴部及び底部を備えたボトル形状の外層体と、内容物の収容空間を有して外層体に収容される減容変形自在の内層体と、口部に設けられて外層体と内層体との間に外気を導入する外気導入口と、を有する合成樹脂製の二重容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
上記構成を有する二重容器は、内容物が充填された後、口部に当該口部を閉塞するキャップが装着される。キャップとしては、例えば、内容物を吐出させる吐出口と、当該吐出口を開閉する内容物用の逆止弁と、外気導入口と吸気口との間に設けられた空気用の逆止弁とを備えた構成のものが用いられる。このようなキャップが口部に装着されることで、二重容器は、口部を通して内容物が外部に吐出されるのに伴って外層体の形状を変化させることなく内層体のみを減容変形させて内層体の内部に外気が導入されることを抑制することができる。これにより、容器内に収容されている内容物の酸化による劣化や変質を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-23352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
殺菌を必要とする内容物を容器に充填する方法として高温充填方法が知られている。高温充填方法は、殺菌のために内容物を65℃以上の高温に加熱して容器に充填する充填工程と、充填工程の後、口部に当該口部を閉塞するキャップを装着するキャップ装着工程と、キャップ装着工程の後、口部などの熱変形を防止するために容器に冷却水のシャワーを掛けて冷却する冷却工程とを有するのが一般的である。
【0006】
しかし、上記のような合成樹脂製の二重容器に高温充填方法を適用すると、冷却工程において容器に冷却水のシャワーを掛けたときに、内容物が冷却されるのに伴って内層体が収縮して外層体と内層体との間に負圧が生じ、外気導入口を通して外層体と内層体との間に冷却水が侵入する虞がある、という問題があり、二重容器への高温充填は実施することができなかった。
【0007】
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、冷却工程において外層体と内層体との間へ冷却水が侵入することを防止することが可能な高温充填方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の高温充填方法は、口部、胴部及び底部を備えたボトル形状の外層体と、内容物の収容空間を有し、前記外層体に収容される減容変形自在の内層体と、前記口部に設けられ、前記外層体と前記内層体との間に外気を導入する外気導入口と、を有する合成樹脂製の二重容器への内容物の高温充填方法であって、前記二重容器に65℃以上に加熱した内容物を充填する充填工程と、前記充填工程の後、前記口部に前記口部を閉塞するキャップを装着するキャップ装着工程と、前記キャップ装着工程の後、前記キャップをカバーで覆うカバー工程と、前記カバー工程の後、前記二重容器に冷却水を掛けて冷却する冷却工程と、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の高温充填方法は、上記構成において、前記カバーがシュリンクフィルムであり、前記カバー工程において、前記キャップの外側に配置した前記シュリンクフィルムを加熱して収縮させることで前記シュリンクフィルムにより前記キャップを覆うのが好ましい。
【0010】
本発明の高温充填方法は、上記構成において、前記カバーが有頂筒状のカップであり、前記カバー工程において、前記カップを前記口部に上方から被せるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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