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公開番号2024162570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078200
出願日2023-05-10
発明の名称ボトルキャップ用開栓具
出願人個人
代理人個人,個人
主分類B67B 7/18 20060101AFI20241114BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】
高齢者や指に力のない小児、指や手に障害を持っている人等が、極めて簡単にボトルキャップを開けることができるボトルキャップ用開栓具を提供しようとする。
【解決手段】
軟質のあるいは可撓性素材を釣鐘状ないし、つばなしキャップ状に形成したカバーを備え、その内面に高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材を積層固着してなることを特徴とするボトルキャップ用開栓具。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
軟質のあるいは可撓性素材を釣鐘状ないし、つばなしキャップ状に形成したカバーを備え、その内面に高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材を積層固着してなることを特徴とするボトルキャップ用開栓具。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記カバーを構成する軟質のあるいは可撓性素材が、布シートや毛糸の織物、軟質プラスチック素材からなるシート等で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボトルキャップ用開栓具。
【請求項3】
前記高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材が、発泡性ポリ塩化ビニルや発泡ポリウレタン、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム等からなる素材で、かつシート状に作成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボトルキャップ用開栓具。
【請求項4】
前記軟質のあるいは可撓性素材からなる釣鐘状ないし、つばなしキャップ状カバーの内面に、高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材を積層固着する手段が、速乾性接着剤ないし両面粘着テープからなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかにに記載のボトルキャップ用開栓具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はボトルキャップ用開栓具に関し、高齢者や指に力のない小児、指や手に障害を持っている人等が、極めて簡単にボトルキャップを開けることができるボトルキャップ用開栓具に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来のこの種のボトルキャップ用開栓具としては、特開2022-118680号公報(特許文献1参照)の爪付きキャップ開けホルダーが知られている。
この爪付きキャップ開けホルダーは、樹脂素材からなる円形キャップを設け、円形キャップ下開口内縁に上ブタの爪を下から接触させ、爪を上に外す係止突起とする厚みのある輪状を周設固定を施して円形キャップと一体構成となるように設け、円形キャップをボトルフタの上から被せ、係止突起を爪の下に当て手のひらで保持している円形キャップに手首でスナップすると円形キャップの前方が上がり、係止突起が上ブタの爪を外すことができる構造としたものである。
また、実用新案登録第3150036号公報(特許文献2参照)には、具体的な説明がないため推測するに、半円形の部材を円形に組み合わせるためにジョイントで連結して開閉可能とし、使用時はペットボトルにキャップの上部に装着して強く圧迫しながらキャップを開口する方向に回して開口するようにしたペットボトルのキャップ開け器具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-118680号公報
実用新案登録第3150036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1ないし特許文献2に記載の爪付きキャップ開けホルダーやペットボトルのキャップ開け器具では、ホルダーや器具のボトルキャップへの密着性が不十分であり、高齢者や指に力のない小児、指や手に障害を持っている人等が、極めて簡単にボトルキャップを開けることができる構造とはなっていないのが実情であった。
【0005】
本発明はかかる問題を解消しようとするものであり、高齢者や指に力のない小児、指や手に障害を持っている人等が、極めて簡単にボトルキャップを開けることができるボトルキャップ用開栓具を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係るボトルキャップ用開栓具は、軟質のあるいは可撓性素材を釣鐘状ないし、つばなしキャップ状に形成したカバーを備え、その内面に高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材を積層固着してなるものであって、前記ボトルキャップ用開栓具をボトルキャップ上に被せ、手で握ることによって内面の滑り止め材をボトルキャップに密着させて無理なくボトルキャップを開けることができるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明に係るボトルキャップ用開栓具は、前記カバーを構成する軟質のあるいは可撓性素材が、布シートや毛糸の織物、軟質プラスチック素材からなるシート等で形成されていて、非常に手で握りやすい構造となっていることをも特徴とするものである。
【0008】
また、本発明に係るボトルキャップ用開栓具は、前記高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材が、発泡性ポリ塩化ビニルや発泡ポリウレタン、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム等からなる素材で、かつシート状に作成されているものであって、滑り止め材がボトルキャップに密着し、無理なくボトルキャップを開けることができるようにしたことをも特徴とするものである。
【0009】
さらに、本発明に係るボトルキャップ用開栓具は、前記軟質のあるいは可撓性素材からなる釣鐘状ないし、つばなしキャップ状カバーの内面に、高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材を積層固着する手段が、速乾性接着剤ないし両面粘着テープからなることをも特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係るボトルキャップ用開栓具においては、軟質のあるいは可撓性素材を釣鐘状ないし、つばなしキャップ状に形成したカバーを備え、その内面に高摩擦抵抗素材からなる滑り止め材を積層固着してあり、前記ボトルキャップ用開栓具をボトルキャップ上に被せ、手で握ることによって内面の滑り止め材をボトルキャップに密着させて無理なくボトルキャップを開けることができるようにしたものである。
したがって、小さな瓶入りの栄養剤のボトルのみならず、より大きなサイズのコーヒー缶やジュース缶等のサイズの異なる各種のボトルのキャップを開ける場合でも手で握るだけという作業で済むため取扱いが簡単であり、また内面の滑り止め材がボトルキャップに非常に密着しやすいという構造を採用してあるので、無理なくボトルキャップを開けることができることができるものとなったのである。
(【0011】以降は省略されています)

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