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公開番号
2025007741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109343
出願日
2023-07-03
発明の名称
飲料供給装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B67D
1/07 20060101AFI20250109BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】撹拌用エアライン及び抽出用エアラインについても良好に洗浄を行うこと。
【解決手段】粉砕された原料と湯とが投入される抽出機30と、抽出機30に対し、エアポンプ72を駆動させて撹拌用エアライン401を通じて加圧空気を供給することにより原料と湯とを撹拌させる一方、エアポンプ72を駆動させて抽出用エアライン402を通じて加圧空気を供給することにより飲料を抽出させる制御部12とを備え、抽出機30で抽出された飲料をカップCに供給する飲料供給装置1であって、制御部12は、洗浄指令が与えられたことを条件として、抽出機30、撹拌用エアライン401及び抽出用エアライン402を連通状態にしてそれらに湯を充満させる。
【選択図】図34
特許請求の範囲
【請求項1】
粉砕された原料と湯とが投入される抽出機と、
前記抽出機に対し、エアポンプを駆動させて撹拌用エアラインを通じて加圧空気を供給することにより前記原料と前記湯とを撹拌させる一方、前記エアポンプを駆動させて抽出用エアラインを通じて加圧空気を供給することにより飲料を抽出させる制御部と
を備え、
前記抽出機で抽出された飲料をカップに供給する飲料供給装置であって、
前記制御部は、洗浄指令が与えられたことを条件として、前記抽出機、前記撹拌用エアライン及び前記抽出用エアラインを連通状態にしてそれらに湯を充満させることを特徴とする飲料供給装置。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記抽出機は、
円筒状のシリンダと、
前記シリンダの上面開口を閉塞するトップシール部と、
前記シリンダの下面開口を開閉するフィルタブロックと
を備え、
前記制御部は、前記フィルタブロックに接続された前記撹拌用エアラインを通じて前記シリンダに前記加圧空気を供給して撹拌させる一方、前記トップシール部に接続された前記抽出用エアラインを通じて前記シリンダに前記加圧空気を供給して飲料を抽出させることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料供給装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、装置本体の内部に設けられた抽出機により粉砕された原料と湯とから飲料を抽出し、抽出した飲料を容器であるカップに供給する飲料供給装置が特許文献1に提案されている。この飲料供給装置では、エアポンプを駆動させて撹拌用エアラインを通じて加圧空気を抽出機に供給することにより原料と湯とを撹拌させており、その後にエアポンプを駆動させて抽出用エアラインを通じて加圧空気を抽出機に供給することにより飲料を抽出させていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-180713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記飲料供給装置では、撹拌用エアラインの一部は抽出された飲料の流通経路となっているので、湯等での洗浄が可能であったが、エアポンプから供給される加圧空気の大部分については洗浄が行われていなかった。また抽出用エアラインについてはその全域に亘って洗浄が行われていなかった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、撹拌用エアライン及び抽出用エアラインについても良好に洗浄を行うことができる飲料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る飲料供給装置は、粉砕された原料と湯とが投入される抽出機と、前記抽出機に対し、エアポンプを駆動させて撹拌用エアラインを通じて加圧空気を供給することにより前記原料と前記湯とを撹拌させる一方、前記エアポンプを駆動させて抽出用エアラインを通じて加圧空気を供給することにより飲料を抽出させる制御部とを備え、前記抽出機で抽出された飲料をカップに供給する飲料供給装置であって、前記制御部は、洗浄指令が与えられたことを条件として、前記抽出機、前記撹拌用エアライン及び前記抽出用エアラインを連通状態にしてそれらに湯を充満させることを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記飲料供給装置において、前記抽出機は、円筒状のシリンダと、前記シリンダの上面開口を閉塞するトップシール部と、前記シリンダの下面開口を開閉するフィルタブロックとを備え、前記制御部は、前記フィルタブロックに接続された前記撹拌用エアラインを通じて前記シリンダに前記加圧空気を供給して撹拌させる一方、前記トップシール部に接続された前記抽出用エアラインを通じて前記シリンダに前記加圧空気を供給して飲料を抽出させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御部は、洗浄指令が与えられたことを条件として、抽出機、撹拌用エアライン及び抽出用エアラインを連通状態にしてそれらに湯を充満させるので、撹拌用エアライン及び抽出用エアラインについても良好に洗浄を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の外観構成を示す斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の内部構造を示す斜視図である。
図3は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の主要な構成要素を模式的に示す模式図である。
図4は、本発明の実施の形態である飲料供給装置の内部構造を示す斜視図であり、一部の構成要素の図示を省略している。
図5は、1つの原料箱を示す斜視図である。
図6は、1つの原料箱を示す斜視図である。
図7は、1つの原料箱を示す分解斜視図である。
図8は、1つの原料箱を示す分解斜視図である。
図9は、図5~図8に示した収容部を払出部に取り付ける状態を示す側面図である。
図10は、図5~図9に示した原料箱の内部構造を示す断面図である。
図11は、図3及び図4に示した抽出機の外観構成を示す斜視図である。
図12は、図11に示した抽出機の要部の縦断面図である。
図13の(a)及び(b)は、通路構成部材の縦断面図である。
図14は、図11に示した抽出機の要部を示す断面図である。
図15は、図3に示したバルブ群を示す斜視図である。
図16は、図3や図15に示したエアバルブの内部構造を示す断面図である。
図17は、図3や図15に示したエアバルブの内部構造を示す断面図である。
図18は、図3や図15に示したエアバルブの内部構造を示す断面図である。
図19は、図16~図18に示したエアバルブケースの内部構造を示す断面図である。
図20は、図3や図15に示した湯バルブの外観構成を示す斜視図である。
図21は、図3や図15に示した湯バルブの内部構造を示す断面図である。
図22は、図3や図15に示した湯バルブの内部構造を示す断面図である。
図23は、図3や図15に示した湯バルブの外観構成を示す斜視図である。
図24は、図20~図23に示した湯バルブケースの内部構造を示す断面図である。
図25は、図3や図15に示したコーヒーバルブの分解斜視図である。
図26は、図3に示した排液バルブの外観構成を示す斜視図である。
図27は、図3に示した排液バルブの分解斜視図である。
図28は、図3に示した抽出機による飲料の抽出手順を模式的に示す説明図である。
図29は、図3に示した抽出機による飲料の抽出手順を模式的に示す説明図である。
図30は、図3に示した抽出機による飲料の抽出手順を模式的に示す説明図である。
図31は、図3に示した抽出機による飲料の抽出手順を模式的に示す説明図である。
図32は、図3に示した抽出機による飲料の抽出手順を模式的に示す説明図である。
図33は、図3に示した抽出機による飲料の抽出手順を模式的に示す説明図である。
図34は、図3に示した抽出機による撹拌用エアライン及び抽出用エアラインの洗浄を模式的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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