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公開番号
2025102245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219575
出願日
2023-12-26
発明の名称
キャップ保持機構並びにキャッパー
出願人
靜甲株式会社
代理人
個人
主分類
B67B
3/10 20060101AFI20250701BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】
真空ポンプなどのエアを吸引する為の特別な装置を用いること無く、安価に、キャップを吸着することができる機構を提供し、圧縮エアの給排気で開閉する爪を有するチャックとの併用を可能にしてキャップの保持不良をより確実に解消すること。
【解決手段】
ハウジング14内にストッパ21により上位位置が規制されて昇降移動軸11に嵌着され、下端面にパッキン22が配設されたインナーロッド23と、インナーロッド23とに間に第1付勢部材25を介在させ、インナーロッド23との相対位置を可変可能に配設された吸着ヘッド26を備え、吸着ヘッド26のパット用ブロック27の下面の逆凹部には、常にはパット用ブロック27よりも下方へ突出させたバキュームパッド28が配設され、パット用ブロック27にはバキュームパッド28内に連通してパッキン22により閉塞可能な給排気用開口29を有するエア通路30が形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
キャッパーに配設された昇降移動軸の下端部に配設され、昇降移動軸の昇降により容器の口元部に対して接離するキャップチャックにおけるキャップの保持機構であって、
前記キャップチャックは、
前記昇降移動軸の下端部のバキュームパッド用軸を軸心部に延出させて固定されたハウジング内にキャップ吸着手段を備え、
前記キャップ吸着手段は、
前記ハウジング内において前記バキュームパッド用軸に配設されたストッパにより上位位置が規制された状態で前記バキュームパッド用軸に嵌着され、下端面にパッキンが配設されたインナーロッドと、
前記インナーロッドとに間に第1付勢部材を介在させ、前記第1付勢部材の収縮によりインナーロッドとの相対位置を可変可能に前記バキュームパッド用軸の先端に配設された吸着ヘッドと、
を有し、
前記吸着ヘッドは、円筒状のパッド用ブロックを有し、前記パッド用ブロックの軸心部下面に形成された逆凹部には、常にはパッド用ブロックの端部よりも突出させたバキュームパッドが配設され、前記パッド用ブロックには、前記バキュームパッド内に連通して前記パッキンにより閉塞可能に形成された給排気用開口を有するエア通路が形成されており、
前記昇降移動軸が下降し、前記バキュームパッドが容器のキャップの上面に当接することにより収縮してバキュームパッド内のエアが前記エア通路から吸排気用開口を抜けるとき、常にはストッパによって上位位置にあったインナーロッドも下降して前記給排気用開口を塞いでキャップを吸着する負圧を発生させるように構成されていることを特徴とするキャップ吸着機構。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
請求項1のキャップ保持機構であって、さらに、キャップ把持手段を備え、
前記キャップ把持手段は、
前記ハウジングの内壁に摺接しながら昇降可能に前記バキュームパッド用軸回りに嵌着され、軸心部下面に形成された逆凹部には前記インナーロッドと吸着ヘッドが収納され、常には、前記パッド用ブロックとの間に配設された第2付勢部材によりハウジング内の上部位置で保持されているチャック用ブロックと、
前記チャック用ブロックによって押圧される複数個の把持部材とを有し、
前記チャック用ブロックは、その下面に前記把持部材を内径方向へ押圧する傾斜面状の押圧面が形成されており、
各把持部材は、ハウジング内に配設される摺動用ブロック部とハウジングの下面の開口よりも下方に位置してキャップを把持する爪部とを有し、摺動用ブロックの上面には前記チャック用ブロックの前記押圧面と対応する形状の傾斜面状の押圧受け面が形成されており、
前記昇降移動軸並びにバキュームパッド用軸には、ハウジング内上部に形成される圧力室内へエア供給源から供給される圧力エアを供給し、また、圧力室内の圧力エアをバルブから排気するためのエアー通路が形成されていることを特徴とするキャップ保持機構。
【請求項3】
請求項1または請求項2のキャップ保持機構を備え、前記昇降移動軸は押込みシリンダであり、前記パッド用ブロックの下端は、バキュームパッドが吸着したキャップの上面に当接し、下降する前記押し込みシリンダの押圧力を容器の口元部に被せた前記キャップに伝達する押圧部として作用することを特徴とするキャッパー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の口元部に施蓋する際にキャップを保持するキャップ保持機構並びにキャッパーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
以前より、容器の口元部に打栓や巻締めなどにより施蓋する際にキャップを保持する方法として、複数片の爪状チャックを開閉させて、キャップの外周壁を保持・解放する方法が採択されている(特許文献1参照)。
【0003】
この複数片の爪状チャックを開閉させる方法について、キャッパーの一例を以て説明する。
【0004】
この従来例に示すキャッパーは、液体充填装置の容器の搬送経路において、充填済みの容器の口元部に打栓による施蓋を行なうべく、前記搬送経路のキャッパー領域に設けられた装置である。このキャッパーにはキャップを把持するキャップチャックと、キャップをキャッパー領域に搬送された容器の口元部に対して接離する方向にキャップチャックを昇降させるキャップチャック昇降機構が設けられている。
【0005】
キャップチャック昇降機構にはエアシリンダなどにより形成される押込みシリンダが設けられており、この押込みシリンダの下端部にはピストンロッド、直管状の操作軸、キャップチャックが順に連結され、押込みシリンダの駆動により、キャップチャックが一体的に上下方向に移動するようになっている。
【0006】
ここで、キャップチャックにはシリンダハウジングが設けられており、シリンダハウジング内には軸心部に前記操作軸の下端部の大径部が固定されている。また、シリンダハウジング内にはピストンブロックと、このピストンブロックによって押圧される複数個の把持部材が設けられている。ピストンブロックの軸心部には操作軸の前記大径部が挿通される穴が形成されている。また、ピストンブロックの下面には前記把持部材を内径方向へ押圧する傾斜面状の押圧面が形成されている。
【0007】
各把持部材にはシリンダハウジングの底部に固定された端板から外方に延出される略L字状に屈曲された爪チャックと、この爪チャックの上部に連結された押圧部とが設けられている。この押圧部の上面にはピストンブロックの下面の前記押圧面と対応する形状の傾斜面状の押圧受け面が形成されている。
【0008】
そして、操作軸の大径部の上端部にはシリンダハウジングの上部の圧力室内に連通するエアー通路が形成され、このエアー通路は操作軸の管内に連通されている。そして、操作軸の上端部にはキャップチャックを作動する圧縮エアーを供給するエアー管路のエアー供給口が形成されている。シリンダハウジング内のピストンブロックは、キャップチャックが開状態で保持されている場合に、シリンダハウジングの上部位置で保持されている。
【0009】
そして、キャップチャックを作動する際にはエアー管路のエアー供給口から操作軸の管内を経てエアー通路からシリンダハウジングの上部の圧力室側に作動エアーが供給されるようになっている。このとき、ピストンブロックが下向きに移動する動作にともないピストンブロックの押圧面の傾斜面によって各把持部材の押圧受け部の上面が押圧され、各把持部材が内側に向けて移動する。そして、ピストン部材が下降限位置まで移動した時点で、各把持部材の爪チャックがキャップの外周面を把持する位置まで移動し、キャップを把持するようになっている。
【0010】
その後、キャップを把持したキャップチャックは、キャップチャック昇降機構の押込みシリンダの駆動により、把持したキャップを容器の口元部に押し込む動作を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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