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公開番号2024110301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014823
出願日2023-02-02
発明の名称充填装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B67C 3/28 20060101AFI20240807BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】送液ポンプを用いた充填装置において、使用される充填ノズルの数に関わらず各充填ノズルから供給される単位時間当たりの流量を略一定に維持する。
【解決手段】充填装置10は、充填バルブ26Bを備える複数の充填ノズル26と、マニホールド部34と各充填ノズル26を連絡する分岐配管32と、充填液Fを貯留する貯留タンク40とマニホールド部34を連絡する供給配管38と、供給配管38を通して貯留タンク40の充填液Fをマニホールド部34に送液するロータリーポンプ42と、各分岐配管32に送液される充填液Fを貯留タンクへ還流させる分岐戻り配管46と、充填バルブ26Bに対応する各分岐戻り配管46に設けられる開閉バルブ46Aと、充填バルブ26Bと開閉バルブ46Aの動作を制御する制御装置50とを備える。制御装置50は充填バルブ26Bを開放するとともに対応する開閉バルブ46Aを閉鎖して充填を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する複数の充填ノズルと、
前記充填ノズル内に形成された液通路を開閉する充填バルブと、
前記充填ノズルの下方に容器を供給する容器供給装置と、
前記液体を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクに供給配管を介して接続されるマニホールドと、
前記供給配管に設けられ前記貯留タンク内の液体を前記マニホールドに送液する送液ポンプと、
前記マニホールドに一端が接続されるとともに、他端が前記液通路の各々に接続される複数の分岐配管と、
前記分岐配管の各々に設けられ、前記マニホールドを介して前記分岐配管へ送液される液体を前記貯留タンクへ還流させるリターン通路と、
前記充填バルブの各々に対応する前記リターン通路を開閉する開閉バルブと、
前記充填バルブと前記開閉バルブの動作を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記充填バルブを開放するとともに、対応する前記開閉バルブを閉鎖して送液される液体を前記充填ノズルから容器に充填可能である
ことを特徴とする充填装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記充填ノズル下方に容器が供給されたか否かを検出するための容器検出器を設け、
前記制御装置は、前記容器検出器から容器が供給されなかった信号を受けると、該当する充填ノズルの充填バルブを閉鎖するとともに、対応する前記開閉バルブを開放させることにより、前記充填バルブに送液される液体を前記貯留タンクに還流させることを特徴とする請求項1に記載の充填装置。
【請求項3】
前記制御装置は、大流量充填と小流量充填とを切り替え可能であり、小流量充填を行う際には、前記充填バルブを開放した状態で前記開閉バルブを開放することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充填装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送液用のポンプを用いる充填装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
順次搬送される複数の容器に、複数の充填ノズルを用いて果物やナタデココなどの比較的大きな固形物を含む飲料(液体)を並列的に充填する充填装置が知られている(特許文献1)。このように固形物を含む充填液を取り扱う場合、固形物が詰まらないように配管を太くする必要がある。しかし、配管を太くすると加圧された貯留タンクの圧が低くても大量の充填液が流れてしまい流量制御が困難となる。そのため、このような充填装置では充填液を貯留するタンクから充填ノズルまでの配管経路にロータリーポンプを設け、ロータリーポンプにより充填液を一定流量で充填ノズルに供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-169839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようにポンプを送液に用いる場合、ポンプによる単位時間当たりの送液量が一定であるため、生産を開始/停止するときや容器供給に歯抜けが発生したときなどのように同時に使用される充填ノズルの数が減ると、充填ノズル当たりの流量が増大し、液はねが生じ易いと言う問題が発生する。また、容器重量や流量に基づき充填ノズルの作動を制御する場合、使用される充填ノズルの減少により充填ノズル当たり流量が一定値を超えると、ロードセルや流量計などの計測器の反応速度を超えてしまい、充填ノズルの適切な開閉制御ができず、充填量にばらつきが生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、送液ポンプを用いる充填装置において、使用される充填ノズルの数が増減する場合においても、使用中の充填ノズルを通して容器に供給される単位時間当たりの流量を略一定に維持することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の発明である充填装置は、液体を吐出する複数の充填ノズルと、前記充填ノズル内に形成された液通路を開閉する充填バルブと、前記充填ノズルの下方に容器を供給する容器供給装置と、前記液体を貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに供給配管を介して接続されるマニホールドと、前記供給配管に設けられ前記貯留タンク内の液体を前記マニホールドに送液する送液ポンプと、前記マニホールドに一端が接続されるとともに、他端が前記液通路の各々に接続される複数の分岐配管と、前記分岐配管の各々に設けられ、前記マニホールドを介して前記分岐配管へ送液される液体を前記貯留タンクへ還流させるリターン通路と、前記充填バルブの各々に対応する前記リターン通路を開閉する開閉バルブと、前記充填バルブと前記開閉バルブの動作を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記充填バルブを開放するとともに、対応する前記開閉バルブを閉鎖して送液される液体を前記充填ノズルから容器に充填可能であることを特徴としている。
【0007】
本発明の第2の発明である充填装置は、第1の発明において、前記充填ノズル下方に容器が供給されたか否かを検出するための容器検出器を設け、前記制御装置は、前記容器検出手器から容器が供給されなかった信号を受けると、該当する充填ノズルの充填バルブを閉鎖するとともに、対応する前記開閉バルブを開放させることにより、前記充填バルブに送液される液体を前記貯留タンクに還流させることを特徴としている。
【0008】
本発明の第3の発明である充填装置は、第1または第2の発明において、前記制御装置が、大流量充填と小流量充填とを切り替え可能であり、小流量充填を行う際には、前記充填バルブを開放した状態で前記開閉バルブを開放することを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、送液ポンプを用いる充填装置において、使用される充填ノズルの数が増減する場合においても、使用中の充填ノズルを通して容器に供給される単位時間当たりの流量を略一定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態である充填装置を含む搬送システムの配置を示す平面図である。
第1実施形態の充填装置の構成を示す模式的な縦断面図である。
ロータリージョイント近傍の拡大断面図である。
充填ノズルおよび開閉バルブを用いた各区間における制御の様子を模式的に示す図である。
第2実施形態の充填装置の構成を示す模式的な縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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