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公開番号
2025121274
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016621
出願日
2024-02-06
発明の名称
容器整列装置
出願人
澁谷工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65G
47/24 20060101AFI20250812BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】涙滴形状を有する容器が排出コンベヤ上において転倒することを確実に防止することができる容器整列装置を提供する。
【解決手段】容器Cは底面の面積が胴部の断面積よりも小さい。供給コンベヤは容器Cを横転状態で搬送し、排出コンベヤ15は容器Cを正立状態で搬送する。バケット25は正立した容器Cの搬送方向前方に位置する前方支持部材50と、正立した容器Cの搬送方向後方に位置する後方支持部材60とを有する。バケットコンベヤ17はバケット25を、排出コンベヤ15の搬送方向に沿って排出コンベヤ15の搬送速度よりも低速で移動させる。前方支持部材50に、容器Cに当接可能な凹部54を有する前方支持ブロック53を設ける。後方支持部材60に、凹部54より上方の左右両側部に転倒規制部61A、61Bを突出形成した後方支持ブロック61を設ける。これにより、バケット25に収容された容器Cが排出コンベヤ15の搬送方向斜め後方に倒れることを防止する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
底面の面積が胴部の断面積よりも小さい容器を整列させて搬送する容器整列装置であって、
前記容器を横転状態で搬送する第1搬送手段と、
前記第1搬送手段に隣接して配置され、前記容器を正立状態で搬送する第2搬送手段と、
前記第2搬送手段で搬送される正立状態の容器に対して搬送方向前方に位置する前方支持部材と搬送方向後方に位置する後方支持部材とを有する容器収容手段と、
前記容器収容手段を前記第2搬送手段の搬送方向に沿って前記第2搬送手段の搬送速度よりも低速で移動させる移動手段と、
前記第1搬送手段で搬送される前記容器を保持し、前記容器収容手段の上方に移送して解放するロボットと、
前記容器収容手段の上方に配置され、前記ロボットが解放した横転状態の容器に係合し、前記容器を正立状態として前記容器収容手段の前方支持部材と後方支持部材の間に収容させる起立部材とを備え、
前記前方支持部材に、前記胴部の断面積が最大となる最大径部もしくは当該最大径部より下方の胴部に当接可能な凹部を有する前方支持ブロックを設けるとともに、
前記後方支持部材には、前記前方支持ブロックの凹部より上方の左右両側部に、転倒規制部を突出形成する後方支持ブロックを設けて、
前記容器収容手段に収容された正立状態の容器が、前記第2搬送手段の搬送方向斜め後方に倒れることを防止することを特徴とする容器整列装置。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記第1搬送手段が搬送する前記容器の載置状態を検出する検出手段を備え、前記ロボットは、前記検出手段の検出結果に基づいて前記第1搬送手段で搬送される前記容器の長手方向中央部に対して所定量底面側にずれた箇所を保持することを特徴とする請求項1に記載の容器整列装置。
【請求項3】
前記前方支持ブロックおよび前記後方支持ブロックは、それぞれ着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器整列装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は容器整列装置に関し、より詳しくは、横転状態の容器をロボットにより保持して解放位置まで移送して解放し、落下する容器を起立部材に当接させて正立状態に起立させる容器整列装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来このような容器整列装置として特許文献1に記載されたものが知られている。この従来装置では、排出コンベヤとバケットコンベヤが設けられ、バケットコンベヤのバケットは、正立状態で排出コンベヤにより搬送される容器の前方と後方に係合する一対の支持部材を有し、排出コンベヤはバケットコンベヤよりも高速で移動する。この速度差を設けた理由は、バケットコンベヤの終端で、後方支持部材が容器に干渉して容器が転倒する可能性を低減するためであり、したがって容器は前方支持部材に押し付けられた状態で排出コンベヤにより搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-98566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
容器整列装置により処理される容器が涙滴形状、すなわち底面の面積が胴部の断面積よりも小さい形状を有する場合、前方支持部材と後方支持部材の間隔が容器の大径部分に合わせて定められるので、容器上部の小径部分が前方支持部材および後方支持部材から大きく離れた状態となる。特に、底面の接地面積が小さいため、ロボットによって排出コンベヤ上に供給された容器が落下の衝撃によって後方に傾いたとき、容器はバケットの後方支持部材にもたれ掛り傾斜した状態で、前方支持部材と後方支持部材の間に収容されるおそれがある。このような場合、バケットコンベヤの終端で前方支持部材と後方支持部材が排出コンベヤから離脱すると、容器はそのまま斜め後方に転倒することになる。
【0005】
本発明は、底面の面積が胴部の断面積よりも小さい形状を有する容器が、排出コンベヤ上において転倒することを確実に防止することができる容器整列装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、底面の面積が胴部の断面積よりも小さい容器を整列させて搬送する容器整列装置であり、容器を横転状態で搬送する第1搬送手段と、第1搬送手段に隣接して配置され、容器を正立状態で搬送する第2搬送手段と、第2搬送手段で搬送される正立状態の容器に対して、搬送方向前方に位置する前方支持部材と搬送方向後方に位置する後方支持部材とを有する容器収容手段と、容器収容手段を第2搬送手段の搬送方向に沿って第2搬送手段の搬送速度よりも低速で移動させる移動手段と、第1搬送手段で搬送される容器を保持し、容器収容手段の上方に移送して解放するロボットと、容器収容手段の上方に配置され、ロボットが解放した横転状態の容器に係合し、容器を正立状態として容器収容手段の前方支持部材と後方支持部材の間に収容させる起立部材とを備え、前方支持部材に、胴部の断面積が最大となる最大径部もしくは最大径部より下方の胴部に当接可能な凹部を有する前方支持ブロックを設けるとともに、後方支持部材には、前方支持ブロックの凹部より上方の左右両側部に、転倒規制部を突出形成する後方支持ブロックを設けて、容器収容手段に収容された正立状態の容器が、第2搬送手段の搬送方向斜め後方に倒れることを防止することを特徴としている。
【0007】
容器整列装置は、第1搬送手段が搬送する容器の載置状態を検出する検出手段を備えていてもよく、ロボットは、検出手段の検出結果に基づいて、第1搬送手段で搬送される容器の長手方向中央部に対して所定量底面側にずれた箇所を保持する。
また、前方支持ブロックおよび後方支持ブロックは、それぞれ着脱可能に設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、底面の面積が胴部の断面積よりも小さい形状を有する容器が、排出コンベヤ上において転倒することを確実に防止することができる容器整列装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態である容器整列装置を示す平面図である。
図1の要部の側面図である。
図2の要部の拡大図である。
図1の矢視X位置におけるバケットコンベヤのバケットを示す(a)側面図と(b)正面図と(c)平面図である。
バケットを搬送方向前方から見た斜視図である。
バケットを搬送方向後方から見た斜視図である。
バケットに前方支持ブロックと後方支持ブロックを設けない場合の作用を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図示された実施形態を参照して本発明を説明する。
図1は本発明の一実施形態である容器整列装置10を示す平面図であり、図2は図1の要部を示す側面図である。本実施形態において処理される容器Cは円筒状を有するプラスチック容器であり、その上端中央には口部C1が形成され、下端である底面C2は平坦面である。また容器Cの胴部は全体的に見て口部C1から底面C2へ向かって大径になり、底面C2の少し上に最大径部C3が形成され、いわゆる涙滴形状を呈する。換言すれば、底面C2の面積は胴部の断面積よりも小さい。なお本発明においては、容器Cにおける断面積(水平断面の面積)が底面C2の面積よりも大きな部分を胴部としている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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