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公開番号2025130817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028131
出願日2024-02-28
発明の名称容器搬送装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 47/30 20060101AFI20250902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器を押し潰すことなく貯留可能な容器搬送装置を提供する。
【解決手段】上流側コンベヤ12から単列で搬送されてくる容器を、上流側接続装置18により、複数の単列コンベヤ14A~14Hを並列配置した複列搬送コンベヤ14の何れかの単列コンベヤに選択的に接続するとともに、下流側接続装置20により複列搬送コンベヤ14の何れかの単列コンベヤを単列で容器を搬送する下流側コンベヤ16に接続する容器搬送装置において、下流側コンベヤ16に容器Cが滞留しておらず、容器を正常に搬送している通常運転時において、上流側接続装置18と接続される単列コンベヤと下流側接続装置20と接続される単列コンベヤが異なり、複数の単列コンベヤに重複して容器が貯留される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
容器を単列で搬送する上流側コンベヤと、容器を単列で搬送する単列コンベヤを複数列配置した複列搬送手段と、上記上流側コンベヤと上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤとを選択的に接続させる上流側接続手段と、容器を単列で搬送する下流側コンベヤと、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤと上記下流側コンベヤとを接続させる下流側接続手段と、上記複列搬送手段の各単列コンベヤ、上記上流側接続手段および下流側接続手段の作動を制御する制御手段とを備え、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤを介して上流側コンベヤから下流側コンベヤへ容器を搬送し、上記上流側接続手段の作動により異なる単列コンベヤに切り替えて容器を貯留する容器搬送装置において、
上記下流側コンベヤに容器が滞留しておらず、容器を正常に搬送している通常運転時において、上記上流側接続手段と接続される単列コンベヤと上記下流側接続手段と接続される単列コンベヤが異なることを特徴とする容器搬送装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
上記上流側接続手段は、容器の本数をカウントする計数手段を備え、上記制御手段は、上記計数手段が上記各単列コンベヤに予め設定された本数の容器が搬入されたことをカウントすると、異なる単列コンベヤに容器が搬入されるように上記上流側コンベヤと接続される単列コンベヤを異なる単列コンベヤに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の容器搬送装置。
【請求項3】
上記各単列コンベヤは、搬送される容器を検出する検出手段を備え、上記制御手段は、上記検出手段が搬送される先頭の容器を検出すると、異なる単列コンベヤに容器が搬入されるように上記上流側コンベヤと接続される単列コンベヤを異なる単列コンベヤに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の容器搬送装置。
【請求項4】
上記上流側コンベヤは、搬送される容器を検出する上流側容器検出手段を備え、上記制御手段は、上記上流側容器検出手段が容器間の予め設定された値以上の間隔を検知すると、上流側容器検出手段の下流側の上流側コンベヤおよび上流側接続手段と接続される単列コンベヤの搬送速度を低下させることを特徴とする請求項1に記載の容器搬送装置。
【請求項5】
上記複列搬送手段における容器の貯留量に応じて、上記下流側接続手段と接続された単列コンベヤおよび下流側コンベヤの搬送速度が変更されることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の容器搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器を一時的に貯留することが可能な容器搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、飲料製造ラインにおいては、フィラ、キャッパ、ラベラ、ケーサなどの容器処理装置が順に配置されて、各装置で所定の処理が行われる。このような飲料製造ラインの運転中に全ての装置が一度も停止しないことは殆どなく、何れかの装置が何らかの理由で停止したり減速したりする。そのため、装置間における所定位置にはアキュームコンベヤが設けられ、下流側の装置が停止したり減速したりした場合(ラベラにおいてはロール交換時など)、上流側の装置から搬送される容器をアキュームコンベヤに貯留する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載されたアキューム装置は、上流側の容器処理装置に接続された上流側コンベヤと、複数の単列コンベヤを並行に配置して構成された複数列搬送手段と、上流側コンベヤによって単列で搬送されてきた容器を複数列搬送手段の何れかの単列コンベヤへ分岐させて導入する上流側接続手段と、下流側の容器処理装置に接続された下流側コンベヤと、複数列搬送手段の何れかの単列コンベヤによって搬送されてきた容器を下流側コンベヤに排出する下流側接続手段とを備えている。また、上流側接続手段は、上流側接続手段と接続されて単列で容器を搬送する導入コンベヤを備えており、この導入コンベヤから各単列コンベヤまでの間を、上流側コンベヤよりも容器搬送速度を遅く設定し、(アキューム装置の設置スペースの抑制のため)上流側コンベヤによって間隔を空けて搬送されてきた容器の間隔を狭くしている。
【0004】
特許文献1に記載されたアキューム装置では、正常運転されている間、上流側接続手段によって上流側コンベヤと複数列搬送手段の第8番目の単列コンベヤが常時接続され、下流側接続手段から下流側コンベヤを経て下流側の容器処理装置に供給される。下流側の容器処理装置がトラブルなどにより停止すると次第に上流側に向かって容器が滞留する。そして、下流側コンベヤに設置された検出手段により容器の滞留が検出されると、容器を搬送している8番目の単列コンベヤを停止させるとともに、上流側の容器処理装置からの容器を上流側接続手段によって複数列搬送手段の別の各列に分岐させて順次導入し貯留している。
【0005】
しかし、上流側接続手段に既に供給された容器の一部に対しては、別の列への導入の切り替えが間に合わない。そのためこれら一部の容器が分岐コンベヤ上で溢れないように、8番目の単列コンベヤに、これら一部の容器を導入させる必要がある。そのため特許文献1のアキューム装置では、下流側接続手段および下流側コンベヤを上流側の複数列搬送手段よりも高速で走行させて下流側コンベヤにおける容器同士の間隔を拡大し、下流側の容器処理装置がトラブルなどにより停止した(下流側コンベヤが停止した)場合には、下流側コンベヤにおける容器同士の間隔を詰めることで、下流側コンベヤが停止されてから8番目の単列コンベヤが停止されるまでの間に下流側コンベヤに排出される容器を吸収している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5572964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記特許文献1の構成では、下流側コンベヤにおいて停止している容器に後続の容器が次々当たって停止されるため、押圧力により一部の容器が潰れたり、変形したりするという問題があった。
【0008】
本発明は、容器を押し潰すことなく貯留可能な容器搬送装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の発明である容器搬送装置は、容器を単列で搬送する上流側コンベヤと、容器を単列で搬送する単列コンベヤを複数列配置した複列搬送手段と、上記上流側コンベヤと上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤとを選択的に接続させる上流側接続手段と、容器を単列で搬送する下流側コンベヤと、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤと上記下流側コンベヤとを接続させる下流側接続手段と、上記複列搬送手段の各単列コンベヤ、上記上流側接続手段および下流側接続手段の作動を制御する制御手段とを備え、上記複列搬送手段の何れかの単列コンベヤを介して上流側コンベヤから下流側コンベヤへ容器を搬送し、上記上流側接続手段の作動により異なる単列コンベヤに切り替えて容器を貯留する容器搬送装置において、上記下流側コンベヤに容器が滞留しておらず、容器を正常に搬送している通常運転時において、上記上流側接続手段と接続される単列コンベヤと上記下流側接続手段と接続される単列コンベヤが異なるものであることを特徴としている。
【0010】
本発明の第2の発明である容器搬送装置は、第1の発明において、上記上流側接続手段は、容器の本数をカウントする計数手段を備え、上記制御手段は、上記計数手段が各単列コンベヤに予め設定された本数の容器が搬入されたことをカウントすると、異なる単列コンベヤに容器が搬入されるように上記上流側コンベヤと接続される単列コンベヤを異なる単列コンベヤに切り替えることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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