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公開番号2024082047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195749
出願日2022-12-07
発明の名称液体充填方法
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B67C 3/00 20060101AFI20240612BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】容器の内部での液体の泡立ちを抑制しつつより迅速に容器の内部に液体を充填することが可能な液体充填方法を提供することである。
【解決手段】容器2に液体Lを充填する液体充填方法であって、容器2の口部2aから挿入した充填ロッド40を容器2の底部2bの近傍の下限位置にまで下降させた状態で、充填ロッド40の下端開口42から第1の充填速度で容器2の内部に所定量の液体Lを供給する一次充填工程と、一次充填工程の後、ノズル20から第1の充填速度よりも高い第2の充填速度で口部2aを通して容器2の内部に所定量の液体Lを供給する二次充填工程と、を有することを特徴とする液体充填方法。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
容器に液体を充填する液体充填方法であって、
前記容器の口部から挿入した充填ロッドを前記容器の底部近傍の下限位置にまで下降させた状態で、前記充填ロッドの下端開口から第1の充填速度で前記容器の内部に所定量の液体を供給する一次充填工程と、
前記一次充填工程の後、ノズルから前記第1の充填速度よりも高い第2の充填速度で前記口部を通して前記容器の内部に所定量の液体を供給する二次充填工程と、を有することを特徴とする液体充填方法。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記充填ロッドの下端開口から前記容器の内部に液体を供給しつつ前記二次充填工程を行う、請求項1に記載の液体充填方法。
【請求項3】
前記二次充填工程の後、前記充填ロッドの下端開口から前記容器の内部の液体を所定量だけ吸引除去するサックバック工程をさらに有する、請求項1または2に記載の液体充填方法。
【請求項4】
前記一次充填工程の後、前記充填ロッドを下限位置に保持したまま前記二次充填工程及び前記サックバック工程を行う、請求項3に記載の液体充填方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に液体を充填する液体充填方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ブロー成形などによって予め所定形状に形成された容器(例えばペットボトル)に飲料などの液体を充填する液体充填方法として、容器の口部から挿入した充填ロッドを容器の底部近傍の下限位置にまで下降させ、この状態で充填ロッドの下端開口から低い充填速度(流量)で容器の内部に液体を送出し、容器の内部の液体が所定量に達した後、液体の充填速度を所定の高流量にまで増大させつつ当該高流量のまま充填ロッドを上方に移動させて容器の内部に所定量の液体を充填することで、充填の初期において容器の底部に液体が衝突することで生じる液体の泡立ちを抑制しつつ容器への液体の充填を迅速に完了することができるようにした液体充填方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-37203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の液体充填方法では、充填ロッドの内部に設けた狭い流路を通して液体を容器の内部に充填するようにしているので、液体の充填速度を高めて充填時間をさらに短縮することが困難である、という問題点があった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器の内部での液体の泡立ちを抑制しつつより迅速に容器の内部に液体を充填することが可能な液体充填方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の液体充填方法は、容器に液体を充填する液体充填方法であって、前記容器の口部から挿入した充填ロッドを前記容器の底部近傍の下限位置にまで下降させた状態で、前記充填ロッドの下端開口から第1の充填速度で前記容器の内部に所定量の液体を供給する一次充填工程と、前記一次充填工程の後、ノズルから前記第1の充填速度よりも高い第2の充填速度で前記口部を通して前記容器の内部に所定量の液体を供給する二次充填工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明の液体充填方法は、上記構成において、前記充填ロッドの下端開口から前記容器の内部に液体を供給しつつ前記二次充填工程を行うのが好ましい。
【0008】
本発明の液体充填方法は、上記構成において、前記二次充填工程の後、前記充填ロッドの下端開口から前記容器の内部の液体を所定量だけ吸引除去するサックバック工程をさらに有するのが好ましい。
【0009】
本発明の液体充填方法は、上記構成において、前記一次充填工程の後、前記充填ロッドを下限位置に保持したまま前記二次充填工程及び前記サックバック工程を行うのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、容器の内部での液体の泡立ちを抑制しつつより迅速に容器の内部に液体を充填することが可能な液体充填方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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