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公開番号2025053857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162931
出願日2023-09-26
発明の名称噴出ヘッド
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250331BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来と同じようにして内容物を噴出させることが可能であって、更にリサイクル性にも優れる噴出ヘッドを提案する。
【解決手段】本発明の噴出ヘッド1は、ステム56とともに移動するジョイント2と、ジョイント2に対して軸線Oに沿う向きに移動可能に取り付けられるヘッド3と、噴出口5cを閉鎖する前進位置と噴出口5cを開放する後退位置との間で移動するシャットオフピン6とを備え、ヘッド3は、シャットオフピン6の後端部に対向する後側壁部4fを有し、後側壁部4f及び後端部の何れか一方に、後側壁部4f及び後端部の何れか他方に向かって延出された延出部4gが設けられ、後側壁部4f及び後端部の何れか他方に、シャットオフピン6が後退位置へ移動した際に延出部4gによって内向きに撓む第一弾性片6e及び外向きに撓む第二弾性片6fが設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器のステムに接続される接続部と、該ステムから噴出される内容物が通過する連通路とを有し、該ステムとともに移動するジョイントと、
前記ジョイントに対して前記ステムの軸線に沿う向きに移動可能に取り付けられ、前記連通路に通じる内部通路と、該内部通路に導入された内容物を外界へ噴出させる噴出口とを有するヘッドと、
前記内部通路の内側に配され、前記噴出口を閉鎖する前進位置と前記噴出口から離反して該噴出口を開放する後退位置との間で移動するシャットオフピンと、
前記ヘッドを押圧すると前記シャットオフピンを前記前進位置から前記後退位置へ移動させる移動機構と、を備え、
前記ヘッドは、前記シャットオフピンの後端部に対向する後側壁部を有し、
前記後側壁部及び前記後端部の何れか一方に、該後側壁部及び該後端部の何れか他方に向かって延出された延出部が設けられ、
前記後側壁部及び前記後端部の何れか他方に、前記シャットオフピンが前記後退位置へ移動した際に前記延出部によって内向きに撓む第一弾性片及び外向きに撓む第二弾性片が設けられた噴出ヘッド。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記後側壁部及び前記後端部の何れか他方に、前記第一弾性片と前記第二弾性片が隣り合う配置で設けられた請求項1に記載の噴出ヘッド。
【請求項3】
前記第一弾性片の先端部に、該第一弾性片の根元から先端に向かって外側面が内側に傾く第一傾斜部が設けられた請求項1に記載の噴出ヘッド。
【請求項4】
前記第二弾性片の先端部に、該第二弾性片の根元から先端に向かって内側面が外側に傾く第二傾斜部が設けられた請求項1に記載の噴出ヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ付き容器やエアゾール式容器等のステムに接続して使用される噴出ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従前より、内容物を収容した容器のステムに接続され、押圧操作によって内容物を外界に噴出させる噴出ヘッドが使用されている。一般に使用されている噴出ヘッドは、噴出口が開放されたままであるため、例えば長期間使用しない場合には噴出ヘッド内に残存する内容物が固化してしまうことがある。
【0003】
このような不具合を解決できるものとして、特許文献1に示されているような噴出ヘッドも知られている。この噴出ヘッドは、噴出口を備えるヘッドの内部にシャットオフピンが配されている。シャットオフピンは、噴出口を閉鎖する前進位置とこの噴出口を開放する後退位置との間で移動することが可能であって、コイルスプリングによって前方へ付勢されている。またシャットオフピンは、レバー等の移動機構を介してヘッドとつながっている。このような噴出ヘッドによれば、ヘッドを押圧すると、レバー等によって前進位置のシャットオフピンが後退して噴出口が開放され、また押し下げられたヘッドによってステムも押し下げられるため、容器に収容した内容物はステムからヘッド内に導入されて噴出口から噴出される。そしてヘッドへの押圧を解除すると、コイルスプリングによってシャットオフピンが前進して噴出口を閉鎖することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4975560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでこのような噴出ヘッドは、大部分の部材は合成樹脂製であるものの、上述したコイルスプリングは金属製である。このため使用後に廃棄するにあたって、このままの状態では樹脂品としてリサイクルすることができない。また一般にこの種の噴出ヘッドでは、通常の使用時において部材が外れてしまうことを避けるべく、例えば嵌合等によって部材同士は強固に固定されている。従って、噴出ヘッドを分解してコイルスプリングと他の部材とに分別するにも手間を要することとなる。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、従来と同じように内容物を噴出させることが可能であって、更にリサイクル性にも優れる噴出ヘッドを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、容器のステムに接続される接続部と、該ステムから噴出される内容物が通過する連通路とを有し、該ステムとともに移動するジョイントと、
前記ジョイントに対して前記ステムの軸線に沿う向きに移動可能に取り付けられ、前記連通路に通じる内部通路と、該内部通路に導入された内容物を外界へ噴出させる噴出口とを有するヘッドと、
前記内部通路の内側に配され、前記噴出口を閉鎖する前進位置と前記噴出口から離反して該噴出口を開放する後退位置との間で移動するシャットオフピンと、
前記ヘッドを押圧すると前記シャットオフピンを前記前進位置から前記後退位置へ移動させる移動機構と、を備え、
前記ヘッドは、前記シャットオフピンの後端部に対向する後側壁部を有し、
前記後側壁部及び前記後端部の何れか一方に、該後側壁部及び該後端部の何れか他方に向かって延出された延出部が設けられ、
前記後側壁部及び前記後端部の何れか他方に、前記シャットオフピンが前記後退位置へ移動した際に前記延出部によって内向きに撓む第一弾性片及び外向きに撓む第二弾性片が設けられた噴出ヘッドである。
【0008】
前記後側壁部及び前記後端部の何れか他方に、前記第一弾性片と前記第二弾性片が隣り合う配置で設けられることが好ましい。
【0009】
前記第一弾性片の先端部に、該第一弾性片の根元から先端に向かって外側面が内側に傾く第一傾斜部が設けられることが好ましい。
【0010】
前記第二弾性片の先端部に、該第二弾性片の根元から先端に向かって内側面が外側に傾く第二傾斜部が設けられることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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