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公開番号2025058647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168707
出願日2023-09-28
発明の名称フォーマーポンプ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250402BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】金属スプリングを樹脂スプリングに置き換え、しかもポンプ全高を抑えることができるフォーマーポンプを提供する。
【解決手段】フォーマーポンプ1は、上筒部2a、上筒底部2b、下筒部2c及び下筒底部2dを有するエアシリンダ2と、下筒部2cの内周面との間に環状空間S1を形成するようにエアシリンダ2内に設けられる液シリンダ3と、装着部5と、エアピストン6と、液ピストン7と、エアピストン6及び液ピストン7を伴って昇降する昇降部材8と、昇降部材8を上昇させる付勢力を生じる樹脂スプリング9とを有し、昇降部材8は、下筒部2cより上方で樹脂スプリング9の上端部を押下げるスプリング押下部8aを有し、樹脂スプリング9の下端部は、環状空間S1に配置され、昇降部材8の昇降によって、容器4内から液シリンダ3を通して圧送した液状の内容物10とエアシリンダ2から圧送した空気とを混合して泡状にし、吐出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上筒部、前記上筒部の下端部から径方向内側に延びる上筒底部、前記上筒底部の内周縁部から垂下する下筒部、及び、前記下筒部の下端部から径方向内側に延びる下筒底部を有するエアシリンダと、
前記下筒部の内周面との間に環状空間を形成するように前記エアシリンダ内に設けられる液シリンダと、
容器の口部に装着され、前記エアシリンダを保持する装着部と、
前記エアシリンダの前記上筒部に対して摺動によって昇降するエアピストンと、
前記液シリンダに対して摺動によって昇降する液ピストンと、
前記エアピストン及び前記液ピストンを伴って昇降する昇降部材と、
前記昇降部材を上昇させる付勢力を生じる樹脂スプリングとを有し、
前記昇降部材は、前記下筒部より上方で前記樹脂スプリングの上端部を押下げるスプリング押下部を有し、
前記樹脂スプリングの下端部は、前記環状空間に配置され、
前記昇降部材の昇降によって、前記容器内から前記液シリンダを通して圧送した液状の内容物と前記エアシリンダから圧送した空気とを混合して泡状にし、吐出するフォーマーポンプ。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記上筒部、前記上筒底部、前記下筒部、及び、前記下筒底部から上方に延びる吸込部を有するエアシリンダ部材と、
前記液シリンダを有し前記吸込部に嵌合によって装着される液シリンダ部材とを有し、
前記昇降部材は、押下ヘッドと、ステム部と、前記ステム部から径方向外側に突出する前記スプリング押下部とを有し、前記ステム部及び前記押下ヘッドを通して泡状の前記内容物を吐出する、請求項1に記載のフォーマーポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はフォーマーポンプに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
上筒部及び上筒部の下端部から径方向内側に延びる上筒底部を有するエアシリンダと、上筒底部の内周縁部から垂下する下筒部、及び、下筒部の下端部から径方向内側に延びる下筒底部を有する液シリンダと、容器の口部に装着され、エアシリンダを保持する装着部と、エアピストンと、液ピストンと、エアピストン及び液ピストンを伴って昇降する昇降部材と、昇降部材を上昇させる付勢力を生じる金属スプリングとを有し、昇降部材は、金属スプリングの上端部を押下げるスプリング押下部を有し、金属スプリングの下端部は液シリンダ内に配置され、下筒底部に当接し、昇降部材の昇降によって、容器内から液シリンダを通して圧送した内容物とエアシリンダから圧送した空気とを混合して泡状にし、吐出するフォーマーポンプが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-111533号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
環境配慮等の観点から全部品を樹脂で構成したポンプが求められている。ポンプの全樹脂化においては、金属スプリングの樹脂化が一つの課題となる。
【0005】
しかし、樹脂スプリングは、その全長に亘って(最大長から最小長まで)伸縮することで劣化(へたり)が生じ易く、逆に最小長まで圧縮しないで伸縮させることで「へたり」が生じにくくなる。このため、特許文献1に記載されるような従来のフォーマーポンプの金属スプリングを樹脂スプリングに置き換えた場合は、当該スプリングが最小長近くまで圧縮されてしまうため、当該樹脂スプリングが繰り返しの伸縮により「へたり」を生じ易く、置き換えの実用化が難しかった。
【0006】
また、この対策として液用シリンダを長くすることが考えられるが、そうしたポンプは全高が大きくなりすぎてしまい現実的ではない。
【0007】
そこで本発明の目的は、金属スプリングを樹脂スプリングに置き換え、しかもポンプ全高を抑えることができるフォーマーポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0009】
[1]
上筒部、前記上筒部の下端部から径方向内側に延びる上筒底部、前記上筒底部の内周縁部から垂下する下筒部、及び、前記下筒部の下端部から径方向内側に延びる下筒底部を有するエアシリンダと、
前記下筒部の内周面との間に環状空間を形成するように前記エアシリンダ内に設けられる液シリンダと、
容器の口部に装着され、前記エアシリンダを保持する装着部と、
前記エアシリンダの前記上筒部に対して摺動によって昇降するエアピストンと、
前記液シリンダに対して摺動によって昇降する液ピストンと、
前記エアピストン及び前記液ピストンを伴って昇降する昇降部材と、
前記昇降部材を上昇させる付勢力を生じる樹脂スプリングとを有し、
前記昇降部材は、前記下筒部より上方で前記樹脂スプリングの上端部を押下げるスプリング押下部を有し、
前記樹脂スプリングの下端部は、前記環状空間に配置され、
前記昇降部材の昇降によって、前記容器内から前記液シリンダを通して圧送した液状の内容物と前記エアシリンダから圧送した空気とを混合して泡状にし、吐出するフォーマーポンプ。
【0010】
[2]
前記上筒部、前記上筒底部、前記下筒部、及び、前記下筒底部から上方に延びる吸込部を有するエアシリンダ部材と、
前記液シリンダを有し前記吸込部に嵌合によって装着される液シリンダ部材とを有し、
前記昇降部材は、押下ヘッドと、ステム部と、前記ステム部から径方向外側に突出する前記スプリング押下部とを有し、前記ステム部及び前記押下ヘッドを通して泡状の前記内容物を吐出する、[1]に記載のフォーマーポンプ。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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