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公開番号2024080787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194018
出願日2022-12-05
発明の名称給油認証システム
出願人株式会社タツノ
代理人個人
主分類B67D 7/32 20100101AFI20240610BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】燃料油を容器に給油する際に必要な本人確認等の手間を省きつつ、信頼性の高い認証を行うことのできる給油認証システムを提供する。
【解決手段】本人確認情報が入力され、認証キー取得要求と、給油所内に存在することを示す識別情報を出力する携帯端末2と、携帯端末から認証キー取得要求が入力されると、識別情報に基づいて認証キー情報を生成して携帯端末に出力するサーバ5とを備える給油認証システム1。携帯端末はサーバより出力された認証キー情報を表示し、携帯端末に表示された認証キー情報は給油所機器(給油許可装置3等)で読み取られてサーバへ出力され、給油所機器で読み取った認証キー情報が、携帯端末からの認証キー取得要求により生成された認証キー情報と一致しており、かつ、生成された認証キー情報が有効期限内である場合に、サーバ内において認証を許可することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本人確認情報が入力され、認証キー取得要求と、給油所内に存在することを示す識別情報を出力する携帯端末と、
該携帯端末から前記認証キー取得要求が入力されると、前記識別情報に基づいて認証キー情報を生成して前記携帯端末に出力するサーバとを備えることを特徴とする給油認証システム。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記携帯端末は前記サーバより出力された前記認証キー情報を表示し、
前記携帯端末に表示された前記認証キー情報は給油所機器で読み取られて前記サーバへ出力され、
前記給油所機器で読み取った前記認証キー情報が、前記携帯端末からの前記認証キー取得要求により生成された認証キー情報と一致しており、かつ、前記生成された認証キー情報が有効期限内である場合に、前記サーバ内において認証を許可することを特徴とする請求項1に記載の給油認証システム。
【請求項3】
前記サーバ内において認証が許可されると、前記給油所機器は給油装置に給油許可信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の給油認証システム。
【請求項4】
前記給油所機器は、給油許可装置、POS、給油装置又は外設機であることを特徴とする請求項2又は3に記載の給油認証システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携行缶等への給油の際に必要な本人確認等の手間を省きつつ、信頼性の高い認証を行うことのできる給油認証システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
燃料油を携行缶等の容器に給油する装置として、本出願人は特許文献1、2において、長年の使用によっても油漏れを起こす虞が少ないノズル機構を備えた給油装置や、効率よく携行缶等へ給油ができる給油装置を提案している。
【0003】
一方、令和元年7月に発生した京都府京都市伏見区の爆発火災を受け、同様の事案の発生を抑止するため、危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令(令和元年総務省令第67号)により、ガソリンを販売するため容器に詰め替えるときは、顧客の本人確認、使用目的の確認及び販売記録の作成を行うこととされたが、令和3年12月に大阪市北区において、多数の死傷者を伴うビル火災が発生するなど、不審者への販売を完全には防ぎきれていないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-264999号公報
特開平11-91887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、燃料油(特にガソリン)を容器(携行缶等)に給油する際に必要な本人確認等の手間を省きつつ、信頼性の高い認証を行うことのできる給油認証システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は給油認証システムであって、本人確認情報が入力され、認証キー取得要求と、給油所内に存在することを示す識別情報を出力する携帯端末と、該携帯端末から前記認証キー取得要求が入力されると、前記識別情報に基づいて認証キー情報を生成して前記携帯端末に出力するサーバとを備えることを特徴とする。ここで、本人確認情報は顧客の住所、氏名等である。また、識別情報にはGPS情報の他、会員コード情報、今回使用目的等を含めることができる。
【0007】
本発明によれば、予め顧客の携帯端末に本人確認情報を入力しておくことで燃料油を容器に給油する際に必要な本人確認等の手間を省くことができると共に、識別情報と認証キー情報の活用により、他人になりすまして不正な給油を行うことを防止し、信頼性の高い認証が可能となる。
【0008】
上記給油認証システムにおいて、前記携帯端末は前記サーバより出力された前記認証キー情報を表示し、前記携帯端末に表示された前記認証キー情報は給油所機器で読み取られて前記サーバへ出力され、前記給油所機器で読み取った前記認証キー情報が、前記携帯端末からの前記認証キー取得要求により生成された認証キー情報と一致しており、かつ、前記生成された認証キー情報が有効期限内である場合に、前記サーバ内において認証を許可することができ、これによってより信頼性の高い認証を行うことができる。
【0009】
また、前記サーバ内において認証が許可されると、前記給油所機器が給油装置に給油許可信号を出力してもよく、前記給油所機器には給油許可装置、POS、給油装置又は外設機が含まれる。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明によれば、燃料油を容器に給油する際に必要な本人確認等の手間を省きつつ、信頼性の高い認証を行うことのできる給油認証システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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