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公開番号2024097531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2023001035
出願日2023-01-06
発明の名称キャッパー装置
出願人株式会社サイレック
代理人個人
主分類B67B 3/20 20060101AFI20240711BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】簡易な構成でもってコスト高を招くことなく処理能力を高めることができる安価で新規なキャッパー装置を提供する。
【解決手段】所定位置に順次搬送されて保持される容器Aの口部A1に対して、真上よりキャップBを供給して載せるキャップ供給機構20と、容器Aの口部A1上のキャップBを両側から挟み込み位置決めした後、該キャップBに両側から逆方向の回転力を伝達して容器Aの口部A1に巻き締めるキャップ巻締機構30と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボトル等の容器の口部にキャップを供給して巻き締めるキャッパー装置において、
所定位置に順次搬送されて保持される容器の口部に対して、真上よりキャップを供給して載せるキャップ供給機構と、
前記容器の口部上のキャップを両側から挟み込み位置決めした後、該キャップに両側から逆方向の回転力を伝達して容器の口部に巻き締めるキャップ巻締機構と、を備えたことを特徴とするキャッパー装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記キャップ供給機構は、
水平方向に180度ずつ正逆回転する反転支持バーと、
前記反転支持バーの一端側と他端側に、それぞれ上下方向に昇降可能に支持され、キャップを吸着して保持可能な一対の吸着ヘッドと、を有し、
前記反転支持バーは、一端側の前記吸着ヘッドが、順次搬送された定位置のキャップの天面に触れるように下降し吸着してから上昇すると共に、他端側の前記吸着ヘッドが、順次搬送された所定位置の容器の口部上に吸着保持中のキャップを載せるように下降し吸着解放してから上昇する動作に合わせて、正逆回転することを特徴とする請求項1に記載のキャッパー装置。
【請求項3】
前記キャップ巻締機構は、
所定位置に保持された容器の口部上のキャップに対して、その両側から近接ないし離間可能に支持され、キャップに近接した際に圧接可能な一対の締付回転体を有し、
前記各締付回転体は、先ずキャップに圧接して容器の口部に対してずれない状態に位置決めした後、次いで互いに逆方向に回転することにより、キャップを回転させて容器の口部に本締め相当のトルク値で締め付け可能としたことを特徴とする請求項2に記載のキャッパー装置。
【請求項4】
前記各締付回転体の駆動系を含む構成部品とその可動領域を、前記キャップ供給機構における前記反転支持バーおよび前記各吸着ヘッドの動作軌跡に干渉しない位置に配置したことを特徴とする請求項3に記載のキャッパー装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトル等の容器の口部にキャップを供給して巻き締めるキャッパー装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、この種のボトル等の容器の口部にキャップを供給して巻き締めるキャッパー装置としては、様々な種類が既に提案されており、例えば代表的なタイプとして、(a)回転下降タイプ、(b)回転下降・簡易仮締めタイプ、(c)前工程キャップ載せタイプ、と3つのタイプが知られている。
【0003】
前記(a)の回転下降タイプは、キャップを保持し回転下降することで、キャップの供給と巻き締めを行うように構成されている。例えば特許文献1に記載の装置では、複雑な機構のキャップ保持具によってキャップを保持し、容器の真上から回転下降しつつ供給と同時に巻き締めを行っていた。
【0004】
前記(b)の回転下降・簡易仮締めタイプは、前記(a)の回転下降タイプにおいて、キャップ保持部が簡易的な吸着パッドになったものである。このタイプでは、回転トルクをキャップに十分に伝えることができず、後工程に本締めのキャッパー装置を別途必要としていた。
【0005】
前記(c)の前工程キャップ載せタイプは、前工程で容器(ボトル等)にキャップを載せて、後工程でベルト式キャッパーに、キャップを載せた容器を供給して巻き締するように構成されている。例えば特許文献2,3に記載の装置では、何れもキャップを容器の上に被せるだけの装置がキャッパーの前工程に装備され、その後工程でベルト式等の可変域の大きなキャッパーへ供給されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4141370号公報
特開2017-171339号公報
特開平9-132293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記(a)の回転下降タイプでは、そもそも構成が複雑であり、コストが嵩むという問題があった。また、キャップの位置決め具やキャップ保持具等、キャップに応じて精度良い部品を製作する必要があり、各部品の可変域も狭いため、処理対象のキャップを変更する都度、これらの部品を変更する必要があった。また、精度良い位置決め具等を製作したにも関わらず、回転下降するための構造が複雑になり、回転下降中に若干のブレが生じてしまうことがあった。かかる問題を解決するには、よりいっそう複雑で高価な装置になるという問題が生じてしまう。
【0008】
また、前記(b)の回転下降・簡易仮締めタイプでは、簡易的な吸着パッドによる保持ではあるが、吸着時にキャップの位置がずれないように、キャップごとに位置決め具を製作する必要がある。その結果として、キャップごとに切替え作業が発生するため、処理が面倒であり時間がかかるという問題があった。特に、キャップを吸着しつつ巻き締めるため、巻き締めに関する細かな精度出しも必要となり、なおさら設計および処理が面倒であった。
【0009】
ここで吸着パッドの動作に関しては、吸着のみならず、上下方向の移動と、回転駆動による巻き締めも同時に行われるため、吸着パッドを支持するロッドが、その設計上限られた外径であるにも関わらず、過負荷がかかって破損しやすいという構造的な問題もあった。しかも、キャップの吸着による保持では、キャップの巻き締めのトルクを高めることができない関係上、後工程で高いトルクでキャップの本締めを行う別装置を付加しなければならず、コストが嵩むという問題があった。
【0010】
さらに、前記(c)の前工程キャップ載せタイプでは、その前工程では単純にキャップを載せるだけであるが、それなりの位置決め精度が要求されるため、キャップごとに各部品を製作する必要があり、当然切替え作業が発生する。従って、前記(b)のタイプと同様に、処理が面倒であり時間がかかるという問題があった。また、前工程で精度良く水平にキャップを載せても、容器を移送する途中で振動によりキャップの位置がずれ、巻き締めミスが発生する虞があった。
(【0011】以降は省略されています)

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