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公開番号2024064102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172451
出願日2022-10-27
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B41J 29/13 20060101AFI20240507BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】装置本体内にラック部材を収容する大きなスペースを確保せずとも、ロータリーダンパーにより抵抗力の付加が得られる扉の開閉範囲を大きくする。
【解決手段】ダンパーユニット200はロータリーダンパー201とラック部材220を有し、ラック部材220はラックギア205を有する第一部材203とラックギア206を有する第二部材204とにより構成される。第二部材204は、第一部材203に対して収縮された状態と、第一部材203に対して伸延された状態とに伸縮可能に第一部材203に支持されている。ラック部材220は、第一部材203と第二部材204をあわせた長さが最も短い状態で装置本体100a内のスペースに収容される。開閉扉190を開ける際には第一部材203から第二部材204に亘り開閉扉190に抵抗力が付加され、開閉扉190を閉じる際には第二部材204から第一部材203に亘り開閉扉190に抵抗力が付加される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
装置本体と、
前記装置本体に対し閉位置と開位置との間を回動自在に設けられた扉と、
前記扉が回動されるときに、前記扉に対し抵抗力を付加する抵抗付加部と、を備え、
前記抵抗付加部は、前記装置本体に支持された本体支持部材と、前記本体支持部材と接触することで前記抵抗力を受ける接触部材と、を有し、
前記接触部材は、前記扉に支持された第一部材と、前記第一部材に対して収縮された収縮位置と前記第一部材に対して伸延された伸延位置とに伸縮可能に前記第一部材に支持された第二部材と、を有し、
前記第二部材は、
前記扉が前記閉位置にある際、前記第一部材に対して前記収縮位置となり、
前記扉が前記閉位置から前記閉位置と前記開位置との間にある第一間位置に移動するまでに、前記第一部材に対して前記伸延位置となり、
前記扉が前記第一間位置から前記開位置に移動する際、前記伸延位置で前記本体支持部材と接触し、前記扉に対し抵抗力を付加する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第一部材は、前記扉が前記閉位置から前記第一間位置に移動するまでに、前記本体支持部材と接触し、前記扉に対し抵抗力を付加する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第一部材は、前記扉が前記閉位置から前記閉位置と前記第一間位置との間にある第二間位置に移動するまで、前記本体支持部材に接触せず、前記扉が前記第二間位置から前記第一間位置に移動する際、前記本体支持部材と接触し、前記扉に対し抵抗力を付加する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記扉が前記閉位置から前記閉位置と前記第一間位置との間にある第三間位置に移動するまでに、前記第二部材と前記装置本体とを係合させて、前記第二部材を前記装置本体に対して保持することで、前記第二部材を前記第一部材に対し前記収縮位置から前記伸延位置に移動させる第一係合部と、
前記扉が前記閉位置から前記第三間位置に移動した際、前記第一部材と前記第二部材とを係合させて、前記第二部材を前記第一部材に対し前記伸延位置に保持する第二係合部と、を備え、
前記扉が前記第三間位置から前記開位置に移動される際、前記第二係合部が係合することで前記第一係合部の係合を解除し、前記第二部材を前記第一部材と一体的に移動させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第二部材は、前記扉が前記第三間位置から前記第三間位置と前記閉位置との間にある第四間位置に移動した際、前記装置本体に設けられた被当接部に突き当たる規制部を有し、
前記第二部材は、前記扉が前記第四間位置から前記閉位置に移動される際、前記規制部により前記装置本体に対する移動が規制されることにより、前記第一部材に対して収縮される、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記装置本体に設けられ、前記扉が前記開位置から開く方向の回動を規制する回動規制部を備える、
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記装置本体に対して前記扉を回動自在に支持する回動軸を備え、
前記第一部材に対して前記第二部材は、前記回動軸の軸方向から視て前記回動軸の中心を中心とした円弧状の軌道で伸縮可能であり、
前記第一部材における前記本体支持部材に接触する第一接触部分と、前記第二部材における前記本体支持部材に接触する第二接触部分とは、前記回動軸の軸方向から視て前記回動軸の中心を中心とした前記本体支持部材に外接する外接円に沿って配置されている、
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記本体支持部材は、前記装置本体に固定された軸心と、前記軸心に対して回転自在に支持されたピニオンギアと、前記軸心と前記ピニオンギアとの間に介在して前記ピニオンギアの回転方向の力を減衰させるダンパー部、を有し、
前記第一接触部分及び前記第二接触部分は、前記ピニオンギアと噛合するラックギアである、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置では、作業者が装置本体内のシート搬送パスに詰まったシートを除去するジャム処理や、装置本体内に収容されている各種ユニット等のメンテナンス処理を行えるようにするために、装置本体内へのアクセスを可能とする開閉扉が設けられている。開閉扉は、装置本体に配置された回動軸を回動中心として回動可能に設けられている。ただし、開閉扉が速い速度で回動されると、開閉扉が装置本体に強い力で衝突して、開閉扉や装置本体等が破損する虞がある。
【0003】
そこで、従来では、回動する開閉扉に対し抵抗力を付加するダンパーユニットが設けられている(特許文献1)。ダンパーユニットは、装置本体に設けられたロータリーダンパーと、開閉扉に設けられたラック部材とを有し、ロータリーダンパーのピニオンギアがラック部材のラックギアに係合することで、開閉扉に対し抵抗力がかかるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-109781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したダンパーユニットでは、開閉扉に抵抗力を付加可能な範囲がラック部材の長さに左右される。即ち、ラック部材の長さが長いほど、ラック部材のより長い領域にラックギアを形成することができ、ロータリーダンパーによる抵抗力を付加可能な範囲を長くできる。しかしながら、ラック部材の長さを長くすると、開閉扉を閉じた時に装置本体内にラック部材を収容するのにより大きなスペースを確保する必要があり、装置が大型化してしまうので採用し難かった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、装置本体内にラック部材を収容するのに従来に比較して大きいスペースを確保せずとも、ロータリーダンパーにより抵抗力の付加が得られる扉の開閉範囲を大きくすることができる画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成装置であって、装置本体と、前記装置本体に対し閉位置と開位置との間を回動自在に設けられた扉と、前記扉が回動されるときに、前記扉に対し抵抗力を付加する抵抗付加部と、を備え、前記抵抗付加部は、前記装置本体に支持された本体支持部材と、前記本体支持部材と接触することで前記抵抗力を受ける接触部材と、を有し、前記接触部材は、前記扉に支持された第一部材と、前記第一部材に対して収縮された収縮位置と前記第一部材に対して伸延された伸延位置とに伸縮可能に前記第一部材に支持された第二部材と、を有し、前記第二部材は、前記扉が前記閉位置にある際、前記第一部材に対して前記収縮位置となり、前記扉が前記閉位置から前記閉位置と前記開位置との間にある第一間位置に移動するまでに、前記第一部材に対して前記伸延位置となり、前記扉が前記第一間位置から前記開位置に移動する際、前記伸延位置で前記本体支持部材と接触し、前記扉に対し抵抗力を付加する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、本体支持部材と接触して抵抗力を受ける接触部材を装置本体内に収容するのに、従来に比較して大きいスペースを確保せずとも、抵抗付加部による抵抗力の付加が得られる扉の開閉範囲を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。
(a)開閉扉及びダンパーユニットを示す側面図、(b)ダンパーユニットを示す拡大図、(c)第一部材及び第二部材を示すA-A断面図、(d)第一部材の一部を示す拡大図、(e)第二部材の一部を示す拡大図。
開閉扉が閉位置にある場合を示す図であり、(a)開閉扉を示す側面図、(b)ダンパーユニットを示す拡大図。
開閉扉が開放開始された場合を示す図であり、(a)開閉扉を示す側面図、(b)ダンパーユニットを示す拡大図。
開閉扉が開かれる途中である場合を示す図であり、(a)開閉扉を示す側面図、(b)ダンパーユニットを示す拡大図、(c)第一部材と第二部材を示す拡大図。
開閉扉が開位置にある場合を示す図であり、(a)開閉扉を示す側面図、(b)ダンパーユニットを示す拡大図。
開閉扉が閉じられる途中である場合を示す図であり、(a)開閉扉を示す側面図、(b)ダンパーユニットを示す拡大図、(c)第一部材と第二部材を示す拡大図。
開閉扉がさらに閉じられる途中である場合を示す図であり、(a)開閉扉を示す側面図、(b)ダンパーユニットを示す拡大図、(c)第一部材と第二部材を示す拡大図。
開閉扉の開放開始時の他の変形例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<画像形成装置>
以下、本実施形態の画像形成装置について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置100を示す概略図である。画像形成装置100は、複数の画像形成ステーション(Y、M、C、Bk)を無端状の中間転写ベルト145に沿って並べて配置した中間転写タンデム方式の画像形成装置である。本実施形態では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色毎に画像形成ステーション(Y、M、C、Bk)が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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