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公開番号
2024063463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-13
出願番号
2022171438
出願日
2022-10-26
発明の名称
留め具
出願人
株式会社秋山製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A44C
25/00 20060101AFI20240502BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】
簡単な操作で掛け外しが可能な装身具用の留め具を提供する。
【解決手段】装身具用の留め具であって、雄部材と雌部材とを備え、雄部材は、頭部を備え、雌部材は、貫通孔が形成されたハウジングと、ハウジングに内に配置された弾性部材と、を備え、頭部が、貫通孔の第1位置で、ハウジングの内部に挿入されて弾性部材を押し下げ、貫通孔の第2位置で、弾性部材の復元力でハウジングの内部に係止され、第1位置から第2位置に、弾性部材を押し下げた状態で移動可能に構成される、留め具。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
装身具用の留め具であって、
雄部材と
雌部材とを備え、
前記雄部材は、頭部を備え、
前記雌部材は、
貫通孔が形成されたハウジングと、
前記ハウジングに内に配置された弾性部材と、
を備え、前記頭部が、
前記貫通孔の第1位置で、前記ハウジングの内部に挿入されて前記弾性部材を押し下げ、
前記貫通孔の第2位置で、前記弾性部材の復元力で前記ハウジングの内部に係止され、
前記第1位置から前記第2位置に、前記弾性部材を押し下げた状態で移動可能に構成される、留め具。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記弾性部材は、前記ハウジングのテーパーされた先端にて回動可能に設けられた基部を備え、
前記頭部は、前記第1位置から前記第2位置に、前記基部を回動させながら移動可能に構成される、請求項1に記載の留め具。
【請求項3】
前記雌部材は、さらに
前記貫通孔を取り囲む前記ハウジングに内接する、前記貫通孔の貫通方向に突出して設けられる突起部を備え、
前記ハウジングの内部に挿入された前記頭部の移動は、前記突起部に対して係止される、請求項1に記載の留め具。
【請求項4】
前記頭部は、前記第1位置から前記第2位置に移動する際に、前記突起部の先端を超える、請求項3に記載の留め具。
【請求項5】
前記突起部は、前記第1位置と前記第2位置との間に設けられる、請求項4に記載の留め具。
【請求項6】
前記弾性部材の前記基部は、前記ハウジングのテーパーされた先端に設けられたカシメによって、前記ハウジングに連結される、請求項2に記載の留め具。
【請求項7】
前記頭部の突起は、前記弾性部材を押し下げるときに、前記弾性部材の先端に嵌合するよう構成され、前記頭部は、前記弾性部材の先端と共に前記第1位置から前記第2位置へ移動可能に構成される、請求項1に記載の留め具。
【請求項8】
前記貫通孔の第1位置は、前記頭部の挿抜を許容する前記貫通孔の第1部分にあり、前記貫通孔の第2位置は、前記第1部分よりも小径で、前記頭部の挿抜を許容しない前記貫通孔の第2部分にある、請求項1に記載の留め具。
【請求項9】
前記雌部材は、ネックレスの紐状部材の一端に接続された装飾体に埋め込まれている、請求項1から8のいずれか1項に記載の留め具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ネックレス、ブレスレット、アンクレット等の装身具用の留め具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、ネックレスなどの環状装身具は、宝石等の装飾物を備えた装飾体、装飾体に接続された紐状部材、および紐状部材の両端同士を連結させる留め具を備える。このような環状装身具において、装飾体と、留め具とは別位置に配置される。とくに、ネックレスの場合、装飾体は装着者の胸元に配置され、留め具は装着者の首の後ろ側に配置される。
【0003】
しかしながら、装着者が環状装身具を装着、あるいは外す際には、装飾体と別位置に配置される、小さな留め具に対して複雑な操作をする必要があった。
【0004】
また、ネックレスの場合、首の見えない位置で留め具を操作する必要があるため、ネックレスの掛け外しが難しいという問題がある。また、ネックレスを首に掛けている間、留め具がその自重により首の後ろ側から胸元の方へ移動してしまうことがあり、ネックレスによる装飾効果が低下するという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本出願は、上記課題を解決するために、簡単な操作で掛け外しが可能な装身具用の留め具を提供する。
【0006】
また、本出願は、上記課題を解決するために、装飾体に留め具としての機能を持たせることのできる装身具用の留め具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、装身具用の留め具であって、雄部材と雌部材とを備え、前記雄部材は、頭部を備え、前記雌部材は、貫通孔が形成されたハウジングと、前記ハウジングに内に配置された弾性部材と、を備え、前記頭部が、前記貫通孔の第1位置で、前記ハウジングの内部に挿入されて前記弾性部材を押し下げ、前記貫通孔の第2位置で、前記弾性部材の復元力で前記ハウジングの内部に係止され、前記第1位置から前記第2位置に、前記弾性部材を押し下げた状態で移動可能に構成される、留め具を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る留め具を備えたネックレスを例示する。
本開示の一実施形態に係る留め具を備えたネックレスを例示する。
本開示の第一実施形態に係る留め具の斜視図である。
本開示の第一実施形態に係る留め具の断面図を例示する。
本開示の第一実施形態に係る留め具の連結動作を例示する。
本開示の第一実施形態に係る留め具の分離動作を例示する。
本開示の第二実施形態に係る留め具の斜視図である。
本開示の第二実施形態に係る留め具の断面図を例示する。
本開示の第二実施形態に係る留め具の連結動作を例示する。
本開示の第二実施形態に係る留め具の分離動作を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の一実施形態は、以下のような構成を備える。
【0010】
〔項目1〕装身具用の留め具であって、
雄部材と
雌部材とを備え、
前記雄部材は、頭部を備え、
前記雌部材は、
貫通孔が形成されたハウジングと、
前記ハウジングに内に配置された弾性部材と、
を備え、前記頭部が、
前記貫通孔の第1位置で、前記ハウジングの内部に挿入されて前記弾性部材を押し下げ、
前記貫通孔の第2位置で、前記弾性部材の復元力で前記ハウジングの内部に係止され、
前記第1位置から前記第2位置に、前記弾性部材を押し下げた状態で移動可能に構成される、留め具。
(【0011】以降は省略されています)
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