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公開番号2024062252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022170119
出願日2022-10-24
発明の名称プッシュプル型卓上フード
出願人株式会社ダルトン
代理人個人,個人,個人
主分類F24F 7/06 20060101AFI20240430BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】作業台の上に設置されるプッシュプル型の卓上フードにおいて、作業台の作業面の有効利用および卓上フードのフットプリントに対して作業面の面積を広く確保する。
【解決手段】プッシュプル型の卓上フードは、作業空間を包囲する側壁、天井壁および後壁を有するフード本体と、フード本体の前側上部に設けられ、作業空間内に、後方かつ下方に向けてプッシュエアーを吐出するプッシュエアー吐出口を有するプッシュエアー吐出ユニットと、後壁の下部において、作業面よりも上方の高さ位置に設けられたプルエアー吸込口を有するプルエアー吸込部と、を備え、排気装置が発生させた吸引力をプルエアー吸込口に作用させることにより、プッシュエアー吐出口から作業空間に吐出されたプッシュエアーがプルエアー吸込口に吸い込まれ、これにより作業空間内に前記プッシュエアー吐出口からプルエアー吸込口へと向かう斜降流が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業台の上に設置され、作業面の上方の作業空間の換気を行うプッシュプル型の卓上フードであって、
前記作業空間を包囲する側壁、天井壁および後壁を有するフード本体と、
前記フード本体の前側上部に設けられ、前記作業空間内に、後方かつ下方に向けてプッシュエアーを吐出するプッシュエアー吐出口を有するプッシュエアー吐出ユニットと、
前記後壁の下部において、前記作業面よりも上方の高さ位置に設けられたプルエアー吸込口を有するプルエアー吸込部と、
を備え、
排気装置が発生させた吸引力を前記プルエアー吸込口に作用させることにより、前記プッシュエアー吐出口から前記作業空間に吐出された前記プッシュエアーが前記プルエアー吸込口に吸い込まれ、これにより前記作業空間内に前記プッシュエアー吐出口から前記プルエアー吸込口へと向かう斜降流が形成される、卓上フード。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記プッシュエアー吐出ユニットは、前記プッシュエアー吐出口を有するハウジングと、前記ハウジング内に設けられたファンと、前記プッシュエアー吐出口に設けられ前記プッシュエアーの吐出角度を調節するためのルーバーと、を有している、請求項1記載の卓上フード。
【請求項3】
前記作業面の前端部から、前記作業面に沿って、前記後壁に向けて補助エアを吐出する補助エア吐出部をさらに備え、前記補助エアが前記斜降流に合流して前記斜降流と一緒に前記プルエアー吸込口に吸い込まれる、請求項1または2に記載の卓上フード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プッシュプル型卓上フードに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
化学実験等の作業を行う際に、作業に付随して生じる有毒ガス、臭気等の有害雰囲気が周囲環境に拡散することを防止するために、局所排気装置が用いられている。局所排気装置は、有害雰囲気を生じさせる実験機器等を収容する作業空間を内部に画定するフード(囲い)と、ダクト等を介して作業空間内の雰囲気を適当な場所に排出する排気設備とを少なくとも備えている。
【0003】
局所排気装置の一形式として「卓上フード」と呼ばれるものがある。本明細書において、「卓上フード」とは、既存の作業台(実験台)上に設置することが可能であるように構成されたものを意味する。但し、作業台は、卓上フードの構成要素の取り付けまたは組み込みのため小さな改造が施される場合もある。いずれにせよ、作業台は卓上フードの本質的な構成要素ではない。
【0004】
卓上フードには、「プッシュプル型」のものがある。本明細書において、「プッシュプル型」とは、通常この種の局所排気装置に設けられるプルエアー吸込部に加えて、プッシュエアー吐出部を備えたものである。プッシュプル型の卓上フードは、小さな排気流量(プルエアー吸込部の吸込流量)で、各種関連法規(例えば有機溶剤中毒予防規則、特定化学物質等障害予防規則)の要件を満足することができる点において有利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一つの目的は、作業台の作業面を有効利用することができ、かつ、卓上フードのフットプリントに対して作業面の面積を広く確保することができるプッシュプル型の卓上フードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態によれば、作業台の上に設置され、作業面の上方の作業空間の換気を行うプッシュプル型の卓上フードであって、前記作業空間を包囲する側壁、天井壁および後壁を有するフード本体と、前記フード本体の前側の前側上部に設けられ、前記作業空間内に、後方かつ下方に向けてプッシュエアーを吐出するプッシュエアー吐出口を有するプッシュエアー吐出ユニットと、前記後壁の下部において、前記作業面よりも上方の高さ位置に設けられたプルエアー吸込口を有するプルエアー吸込部と、を備え、排気装置が発生させた吸引力を前記プルエアー吸込口に作用させることにより、前記プッシュエアー吐出口から前記作業空間に吐出された前記プッシュエアーが前記プルエアー吸込口に吸い込まれ、これにより前記作業空間内に前記プッシュエアー吐出口から前記プルエアー吸込口へと向かう斜降流が形成される、卓上フードが提供される。
【発明の効果】
【0007】
上記本発明の一実施形態によれば、作業台の作業面を有効利用することができ、かつ、卓上フードのフットプリントに対して作業面の面積を広く確保することができるプッシュプル型の卓上フードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る卓上フードの概略縦断面図である。
図1の卓上フードの概略正面図である。
図1の卓上フードにおける要部の構成を概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図1~図3を参照して参照して、プッシュプル型の卓上フードの好適かつ非限定的な一実施形態について説明する。
【0010】
卓上フード1は、互いに独立した作業空間を有する前側部分1Aおよび後側部分1Bを備えている。卓上フード1は、中心線Cに対して実質的に前後対称に形成されており、図1に概略的に示された後側部分1Bは、中心線C(鏡映面)に関して前側部分1Aと実質的に鏡面対象の構成を有する。前側部分1Aと後側部分1Bとは、中央部分1Cにより互いに分離されている。
(【0011】以降は省略されています)

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