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公開番号2024060470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167858
出願日2022-10-19
発明の名称情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04L 41/0604 20220101AFI20240424BHJP(電気通信技術)
要約【課題】リトライ動作中にデータの記憶領域がオーバーフローして、データの欠損が発生することを防ぐ。
【解決手段】情報処理装置100は、機器の測定データの測定データ記憶部121への記憶速度および測定データ記憶部121の記憶可能容量に基づいて、通信待機可能時間を算出し、通信待機可能時間の経過状況に基づいて、所定の取得モードに切り替え、取得モードに基づき、所定の条件で機器の測定データを取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
機器の測定データの記憶部への記憶速度および前記記憶部の記憶可能容量に基づいて、通信待機可能時間を算出する算出部と、
前記通信待機可能時間の経過状況に基づいて、所定の取得モードに切り替える切替部と、
前記取得モードに基づき、所定の条件で前記機器の測定データを取得する取得部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記通信待機可能時間の経過前に通信の失敗と判定された場合に、前記通信待機可能時間と前記通信の失敗の判定までの経過時間に基づき、該通信待機可能時間を更新する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記切替部は、前記通信待機可能時間の経過状況として前記通信待機可能時間の経過後も通信が完了されない場合に、前記所定の取得モードに切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記切替部は、前記通信待機可能時間の経過前に通信の成功と判定され、かつ前記記憶部の記憶可能容量が所定の条件を満たす場合に、所定の取得モードに切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得部は、前記取得モードに基づき、前記所定の条件としてデータ保全の優先度の条件を満たす前記機器の測定データを取得する、
ことを特徴とする請求項1または3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得モードに基づき、所定のデータの保全優先度の条件を満たす前記機器の測定データを削除する削除部を更に有する、
ことを特徴とする請求項1または3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
機器の測定データの記憶部への記憶速度および前記記憶部の記憶可能容量に基づいて、通信待機可能時間を算出する工程と、
前記通信待機可能時間の経過状況に基づいて、所定の取得モードに切り替える工程と、
前記取得モードに基づき、所定の条件で前記機器の測定データを取得する工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
機器の測定データの記憶部への記憶速度および前記記憶部の記憶可能容量に基づいて、通信待機可能時間を算出する手順と、
前記通信待機可能時間の経過状況に基づいて、所定の取得モードに切り替える手順と、
前記取得モードに基づき、所定の条件で前記機器の測定データを取得する手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
設備等の診断は、工場等で用いられるバルブ等の開度、圧力、流量等に関する情報を取得するフィールド機器(以降は、単に「フィールド機器」と表記)が計測する計測値や稼動状況に関する情報等に基づいて行われる。例えば、フィールド機器が取得するバルブ等の運転データに基づいて各種診断を行う技術として、「調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaff」が知られている(例えば、非特許文献1を参照)。また、クラウドベースの診断形態として、クラウド型診断による診断項目やアルゴリズムの拡張を提供する「Dx Valve Cloud Service」が知られている(例えば、非特許文献2を参照)。
【0003】
前述の従来技術に用いられる無線通信においては、通信失敗時や応答のタイムアウトが発生した場合に、リトライを実施し、通信の信頼性を確保する仕組みが用意されている場合がある。しかし、リトライの動作は、リトライを実施するごとに応答待ち時間が発生する。加えて、リトライに必要な待ち時間は、無線通信規格や通信環境により変化し、状況によって数分以上に達する場合もあることが知られている。
【0004】
そこで、従来技術では、無線通信区間を含む通信路のパケット往復時間を測定し、その変動の最大値と最小値から通信速度を推定することで、最適な再送タイムアウト時間を算出する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、ユーザ操作に基づく通信を実行し、通信が失敗した場合、予め設定するユーザ操作の種類に応じて通信リトライの条件に基づいて、通信のリトライを実行する技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-253934号公報
特開2020-021128号公報
【非特許文献】
【0006】
調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaff(CA1-VMS200-07.pdf),[令和4年9月1日検索], インターネット<URL:https://www.azbil.com/jp/product/factory/download/catalog-spec/CA1-VMS200-07.pdf>
Dx Valve Cloud Service,[令和4年9月1日検索], インターネット<URL:https://www.azbil.com/jp/product/factory/support-training/lifecycle-support/control-valve-solution/services/dx-valve-cloud-service.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来技術では、リトライ動作中にデータの記憶領域がオーバーフローして、保全優先度の高いデータの欠損が発生する場合がある、という問題があった。
【0008】
例えば、フィールド機器のセンサーの測定頻度が高い場合、リトライや応答待ちの間も測定データの取得と、記憶部への測定データの記憶を継続する。したがって、リトライ回数や応答待ち時間によっては、その間に記憶領域の容量が逼迫する場合があった。しかしながら、従来技術は、最適なタイムアウト時間を算出したり、リトライ条件に基づき再度リトライを実施したり、といった技術であり、データの保全性が考慮されていなかった。
【0009】
また、バルブ動作の発生等、何らかの外的要因によるイベントが発生した時にデータの測定頻度が増加するシステムであった場合、その外的要因の種類や頻度によって、記憶領域の容量がオーバーフローするまでの時間が変化する場合がある。さらに、送信対象の測定データが複数種類存在するシステムの場合、測定データごとに優先度が存在する場合がある。そのため、測定データごとの保全優先度に応じた、適切な測定データの保全が難しい場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、上記の課題を解決し目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、機器の測定データの記憶部への記憶速度および前記記憶部の記憶可能容量に基づいて、通信待機可能時間を算出する算出部と、前記通信待機可能時間の経過状況に基づいて、所定の取得モードに切り替える切替部と、前記取得モードに基づき、所定の条件で前記機器の測定データを取得する取得部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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