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公開番号2024058888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166288
出願日2022-10-17
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 3/14 20060101AFI20240422BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】DRシステムによるネガワット生産のための制御処理において、制御対象設備に短周期の起動・停止が発生することを低減し、制御対象設備への負担軽減を可能にすること。
【解決手段】情報処理装置10は、設定部12aと算出部12bと処理部12cとを備える。設定部12aは、制御処理の対象設備20に目標値とモニタリング期間とを設定する。算出部12bは、モニタリング期間における制御処理の対象設備20のネガワット量の平均値と目標値とに基づき、モニタリング期間後の所定の期間に生産するネガワット量を再計算する。処理部12cは、算出部12bにより再計算されたネガワット量に応じて、所定の期間内に追加の設備制御処理を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御対象の設備に目標値とモニタリング期間とを設定する設定部と、
前記モニタリング期間における対象設備への設備制御処理により生産された余剰電力(ネガワット)量の平均値と前記目標値とに基づき、前記モニタリング期間後の所定の期間に生産するネガワット量を再計算する算出部と、
前記算出部により再計算されたネガワット量に応じて、前記所定の期間内に追加の設備制御処理を行う処理部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記処理部は、前記追加の設備制御処理として、前記制御対象の設備を有する第一の施設内の設備について設備制御処理を行い、前記第一の施設内の前記設備に対する設備制御処理では前記再計算されたネガワット量が前記目標値を満たさない場合、現時点で設備制御処理が行われている対象設備を有する第二の施設内の設備についての設備制御処理である第1の追加の設備制御処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記追加の設備制御処理として、前記第1の追加の設備制御処理が行われた後に、前記第二の施設内の前記設備に対する設備制御処理では前記再計算されたネガワット量が前記目標値を満たさない場合、過去に設備制御処理が行われたことがある対象設備を有する第三の施設内の設備についての設備制御処理である第2の追加の設備制御処理を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記算出部は、前記所定の期間後における対象設備のネガワット量の平均値を再計算し、
前記処理部は、前記所定の期間後における対象設備のネガワット量の平均値が前記目標値を満たさない場合、追加の設備制御処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
情報処理装置で実行される情報処理工程であって、
制御対象の設備に目標値とモニタリング期間とを設定する設定工程と、
前記モニタリング期間における対象設備への設備制御処理により生産された余剰電力(ネガワット)量の平均値と前記目標値とに基づき、前記モニタリング期間後の所定の期間に生産するネガワット量を再計算する算出工程と、
前記算出工程により再計算されたネガワット量に応じて、前記所定の期間内に追加の設備制御処理を行う処理工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
制御対象の設備に目標値とモニタリング期間とを設定する設定手順と、
前記モニタリング期間における対象設備への設備制御処理により生産された余剰電力(ネガワット)量の平均値と前記目標値とに基づき、前記モニタリング期間後の所定の期間に生産するネガワット量を再計算する算出手順と、
前記算出手順により再計算されたネガワット量に応じて、前記所定の期間内に追加の設備制御処理を行う処理手順と、
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電力の需給バランスを保つための方法として、デマンドレスポンス(以下DRと呼称)が行われている。DRは、電力の供給側である電力会社が需要家側に電力の節約をしてもらうことで余剰電力を生み出し、需要家側は、節約した分の対価を受け取るという仕組みである。DRにより生み出された余剰電力を予め持っている基準値と比較することにより算出し、ネガワットとして発電した電力と同等にみなすことにより、電力会社は容易に需要量と供給量のバランスを保つことができる。
【0003】
DRシステムでは、設備制御中に生み出されるネガワットを、制御する側が指定した目標値にコントロールする必要があるが、対象設備以外の急な電力使用等により、ネガワットを目標値にコントロールすることは非常に難しい。
【0004】
そこで、前述の課題を解決する技術として、フィードバックディスパッチ技術が知られている。フィードバックディスパッチとは、制御対象設備のネガワットの計算をリアルタイムで行い、目標値との乖離を埋めるため、自動で制御対象設備の設定値の変更や制御対象設備の追加ディスパッチを行う技術である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
“デマンドレスポンス|用語集|新電力ネット”、[online]、[令和4年8月5日検索]、インターネット〈https://pps-net.org/glossary/27553〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、フィードバックディスパッチ技術により、制御設備の設定値の変更や割り当てを実施する場合に、例えば大型熱源など、制御対象設備に対する起動・停止が頻繁に発生し、負荷がかかるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、制御対象の設備に目標値とモニタリング期間とを設定する設定部と、モニタリング期間における対象設備への設備制御処理により生産された余剰電力(ネガワット)量の平均値と目標値とに基づき、モニタリング期間後の所定の期間に生産するネガワット量を再計算する算出部と、算出部により再計算されたネガワット量に応じて、所定の期間内に追加の設備制御処理を行う処理部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御対象設備に短周期の起動・停止が発生することを低減し、制御対象設備への負荷軽減が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。
図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図3は、電力会社からのDR発動指令の具体例を示す図である。
図4は、実施形態に係る追加の設備制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
図5は、実施形態に係る情報処理の具体例を示す図である。
図6は、実施形態に係る情報処理の具体例を示す図である。
図7は、実施形態に係る情報処理の具体例を示す図である。
図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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