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公開番号2024061606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2023113434
出願日2023-07-11
発明の名称モータ
出願人ニデック株式会社
代理人
主分類H02K 5/00 20060101AFI20240425BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓋部とハウジングの連結を容易にするモータを提供する。
【解決手段】モータ1は、ハウジング10と、プレス成形された蓋部20とを備える。蓋部が、軸方向に沿って延在する第1の壁部21を備える。第1の壁部の軸方向の一方側がハウジングに締まり嵌め又は隙間嵌めされ、第1の壁部の軸方向の他方側が外部装置に連結される。この構造によって、ハウジングと蓋部の同軸出し及び連結が行いやすくなり、且つ、コストを低減している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、プレス成形された蓋部とを備えたモータであって、
前記蓋部は、軸方向に沿って延在する第1の壁部を備え、
前記第1の壁部の軸方向の一方側が前記ハウジングに締まり嵌め又は隙間嵌めされ、前記第1の壁部の軸方向の他方側が外部装置に連結される、モータ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記蓋部は、前記第1の壁部の軸方向の他方側に連結されるとともに、中心軸から遠ざかる方向に延在する外縁部をさらに備え、
前記外縁部には、前記外縁部を軸方向に貫通する取り付け孔が設けられており、
前記取り付け孔は、前記第1の壁部の軸方向他方側の端部よりも軸方向の一方側に位置し、
前記第1の壁部の軸方向他方側の端部と前記取り付け孔との軸方向距離が、所定距離である、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記外縁部は、
前記第1の壁部の軸方向他方側の端部に連結されるとともに軸方向の一方側に向かって屈曲して延びる軸方向延在部と、
前記軸方向延在部に連結されるとともに径方向外側に向かって屈曲して延び、前記取り付け孔が設けられる第1の径方向延在部と、を備える、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
前記取り付け孔は、軸方向から見て、前記ハウジングと重ならない、請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
前記第1の壁部の軸方向一方側に、径方向内側に向かって延びる第2の径方向延在部が連結されており、
前記第2の径方向延在部は、前記ハウジングの底部に固定される、請求項3に記載のモータ。
【請求項6】
前記第1の径方向延在部の少なくとも一部が前記底部と向かい合い、且つ、前記底部との間に軸方向の隙間を有する、請求項5に記載のモータ。
【請求項7】
前記第1の壁部の軸方向の一方側の外周は、前記ハウジングに締まり嵌め又は隙間嵌めされ、
前記第1の壁部の内周は、中心軸を中心として、軸方向の一方側に向かって凹んだ収容空間を形成し、モータ出力端を収容しており、
前記第2の径方向延在部と前記底部の固定位置は、径方向において、前記モータ出力端と前記第1の壁部の間に位置する、請求項5に記載のモータ。
【請求項8】
前記モータ出力端の頂部が、前記第1の壁部の上側縁部が設けられた平面よりも高い、請求項7に記載のモータ。
【請求項9】
前記ハウジングの底部が、
軸方向と垂直な方向に沿って延びる第1のハウジング延在部と、
前記第1のハウジング延在部の外周縁から、軸方向に沿って軸方向の他方側に向かって延びる第2の壁部と、
を備え、
前記第2の壁部の内周は、前記第1の壁部の軸方向の一方側に締まり嵌め又は隙間嵌めされる、請求項1に記載のモータ。
【請求項10】
前記底部が、
前記第2の壁部の軸方向他方側の端部から、径方向に沿って径方向外側に向かって延びる第2のハウジング延在部をさらに備え、
前記蓋部の一部が前記第2のハウジング延在部と隙間を隔てて向かい合う、請求項9に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来のモータでは、ハウジングと蓋部が、いずれもアルミニウム製の鋳造品であり、互いにネジによって連結される場合がある。このような従来のモータだと、ハウジングと蓋部を連結するネジの数だけモータの部品点数が増加するため、モータのコストが高くなっている(例えば、特許文献1)。
【0003】
背景技術についての上記説明は、本発明の技術的解決策について明確且つ十全な説明を行うのを容易にするとともに、当業者の理解を容易にするために叙述したものであり、当業者にとって公知であると見なしてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-140149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、例えばモータとEPS(電動パワーステアリング)などの外部装置との取付に関して、外部装置側の要求する仕様によっては、蓋部の上側(軸方向他方側)縁部が外部装置と対向し、蓋部周囲に設けた貫通孔を介して外部装置とモータとを連結する一方で、蓋部の上側縁部と貫通孔が設けられた平面との間の距離(軸方向距離)が、一定の寸法を満たさなければならない。
【0006】
また、コストを低減するために、発明者は、アルミニウム製の鋳造品の代わりに鉄製のプレス品を採用してハウジング及び蓋部を構成し、ハウジングの底部を蓋部の凹部に挿入するとともに、TOX(トックス、登録商標)かしめによって蓋部とハウジングを連結することを考えた。しかしながら、ねじで連結する場合と異なり、TOXかしめだと、連結工程中にハウジングと蓋部の同軸度がずれないようにする必要があり、作業が困難になる虞があった。
【0007】
本発明は、蓋部とハウジングの連結を容易にするモータの提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の例示的なモータは、ハウジングと、プレス成形された蓋部とを備える。蓋部は、軸方向に沿って延在する第1の壁部を備える。第1の壁部の軸方向の一方側がハウジングに締まり嵌め又は隙間嵌めされ、第1の壁部の軸方向の他方側が外部装置に連結される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の例示的なモータによれば、蓋部の軸方向の一方側(軸方向下側)をハウジングに締まり嵌め又は隙間嵌めさせることによって、TOXかしめ工程中でも蓋部とハウジングの同軸度が確保されるので、蓋部とハウジングとを容易に連結することができる。
【0010】
後述の説明及び図面では、本発明の例示的な実施形態を詳細に説明しているが、それに限定されず特許請求の範囲の趣旨及び条項の範囲内で、多くの変更、修正及び均等を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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