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公開番号2024065324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174132
出願日2022-10-31
発明の名称モータ
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 5/22 20060101AFI20240508BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡単な構成により、ハウジングの筒部と蓋部との間から冷媒が漏れることを防止可能なモータを提供する
【解決手段】軸線方向に延びるステータと、前記ステータに対して回転するロータと、前記ステータ及び前記ロータを収容するハウジング1と、を有する。前記ハウジングは、前記軸線方向に延びる筒状の側壁11と、前記側壁に位置し、前記軸線方向の端面に開口する冷媒流路13とを有する筒部10と、前記筒部の前記軸線方向の前記端面を覆う蓋部20と、前記筒部と、前記蓋部とを前記軸線方向に締結する締結部30と、を有する。前記筒部及び前記蓋部の少なくとも一方は、前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記蓋部の内側面20a及び前記筒部側の前記端面10aにおいて前記締結部と重なる部分の少なくとも一部に、前記軸線方向に凹む凹部40を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に延びるステータと、
前記ステータに対して回転するロータと、
前記ステータ及び前記ロータを収容するハウジングと、
を有するモータであって、
前記ハウジングは、
前記軸線方向に延びる筒状の側壁と、前記側壁に位置し、前記軸線方向の端面に開口する冷媒流路とを有する筒部と、
前記筒部の前記軸線方向の前記端面を覆う蓋部と、
前記筒部と、前記蓋部とを前記軸線方向に締結する締結部と、
を有し、
前記筒部及び前記蓋部の少なくとも一方は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記蓋部の内側面及び前記筒部の前記端面において前記締結部と重なる部分の少なくとも一部に、前記軸線方向に凹む凹部を有する、
モータ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記締結部は、
前記筒部の前記端面に位置する前記冷媒流路の前記開口に対して、前記筒部の外周側に位置し、
前記凹部は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記締結部と重なる部分から前記開口に向かって延びている、
モータ。
【請求項3】
請求項2に記載のモータにおいて、
前記ハウジングを軸線方向から見て前記開口に対する外周側には、前記凹部が位置し、前記ハウジングを軸線方向から見て前記開口に対する内周側では、前記蓋部の前記内側面と前記筒部の前記端面とが接触している、
モータ。
【請求項4】
請求項2に記載のモータにおいて、
前記開口は、前記筒部の前記端面を周方向に延び、
前記凹部は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記開口に対して外周側で前記開口に沿って前記周方向に延びている、
モータ。
【請求項5】
請求項4に記載のモータにおいて、
前記凹部は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記締結部と重なる部分に対して前記周方向の一方及び他方に延びている、
モータ。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載のモータにおいて、
前記凹部は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記開口に対して外周側で前記開口に沿って前記周方向の全周に延びている、
モータ。
【請求項7】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記開口は、
前記筒部の前記端面に周方向に並ぶ複数の分割開口部を含み、
前記締結部は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記複数の分割開口部のうち周方向に隣り合う分割開口部の間に位置し、
前記凹部は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記締結部と重なる部分から前記周方向に位置する分割開口部に向かって前記周方向に延びている、
モータ。
【請求項8】
請求項7に記載のモータにおいて、
前記複数の分割開口部は、前記筒部の前記端面を前記周方向に延び、
前記凹部は、
前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記複数の分割開口部に対して外周側及び内周側で前記複数の分割開口部に沿って前記周方向に延びている、
モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
筒部及び前記筒部の軸線方向の端面を蓋部で覆うモータのハウジングにおいて、前記筒部に冷媒流路が位置するとともに、前記冷媒流路の開口が前記筒部の軸線方向の前記端面に開口するモータが知られている。例えば、特許文献1には、本体部及び前記本体部の端面を覆う蓋部を備えるモータのハウジングにおいて、前記本体部には、軸線方向の一方側の端面に開口し、円周方向に延在する冷媒流路が形成されると共に、前記蓋部により前記冷媒流路の開口が塞がれる構成が開示されている。
【0003】
前記特許文献1の構成では、前記本体部の開口側の端面と前記蓋部間には、シール部材としてのガスケットが配設されている。前記ガスケットを介して前記蓋部は前記本体部に締結されている。前記ガスケットは、回転軸に対して同心円形状を有し、外周側に及び内周側に同心円状に位置する突起を有する。特許文献1の構成では、前記突起の高さを調整することにより、前記冷媒流路のシール性の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-236613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1の構成では、前記ガスケット及び前記ガスケットが有する前記突起によって、蓋部と筒部としての本体部との間から冷媒が漏れることを防止している。このように、特許文献1の構成では、筒部と蓋部との間から冷媒が漏れることを防止するために、前記蓋部と前記筒部とは別に、追加の部材を用いている。これに対して、追加の部材を用いることなく、筒部と蓋部との間から冷媒が漏れることを防止可能な構成が求められている。
【0006】
本発明の目的は、簡単な構成により、ハウジングの筒部と蓋部との間から冷媒が漏れることを防止可能なモータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の例示的な一実施形態に係るモータは、軸線方向に延びるステータと、前記ステータに対して回転するロータと、前記ステータ及び前記ロータを収容するハウジングと、を有するモータである。前記ハウジングは、前記軸線方向に延びる筒状の側壁と、前記側壁に位置し、前記軸線方向の端面に開口する冷媒流路とを有する筒部と、前記筒部の前記軸線方向の前記端面を覆う蓋部と、前記筒部と、前記蓋部とを前記軸線方向に締結する締結部と、を有する。前記筒部及び前記蓋部の少なくとも一方は、前記ハウジングを前記軸線方向から見て、前記蓋部の内側面及び前記筒部側の前記端面において前記締結部と重なる部分の少なくとも一部に、前記軸線方向に凹む凹部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、簡単な構成により、筒部と蓋部との間から冷媒が漏れることを防止可能なモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係るモータの概略構成を示す図である。
図2は、実施形態1に係るモータのハウジングを、蓋部の一部の図示を省略して、軸線方向から見た図である。
図3は、図2のIII-III線断面図である。
図4は、実施形態1の変形例に係るモータのハウジングにおける図3相当図である。
図5は、実施形態2に係るモータのハウジングを、蓋部の一部の図示を省略して、軸線方向から見た図である。
図6は、図5のVI-VI線断面図である。
図7は、図5のVII-VII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明の例示的な実施の形態を詳しく説明する。なお、図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表しているわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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