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公開番号2024092556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208586
出願日2022-12-26
発明の名称電子機器およびプログラム
出願人東海電子株式会社
代理人個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 電池の消耗によって正常に動作することができなくなる前に電池の消耗を利用者に認識させることができる可能性を向上することができる電子機器およびプログラムを提供する。
【解決手段】 アルコール測定装置は、電池によって出力された電気を消費することが可能である吸引ポンプと、電池の消耗の状態を判定する電池状態判定部とを備え、電池状態判定部は、電池によって出力された電気を吸引ポンプが消費中である状態としての高負荷状態での電池の消耗の状態の判定としての高負荷時判定を実行し(S83~S88)、高負荷時判定において、高負荷時判定のための時間としての高負荷時判定用時間以内に、高負荷状態での電池の電圧が、高負荷時判定のための電圧としての高負荷時判定用電圧未満になった場合に(S85でNO)、電池が特定の程度以上に消耗していると判定し(S90)、電池の消耗の状態の判定の結果を通知することを特徴とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの電池によって出力された電気によって動作する電子機器であって、
前記電池によって出力された電気を消費することが可能である特定の負荷と、
前記電池の消耗の状態を判定する電池状態判定部と
を備え、
前記電池状態判定部は、前記電池によって出力された電気を前記特定の負荷が消費中である状態としての高負荷状態での前記電池の消耗の状態の判定としての高負荷時判定を実行し、
前記電池状態判定部は、前記高負荷時判定において、前記高負荷時判定のための時間としての高負荷時判定用時間以内に、前記高負荷状態での前記電池の電圧が、前記高負荷時判定のための電圧としての高負荷時判定用電圧未満になった場合に、前記電池が特定の程度以上に消耗していると判定し、
前記電池状態判定部は、前記電池の消耗の状態の判定の結果を通知することを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記電池状態判定部は、前記電池によって出力された電気を前記特定の負荷が消費中ではない状態としての低負荷状態での前記電池の消耗の状態の判定としての低負荷時判定を前記高負荷時判定より前に実行し、
前記電池状態判定部は、前記低負荷時判定において、前記低負荷状態での前記電池の電圧が、前記低負荷時判定のための電圧としての低負荷時判定用電圧未満である場合に、前記電池が特定の程度以上に消耗していると判定して、前記高負荷時判定を実行しないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
直列に接続された複数の前記電池によって出力された電気によって動作し、前記電池が着脱可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
特定の動作を実行する動作実行部を備え、
前記動作実行部は、前記高負荷時判定において前記高負荷状態での前記電池の電圧が前記高負荷時判定用時間以内に前記高負荷時判定用電圧未満にならなかった場合に、前記特定の動作を実行し、
前記動作実行部は、前記特定の動作において前記電池によって出力された電気を前記特定の負荷に消費させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記高負荷時判定用時間は、前記動作実行部が前記特定の動作において前記電池によって出力された電気を前記特定の負荷に消費させる継続時間未満であることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記電子機器は、呼気中のアルコール濃度を測定するアルコール測定装置であって、
前記特定の負荷は、電気が供給されることによって呼気を吸引する吸引ポンプであり、
前記アルコール測定装置は、前記吸引ポンプによって吸引された呼気中のアルコール濃度を検出するアルコールセンサーを備え、
前記特定の動作は、前記吸引ポンプによって呼気を吸引し、前記吸引ポンプによって吸引された呼気中のアルコール濃度を前記アルコールセンサーによって検出する動作であることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項7】
前記電池状態判定部は、前記高負荷時判定において、前記電池によって出力された電気を前記吸引ポンプに消費させる場合に前記吸引ポンプに呼気を吸引させないことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記吸引ポンプは、前記吸引ポンプが呼気を吸引するための最低の電圧としての駆動最低電圧以上の電圧の電気が供給されることによって呼気を吸引し、
前記動作実行部は、前記特定の動作において、前記電池によって出力された電気を前記吸引ポンプに消費させる場合に、前記駆動最低電圧以上の電圧の電気を前記吸引ポンプに供給することによって、前記吸引ポンプに呼気を吸引させ、
前記電池状態判定部は、前記高負荷時判定において、前記電池によって出力された電気を前記吸引ポンプに消費させる場合に、前記駆動最低電圧未満の電圧の電気を前記吸引ポンプに供給することによって、前記吸引ポンプに呼気を吸引させないことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記吸引ポンプは、前記吸引ポンプが呼気を吸引するための最低の電圧としての駆動最低電圧以上の電圧としての特定の電圧の電気が供給され、
前記吸引ポンプは、前記特定の電圧の電気が供給された場合に前記吸引ポンプが呼気を吸引するための最低の時間としての駆動最低時間以上、前記特定の電圧の電気が供給されることによって呼気を吸引し、
前記動作実行部は、前記特定の動作において、前記電池によって出力された電気を前記吸引ポンプに消費させる場合に、前記特定の電圧の電気を、前記駆動最低時間以上、前記吸引ポンプに供給することによって、前記吸引ポンプに呼気を吸引させ、
前記電池状態判定部は、前記高負荷時判定において、前記電池によって出力された電気を前記吸引ポンプに消費させる場合に、前記特定の電圧の電気を、前記駆動最低時間未満、前記吸引ポンプに供給することによって、前記吸引ポンプに呼気を吸引させないことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
【請求項10】
少なくとも1つの電池によって出力された電気によって動作する電子機器に、前記電池の消耗の状態を判定する電池状態判定部を実現させ、
前記電子機器は、前記電池によって出力された電気を消費することが可能である特定の負荷を備え、
前記電池状態判定部は、前記電池によって出力された電気を前記特定の負荷が消費中である状態としての高負荷状態での前記電池の消耗の状態の判定としての高負荷時判定を実行し、
前記電池状態判定部は、前記高負荷時判定において、前記高負荷時判定のための時間としての高負荷時判定用時間以内に、前記高負荷状態での前記電池の電圧が、前記高負荷時判定のための電圧としての高負荷時判定用電圧未満になった場合に、前記電池が特定の程度以上に消耗していると判定し、
前記電池状態判定部は、前記電池の消耗の状態の判定の結果を通知することを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池によって出力された電気によって動作する電子機器およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電池によって出力された電気によって動作する電子機器として、呼気中のアルコール濃度を測定するアルコール測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-085715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたアルコール測定装置においては、アルコール測定装置が正常に動作するために必要な電圧を、電池の電圧が電池の消耗によって下回ってしまうことによって、正常に動作することができない場合があるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、電池の消耗によって正常に動作することができなくなる前に電池の消耗を利用者に認識させることができる可能性を向上することができる電子機器およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子機器は、少なくとも1つの電池によって出力された電気によって動作する電子機器であって、前記電池によって出力された電気を消費することが可能である特定の負荷と、前記電池の消耗の状態を判定する電池状態判定部とを備え、前記電池状態判定部は、前記電池によって出力された電気を前記特定の負荷が消費中である状態としての高負荷状態での前記電池の消耗の状態の判定としての高負荷時判定を実行し、前記電池状態判定部は、前記高負荷時判定において、前記高負荷時判定のための時間としての高負荷時判定用時間以内に、前記高負荷状態での前記電池の電圧が、前記高負荷時判定のための電圧としての高負荷時判定用電圧未満になった場合に、前記電池が特定の程度以上に消耗していると判定し、前記電池状態判定部は、前記電池の消耗の状態の判定の結果を通知することを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明の電子機器は、電池によって出力された電気を特定の負荷が消費中である状態としての高負荷状態での電池の消耗の状態の判定としての高負荷時判定を実行し、高負荷時判定において、高負荷時判定のための時間としての高負荷時判定用時間以内に、高負荷状態での電池の電圧が、高負荷時判定のための電圧としての高負荷時判定用電圧未満になった場合に、電池が特定の程度以上に消耗していると判定し、電池の消耗の状態の判定の結果を通知するので、電池の消耗によって正常に動作することができなくなる前に電池の消耗を利用者に認識させることができる可能性を向上することができる。
【0008】
本発明の電子機器において、前記電池状態判定部は、前記電池によって出力された電気を前記特定の負荷が消費中ではない状態としての低負荷状態での前記電池の消耗の状態の判定としての低負荷時判定を前記高負荷時判定より前に実行し、前記電池状態判定部は、前記低負荷時判定において、前記低負荷状態での前記電池の電圧が、前記低負荷時判定のための電圧としての低負荷時判定用電圧未満である場合に、前記電池が特定の程度以上に消耗していると判定して、前記高負荷時判定を実行しなくても良い。
【0009】
この構成により、本発明の電子機器は、電池によって出力された電気を特定の負荷が消費中ではない状態としての低負荷状態での電池の消耗の状態の判定としての低負荷時判定を高負荷時判定より前に実行し、低負荷時判定において、低負荷状態での電池の電圧が、低負荷時判定のための電圧としての低負荷時判定用電圧未満である場合に、電池が特定の程度以上に消耗していると判定して、高負荷時判定を実行しないので、電池が特定の程度以上に消耗していると低負荷時判定において判定した場合に、電池によって出力された電気を特定の負荷が消費することによって電池が消耗する高負荷時判定の不必要な実行を回避することができる。
【0010】
本発明の電子機器は、直列に接続された複数の前記電池によって出力された電気によって動作し、前記電池が着脱可能であっても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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