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公開番号2024090157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205861
出願日2022-12-22
発明の名称制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02M 3/28 20060101AFI20240627BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ノイズの低減と供給電圧の安定性との両立が可能な制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、電源電圧を変更して車載機器へ供給する供給電圧をスイッチング周波数に応じて生成するスイッチングコンバータを制御する。制御装置は、供給電圧の時間変動量を監視する監視部を備える。制御装置は、スイッチングコンバータにおける電圧変動の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方を、供給電圧の時間変動量に基づき制御する電圧制御を実行する電圧制御部を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
電源電圧を変更して車載機器(6)へ供給する供給電圧をスイッチング周波数に応じて生成するスイッチングコンバータ(3)を制御する制御装置であって、
前記供給電圧の時間変動量を監視する監視部(110)と、
前記スイッチングコンバータにおける電圧変動の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方を、前記供給電圧の前記時間変動量に基づき制御する電圧制御を実行する電圧制御部(120)と、
を備える制御装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記電圧制御部は、前記スイッチングコンバータにおけるスイッチング素子(31)のゲート抵抗値を制御することで、前記電圧制御を実行する請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
電源電圧を変更して車載機器(6)へ供給する供給電圧をスイッチング周波数に応じて生成するスイッチングコンバータ(3)を制御する制御装置であって、
前記供給電圧の時間変動量を監視する監視部(110)と、
前記スイッチングコンバータにおける電圧のスイッチング周波数を、前記供給電圧の前記時間変動量に基づき制御する電圧制御を実行する電圧制御部(120)と、
を備える制御装置。
【請求項4】
前記電圧制御部は、前記時間変動量が前記車載機器における許容変動範囲内となる場合に、前記電圧制御を実行する請求項1又は請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記電圧制御部は、前記車載機器が複数の場合、前記許容変動範囲が最小である前記車載機器に対する前記供給電圧の前記時間変動量に基づき、前記電圧制御を実行する請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記電圧制御部は、前記スイッチングコンバータにおける電圧の一次成分でのノイズの大きさが許容ノイズ範囲外である場合に、前記電圧制御を実行する請求項1又は請求項3に記載の制御装置。
【請求項7】
前記電圧制御部は、車両における負荷電流の変動が許容範囲内となる負荷安定条件が成立する場合に、前記電圧制御を実行する請求項1又は請求項3に記載の制御装置。
【請求項8】
前記監視部は、前記車載機器への入力電圧を、前記供給電圧として監視する請求項1又は請求項3に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スイッチングコンバータを制御する制御技術に、関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パワースイッチング素子のオン操作及びオフ操作を繰り返すスイッチング制御を行うスイッチング装置が開示されている。このスイッチング装置は、オン操作の開始タイミングを、基本となる周期に対し、互いに異なる複数のシフト量からなる基本パターンを繰り返すことでシフトさせるとともに、基本パターンの繰り返しの周期の逆数である拡散周波数を可聴周波数以上に設定する。これにより、スイッチング周波数が拡散される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006‐288104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、スイッチング周波数の拡散により、ノイズが低減され得る。しかし、スイッチング周波数を拡散すると、スイッチング装置からの供給電圧の安定性が低下する虞がある。特許文献1には、ノイズの低減と供給電圧の安定性との両立について開示されていない。
【0005】
本開示の課題は、ノイズの低減と供給電圧の安定性との両立が可能な制御装置を、提供することにある。本開示の別の課題は、制御装置を、提供することにある。本開示の又別の課題は、制御方法を、提供することにある。本開示のさらに別の課題は、制御プログラムを、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、課題を解決するための本開示の技術的手段について、説明する。尚、特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
本開示の第一態様は、電源電圧を変更して車載機器(6)へ供給する供給電圧をスイッチング周波数に応じて生成するスイッチングコンバータ(3)を制御する制御装置であって、
供給電圧の時間変動量を監視する監視部(110)と、
スイッチングコンバータにおける電圧変動の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方を、供給電圧の時間変動量に基づき制御する電圧制御を実行する電圧制御部(120)と、
を備える。
【0008】
この態様によると、スイッチングコンバータにおける電圧変動の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方を、供給電圧の時間変動量に基づき制御される。故に、立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方を制御することによるノイズ低減制御が、車載機器へと供給される電圧の時間変動量を考慮して実行され得る。したがって、ノイズの低減と供給電圧の安定性との両立が可能となり得る。
【0009】
本開示の第二態様は、電源電圧を変更して車載機器(6)へ供給する供給電圧をスイッチング周波数に応じて生成するスイッチングコンバータ(3)を制御する制御装置であって、
供給電圧の時間変動量を監視する監視部(110)と、
スイッチングコンバータにおける電圧のスイッチング周波数を、供給電圧の時間変動量に基づき制御する電圧制御を実行する電圧制御部(120)と、
を備える。
【0010】
この態様によると、スイッチングコンバータにおける電圧変動の立ち上がり時間及び立ち下がり時間の少なくとも一方を、供給電圧の時間変動量に基づき制御される。故に、スイッチング周波数を制御することによるノイズ低減制御が、車載機器へと供給される電圧の時間変動量を考慮して実行され得る。したがって、ノイズの低減と供給電圧の安定性との両立が可能となり得る。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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