TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024089437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204794
出願日2022-12-21
発明の名称開閉装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H02J 13/00 20060101AFI20240626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】送電路に流すことが可能な電流の許容値(許容電流)を増大させることができる開閉装置を提供する。
【解決手段】開閉装置A1は、電力が入力される導線91と電力を出力する導線92との間に互いに並列に接続された開閉器1Aおよび開閉器1Bと、開閉器1Aに流れる第1電流を検出する電流検出部2Aと、開閉器1Bに流れる第2電流を検出する電流検出部2Bと、第1電流と第2電流との電流不均衡を検出する不均衡検出部3と、を備える。不均衡検出部3は、第1電流と第2電流とを比較して、第1電流と第2電流との差の絶対値が閾値以上である場合に、電流不均衡であると判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電力が入力される入力導線と電力を出力する出力導線との間に互いに並列に接続された第1開閉器および第2開閉器と、
前記第1開閉器に流れる第1電流を検出する第1電流検出部と、
前記第2開閉器に流れる第2電流を検出する第2電流検出部と、
前記第1電流と前記第2電流との電流不均衡を検出する不均衡検出部と、
を備え、
前記不均衡検出部は、前記第1電流と前記第2電流とを比較して、前記第1電流と前記第2電流との差の絶対値が閾値以上である場合に、前記電流不均衡であると判定する、開閉装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1開閉器は、前記入力導線に電気的に接続される第1入力端と、前記出力導線に電気的に接続される第1出力端とを有し、
前記第1電流検出部は、前記第1出力端に流れる第1出力電流を検出する第1出力側検出器を有し、
前記第2開閉器は、前記入力導線に電気的に接続される第2入力端と、前記出力導線に電気的に接続される第2出力端とを有し、
前記第2電流検出部は、前記第2出力端に流れる第2出力電流を検出する第2出力側検出器を有し、
前記不均衡検出部は、前記第1出力電流と前記第2出力電流との電流不均衡である出力側不均衡が生じているか否かを判定する出力側判定部を含み、前記出力側判定部が前記出力側不均衡であると判定した時、前記第1電流と前記第2電流とに電流不均衡が発生していると判定する、請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記第1電流検出部は、前記第1入力端に流れる第1入力電流を検出する第1入力側検出器を有し、
前記第2電流検出部は、前記第2入力端に流れる第2入力電流を検出する第2入力側検出器を有し、
前記不均衡検出部は、前記第1入力電流と前記第2入力電流との電流不均衡である入力側不均衡が生じているか否かを判定する入力側判定部を含み、前記入力側判定部が前記入力側不均衡であると判定した時、あるいは、前記出力側判定部が前記出力側不均衡であると判定した時、前記第1電流と前記第2電流とに電流不均衡が発生していると判定する、請求項2に記載の開閉装置。
【請求項4】
前記第1開閉器および前記第2開閉器の各々のオンとオフとの切り替えを制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記不均衡検出部が前記第1電流と前記第2電流との電流不均衡を検出すると、前記第1開閉器および前記第2開閉器の各々をオフにする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の開閉装置。
【請求項5】
前記入力導線と前記出力導線との間に接続され、且つ、前記第1開閉器および前記第2開閉器の各々に並列に接続された第3開閉器と、
前記第3開閉器に流れる第3電流を検出する第3電流検出部と、をさらに備え、
前記不均衡検出部は、前記第1電流、前記第2電流および前記第3電流の平均からの偏差に基づいて、前記第1電流と前記第2電流と前記第3電流との電流不均衡であるか否かを判定する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、開閉装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電力需要家において、太陽光発電などの発電設備が多く設置されるとともに、発電設備が分散電源として商用電源系統と連系するようになってきている。このような発電設備は、発電手段(例えば太陽電池)と、発電手段による発電電力の出力を制御するパワーコンディショナとを備える。例えば、特許文献1には、従来のパワーコンディショナの一例が開示されている。特許文献1に記載のパワーコンディショナは、太陽光発電手段から供給された直流電力を交流電力に変換し、配線用遮断器を介して商用電源系統に連系する。パワーコンディショナには、商用電源系統に接続される側の送電路に、リレー遮断回路が設けられている。リレー遮断回路は、パワーコンディショナ内部に異常が発生すると、開放される。これにより、発電設備で発生した異常によって、商用電源系統に悪影響が生じることを防ぐことができる。なお、特許文献1には、パワーコンディショナ内部の異常として、アーク放電が例示されており、当該アーク放電は、送電路に繋がる回路での短絡故障等により発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-36511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のパワーコンディショナのように、開閉器(リレー遮断回路)を使用する際、送電路に流す電流の大きさは、開閉器の許容電流よりも小さくする必要がある。これは、送電路に流す電流が大きく、開閉器に流れる電流が開閉器の許容電流を超過すると、開閉器を故障させる虞があるからである。したがって、開閉器の許容電流によって、送電路に流す電流の増大化に限度があった。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、送電路に流すことが可能な電流の許容値(許容電流)を増大させることができる開閉装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の開閉装置は、電力が入力される入力導線と電力を出力する出力導線との間に互いに並列に接続された第1開閉器および第2開閉器と、前記第1開閉器に流れる第1電流を検出する第1電流検出部と、前記第2開閉器に流れる第2電流を検出する第2電流検出部と、前記第1電流と前記第2電流との電流不均衡を検出する不均衡検出部と、を備え、前記不均衡検出部は、前記第1電流と前記第2電流とを比較して、前記第1電流と前記第2電流との差の絶対値が閾値以上である場合に、前記電流不均衡であると判定する。
【0007】
前記開閉装置の好ましい実施の形態において、前記第1開閉器は、前記入力導線に電気的に接続される第1入力端と、前記出力導線に電気的に接続される第1出力端とを有し、前記第1電流検出部は、前記第1出力端に流れる第1出力電流を検出する第1出力側検出器を有し、前記第2開閉器は、前記入力導線に電気的に接続される第2入力端と、前記出力導線に電気的に接続される第2出力端とを有し、前記第2電流検出部は、前記第2出力端に流れる第2出力電流を検出する第2出力側検出器を有し、前記不均衡検出部は、前記第1出力電流と前記第2出力電流との電流不均衡である出力側不均衡が生じているか否かを判定する出力側判定部を含み、前記出力側判定部が前記出力側不均衡であると判定した時、前記第1電流と前記第2電流とに電流不均衡が発生していると判定する。
【0008】
前記開閉装置の好ましい実施の形態において、前記第1電流検出部は、前記第1入力端に流れる第1入力電流を検出する第1入力側検出器を有し、前記第2電流検出部は、前記第2入力端に流れる第2入力電流を検出する第2入力側検出器を有し、前記不均衡検出部は、前記第1入力電流と前記第2入力電流との電流不均衡である入力側不均衡が生じているか否かを判定する入力側判定部を含み、前記入力側判定部が前記入力側不均衡であると判定した時、あるいは、前記出力側判定部が前記出力側不均衡であると判定した時、前記第1電流と前記第2電流とに電流不均衡が発生していると判定する。
【0009】
前記開閉装置の好ましい実施の形態において、前記第1開閉器および前記第2開閉器の各々のオンとオフとの切り替えを制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、前記不均衡検出部が前記第1電流と前記第2電流との電流不均衡を検出すると、前記第1開閉器および前記第2開閉器の各々をオフにする。
【0010】
前記開閉装置の好ましい実施の形態において、前記入力導線と前記出力導線との間に接続され、且つ、前記第1開閉器および前記第2開閉器の各々に並列に接続された第3開閉器と、前記第3開閉器に流れる第3電流を検出する第3電流検出部と、をさらに備え、前記不均衡検出部は、前記第1電流、前記第2電流および前記第3電流の平均からの偏差に基づいて、前記第1電流と前記第2電流と前記第3電流との電流不均衡であるか否かを判定する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電気推進システム
18日前
個人
モーターの構造
24日前
個人
バッテリ用交流電流供給回路
18日前
株式会社アイシン
回転電機
1日前
西芝電機株式会社
回転電機
1日前
オリオン機械株式会社
電源装置
8日前
大和電器株式会社
配線器具
15日前
個人
スイッチドリラクタンスモータ装置
2日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
25日前
大和電器株式会社
配線器具
15日前
株式会社レクザム
制御装置
4日前
株式会社ダイヘン
開閉装置
2日前
豊田合成株式会社
送電装置
2日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
25日前
株式会社タツノ
供給ステーション
2日前
株式会社ミツバ
モータ
8日前
ローム株式会社
電源システム
11日前
ニチコン株式会社
スイッチング電源
15日前
ミツミ電機株式会社
駆動回路
8日前
未来工業株式会社
配線ボックス装置
17日前
西芝電機株式会社
回転電機の回転子
8日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
28日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
1日前
住友金属鉱山株式会社
発電装置
22日前
株式会社ミツバ
回転電機
22日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
9日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
28日前
サンデン株式会社
車載電動コンプレッサ
3日前
株式会社デンソー
バーニアモータ
2日前
株式会社デンソー
制御装置
1日前
トライス株式会社
銅黒鉛質ブラシ
17日前
コアレスモータ株式会社
発電装置
15日前
株式会社アイシン
電源装置
24日前
株式会社アイシン
電源装置
24日前
株式会社アイシン
電源装置
24日前
株式会社アイシン
電源装置
24日前
続きを見る