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公開番号2024092152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207884
出願日2022-12-26
発明の名称コイル線の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H02G 1/12 20060101AFI20240701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】形状が安定したコイル線を製造することができるコイル線の製造方法の提供。
【解決手段】本開示に係るコイル線の製造方法は、導線W1と、導線W1を覆う絶縁被膜W2とを備えるコイル線材W10から、絶縁被膜W2の一部W2aを剥離したコイル線を製造するコイル線の製造方法であって、コイル線材W10を2つのパンチM1、M2との間に挟み込み、2つのパンチM1、M2を押し合わせて潰し加工をコイル線材W10に施し、絶縁被膜W2の一部W2aを導線W1から離隔させる工程ST1と、刃M31、M32を用いて、離隔させた絶縁被膜W2の一部W2aをコイル線材W10から切り取る工程ST3とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導線と、当該導線を覆う絶縁被膜とを備えるコイル線材から、当該絶縁被膜の一部を剥離したコイル線を製造するコイル線の製造方法であって、
前記コイル線材を2つのパンチとの間に挟み込み、前記2つのパンチを押し合わせて潰し加工を前記コイル線材に施し、前記絶縁被膜の一部を前記導線から離隔させる工程と、
刃を用いて、前記離隔させた絶縁被膜の一部を前記コイル線材から切り取る工程と、を備える、
コイル線の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はコイル線の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の回転電機巻線用電線の製造方法は、引き延ばし工程と、切断工程とを含む。この引き延ばし工程では、樹脂被覆された第1の導体部を有する電線を、その一部分が細くなるように引き延ばして、第2の導体部を形成するとともに、樹脂被覆を剥離させる。この切断工程では、引き延ばされた第2の導体部の中程で切断するとともに、前記剥離させた樹脂被覆を第2の導体部から取り除く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-336882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の課題を発見した。
このような回転電機巻線用電線の製造方法では、その引き延ばし工程において、樹脂被覆された第1の導体部を有する電線を、その一部分が細くなるように引き延ばす。複数本の回転電機巻線用電線を製造すると、その複数本の回転電機巻線用電線は、それぞれ異なる形状を有することがあった。そのため、回転電機巻線用電線の形状が安定しないことがあった。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、形状が安定したコイル線を製造することができるコイル線の製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るコイル線の製造方法は、
導線と、当該導線を覆う絶縁被膜とを備えるコイル線材から、当該絶縁被膜の一部を剥離したコイル線を製造するコイル線の製造方法であって、
前記コイル線材を2つのパンチとの間に挟み込み、前記2つのパンチを押し合わせて潰し加工を前記コイル線材に施し、前記絶縁被膜の一部を前記導線から離隔させる工程と、
刃を用いて、前記離隔させた絶縁被膜の一部を前記コイル線材から切り取る工程と、を備える。
【0007】
このような構成によれば、潰し加工をコイル線材に施して、コイル線を製造する。潰し加工によって製造されたコイル線は、引き延ばしによって製造されたコイル線と比較して、形状が安定する。よって、形状が安定したコイル線を製造することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、形状が安定したコイル線を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1に係るコイル線の製造方法を示す模式図である。
図2(a)は、金型装置の上面を示す図である。図2(b)は、金型装置の正面を示す図である。図2(c)は、図2(b)の切断線IIC-IICにおける金型装置の側断面を示す図である。
図3(a)は、潰し加工が施されたコイル線材の一例の側面を示す写真である。図3(b)は、潰し加工が施されたコイル線材の一例の上側部分を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(【0011】以降は省略されています)

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