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公開番号2024064269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172732
出願日2022-10-27
発明の名称ステータ
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類H02K 1/12 20060101AFI20240507BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】円環0次の振動を含む振動が生じるのを抑制することが可能なステータを提供する。
【解決手段】このステータ100では、複数のコアブロック20の各々は、コアブロック20の変形をC方向(周方向)に不均一にするための変形促進部21を含む。そして、複数のコアブロック20同士は、変形促進部21が、C方向において互いに異なる位置となるように、Z方向(軸方向)において互いに接触された状態で積層されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電磁鋼板が軸方向に積層されたコアブロックを複数含むステータコアを備え、
前記複数のコアブロックの各々は、前記コアブロックの変形を周方向に不均一にするための変形促進部を含み、
前記複数のコアブロック同士は、前記変形促進部が、前記周方向において互いに異なる位置となるように、前記軸方向において互いに接触された状態で積層されている、ステータ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記変形促進部は、前記コアブロックの外周部に形成された切り欠き、または、前記コアブロックの外周面から突出する突出部である、請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記複数のコアブロックの前記変形促進部同士は、前記周方向に等角度間隔でずれて配置されている、請求項1に記載のステータ。
【請求項4】
前記複数のコアブロックの各々は、前記ステータを収容するケースに前記ステータを固定するための締結部材を締結するための複数の締結部をさらに含み、
前記複数のコアブロックの各々の前記変形促進部は、前記周方向において、前記複数の締結部同士の間の位置に配置されている、請求項1に記載のステータ。
【請求項5】
前記変形促進部は、前記軸方向から見て、径方向の内側が丸形となるように形成された前記切り欠きである、請求項2に記載のステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の電磁鋼板が積層されたステータコアを備えるステータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、複数の電磁鋼板が積層されたステータコアを備えるステータが開示されている。上記特許文献1に記載されているステータでは、ステータコアは、軸方向の一方側に配置された第1ステータコア積層体と、軸方向の他方側に配置された第2ステータコア積層体と、を含む。第1ステータコア積層体と第2ステータコア積層体とは、同一形状である。第1ステータコア積層体および第2ステータコア積層体の各々には、外周面から突出する突出部が設けられている。そして、第1ステータコア積層体と第2ステータコア積層体とは、突出部が互いに周方向に所定の角度だけ異なる位置となるように配置されている。
【0004】
これにより、上記特許文献1に記載されているステータでは、第1ステータコア積層体に生じる振動の位相と、第2ステータコア積層体に生じる振動の位相とが逆位相となり、第1ステータコア積層体に生じる振動と第2ステータコア積層体に生じる振動とが打ち消しことによって、円環2次、円環3次、円環4次および円環5次の振動が生じるのが抑制されている。円環n次の振動とは、周方向において、径方向に振動する部分がn個に分割されている振動である。なお、第1ステータコア積層体と第2ステータコア積層体との間には、冷媒の流路が形成された冷媒分配プレートが配置されている。すなわち、第1ステータコア積層体と第2ステータコア積層体とは、互いに接触していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-201457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載されているロータでは、円環2次、円環3次、円環4次および円環5次の振動が生じるのが抑制されているものの、円環0次の振動が生じるのが抑制されていない。円環0次の振動とは、周方向において、径方向に振動する部分が分割されていない振動である。円環0次の振動は、円環2次、円環3次、円環4次および円環5次の振動と比較して、周波数が大きい。すなわち、円環0次の振動が生じると、ノイズとなりやすい。このため、円環0次の振動を含む振動が生じるのを抑制することが可能なステータが望まれている。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、円環0次の振動を含む振動が生じるのを抑制することが可能なステータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるステータは、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されたコアブロックを複数含むステータコアを備え、複数のコアブロックの各々は、コアブロックの変形を周方向に不均一にするための変形促進部を含み、複数のコアブロック同士は、変形促進部が、周方向において互いに異なる位置となるように、軸方向において互いに接触された状態で積層されている。
【0009】
この発明の一の局面におけるステータでは、上記のように、複数のコアブロックの各々は、コアブロックの変形を周方向に不均一にするための変形促進部を含む。これにより、複数のコアブロックの各々に振動が生じた際に、複数のコアブロックの各々において、コアブロックのうちの周方向における変形促進部が形成された部分の変形量と、コアブロックのうちの周方向における変形促進部が形成されていない部分の変形量とを異ならせることができる。また、上記一の局面におけるステータでは、上記のように、複数のコアブロック同士は、変形促進部が、周方向において互いに異なる位置となるように、軸方向において互いに接触された状態で積層されている。これにより、複数のコアブロックの各々に振動が生じた際に、互いに接触された状態で積層されているコアブロック同士を互いに異なる形状に変形させることができる。これにより、互いに接触された状態で積層されているコアブロック同士の間に摩擦力を生じさせることができる。そして、複数のコアブロックの各々において、摩擦力が生じた分だけ振動のエネルギーが減少するので、複数のコアブロックの各々における振動を抑制することができる。なお、摩擦力を生じさせることによる複数のコアブロックの各々における振動の抑制は、円環2次、円環3次、円環4次、円環5次の振動のみならず、円環0次の振動に対しても効果がある。その結果、円環0次の振動を含む振動が生じるのを抑制することができる。
【0010】
上記一の局面におけるステータにおいて、好ましくは、変形促進部は、コアブロックの外周部に形成された切り欠き、または、コアブロックの外周面から突出する突出部である。
(【0011】以降は省略されています)

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