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公開番号2024130170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039735
出願日2023-03-14
発明の名称電力システム
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H02J 3/46 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】処理装置の演算負荷を低減することができる電力システムを提供する。
【解決手段】電力システムS1は、各々に電力機器Xが接続され、接続された電力機器Xの出力制御を行う複数の電力制御装置B1と、複数の電力制御装置B1と通信可能な処理装置A1と、を備える。処理装置A1は、調整対象電力を取得する第1取得部11と、目標電力を取得する第2取得部12と、調整対象電力および目標電力を用いて制御情報を生成する生成部13と、制御情報を送信する送信部15とを含む。複数の電力制御装置B1の各々は、制御情報を受信する受信部21と、制御情報を用いて誘導指令値を算出する第1算出部22と、接続される電力機器Xの出力電力の目標値である機器目標を誘導指令値を用いて算出する第2算出部23と、接続される電力機器Xの出力電力が機器目標となるように当該電力機器Xを制御する電力制御部24と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
各々に電力機器が接続され、接続された電力機器の出力制御を行う複数の電力制御装置と、
前記複数の電力制御装置と通信可能な処理装置と、
を備え、
前記処理装置は、調整対象電力を取得する第1取得部と、目標電力を取得する第2取得部と、前記調整対象電力および前記目標電力を用いて制御情報を生成する生成部と、前記制御情報を前記複数の電力制御装置の各々に送信する送信部とを含み、
前記複数の電力制御装置の各々は、前記制御情報を受信する受信部と、前記制御情報を用いて誘導指令値を算出する第1算出部と、接続される前記電力機器の出力電力の目標値である機器目標を前記誘導指令値を用いて算出する第2算出部と、接続される前記電力機器の出力電力が前記機器目標となるように当該電力機器を制御する電力制御部と、を含む、電力システム。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記生成部は、前記調整対象電力と前記目標電力との差を、前記制御情報として生成する、請求項1に記載の電力システム。
【請求項3】
前記生成部は、前記調整対象電力と前記目標電力とを、前記制御情報として生成する、請求項1に記載の電力システム。
【請求項4】
前記複数の電力制御装置の各々は、電力系統に接続されており、
前記第1取得部は、前記電力系統との接続点における接続点電力の計測値を、前記調整対象電力として取得する、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電力システム。
【請求項5】
前記複数の電力制御装置は、前記電力機器としての発電機器が接続されたものと、前記電力機器としての蓄電機器が接続されたものと、前記電力機器としての負荷が接続されたものとの、少なくともいずれか1つを含む、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電力システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電力系統に接続された複数の電力制御装置を管理して、電力系統からの受電を制御する電力システムが普及しつつある。例えば、特許文献1には、複数の電力制御装置と処理装置とを備えた電力システムの一例が開示されている。処理装置は、所定の調整対象電力を目標電力に制御するための誘導指令値を算出する。各電力制御装置は、処理装置が算出した誘導指令値を用いて、分散的に出力電力を制御している。このとき、各電力制御装置は、誘導指令値を用いた最適化問題に基づいて、出力電力の目標値を算出する。そして、出力電力が当該目標値となるように、出力電力を制御する。このようにして、電力システムのエネルギー管理を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-150690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電力システムでは、複数の電力制御装置の各々が、誘導指令値を用いて、個別に出力電力の目標値を算出する。これにより、処理装置で各電力制御装置の出力電力の目標値を算出する必要がないので、処理装置の演算負荷が低減される。このような電力システムであっても、処理装置の演算負荷を低減させる上で、未だ改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、処理装置の演算負荷を低減することができる電力システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によって提供される電力システムは、各々に電力機器が接続され、接続された電力機器の出力制御を行う複数の電力制御装置と、前記複数の電力制御装置と通信可能な処理装置と、を備え、前記処理装置は、調整対象電力を取得する第1取得部と、目標電力を取得する第2取得部と、前記調整対象電力および前記目標電力を用いて制御情報を生成する生成部と、前記制御情報を前記複数の電力制御装置の各々に送信する送信部とを含み、前記複数の電力制御装置の各々は、前記制御情報を受信する受信部と、前記制御情報を用いて誘導指令値を算出する第1算出部と、接続される前記電力機器の出力電力の目標値である機器目標を前記誘導指令値を用いて算出する第2算出部と、接続される前記電力機器の出力電力が前記機器目標となるように当該電力機器を制御する電力制御部と、を含む。
【0007】
前記電力システムの好ましい実施の形態において前記生成部は、前記調整対象電力と前記目標電力との差を、前記制御情報として生成する。
【0008】
前記電力システムの好ましい実施の形態において、前記生成部は、前記調整対象電力と前記目標電力とを、前記制御情報として生成する。
【0009】
前記電力システムの好ましい実施の形態において、前記複数の電力制御装置の各々は、電力系統に接続されており、前記第1取得部は、前記電力系統との接続点における接続点電力の計測値を、前記調整対象電力として取得する。
【0010】
前記電力システムの好ましい実施の形態において、前記複数の電力制御装置は、前記電力機器としての発電機器が接続されたものと、前記電力機器としての蓄電機器が接続されたものと、前記電力機器としての負荷が接続されたものとの、少なくともいずれか1つを含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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