TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024130122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039650
出願日2023-03-14
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】シールド性能の安定化を可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線21と導電性の素線が編み込まれてなる編組部材22とを有する電線部材11と、アース端子14と、を備える。編組部材22は、電線21の外周を覆う筒状部25と、筒状部25の端部からまとめられつつ電線21と分離可能に延びてアース端子14に接続されるアース線26と、を有する。ワイヤハーネス10は、電線21に固定されるホルダ13を備える。ホルダ13は、アース線26における延在方向の一部を保持するアース線保持部44を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、導電性の素線が編み込まれてなる編組部材と、を有する電線部材と、
アース端子と、を備え、
前記編組部材は、前記電線の外周を覆う筒状部と、前記筒状部の端部からまとめられつつ前記電線と分離可能に延びて前記アース端子に接続されるアース線と、を有する、ワイヤハーネスであって、
前記電線に固定されるホルダを備え、
前記ホルダは、前記アース線における延在方向の一部を保持するアース線保持部を有している、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記電線部材の外周を覆う筒状の外装部材をさらに備え、
前記ホルダは、前記外装部材の長さ方向の一端部である取付端部に取り付けられている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記ホルダは、前記外装部材の内側に挿入される筒状の挿入部と、前記挿入部から外周側に延出するフランジ部と、を備え、
前記電線は、前記挿入部の内側に通されており、
前記フランジ部は、前記取付端部に対して前記外装部材の長さ方向に対向している、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記アース線保持部は、前記挿入部を径方向に貫通するように形成されており、
前記アース線は、前記挿入部の内周側から外周側にかけて通されている、
請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記外装部材は、前記アース線が通されるスリットを有している、
請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記アース線保持部は、前記スリットに挿入されて前記スリットに対して周方向に係合する位置決め部を有している、
請求項5に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記ホルダを前記電線に固定する締付部材をさらに備え、
前記ホルダは、前記締付部材によって前記電線と共に締付固定される固定片を有している、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記電線は、複数設けられ、
前記ホルダは、前記複数の電線を結束する結束バンドであり、
前記結束バンドは、前記電線の外周に巻き付くバンド部と、前記バンド部の長さ方向の基端部に一体に設けられるとともに、前記バンド部が先端部から挿入されて係止されるロック部と、を有し、
前記アース線保持部は、前記ロック部に設けられている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスとしては、電線と、導電性の素線が編み込まれてなる編組部材と、アース端子とを備えたものがある(例えば、特許文献1(図7)参照)。編組部材は、電線の外周を覆う筒状部と、筒状部の端部からまとめられつつ電線と分離可能に延びてアース端子に接続されるアース線とを有する。そして、アース端子は、例えば、車両ボディや金属筐体等の接地部材に接続されることになる。このようなワイヤハーネスでは、例えば、電線からのノイズの放射が編組部材によって抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-156299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなワイヤハーネスでは、電線に対するアース線の位置が定まっていないことから、編組部材の筒状部から接地部材までの間のインピーダンスが不安定になってしまう。これにより、編組部材によるワイヤハーネスのシールド性能が不安定になるという問題がある。
【0005】
本開示の目的は、シールド性能の安定化を可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、電線と、導電性の素線が編み込まれてなる編組部材と、を有する電線部材と、アース端子と、を備え、前記編組部材は、前記電線の外周を覆う筒状部と、前記筒状部の端部からまとめられつつ前記電線と分離可能に延びて前記アース端子に接続されるアース線と、を有する、ワイヤハーネスであって、前記電線に固定されるホルダを備え、前記ホルダは、前記アース線における延在方向の一部を保持するアース線保持部を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネスによれば、シールド性能が安定する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態におけるワイヤハーネスの一部断面図である。
図2は、図1における2-2線断面図である。
図3は、第1実施形態におけるホルダおよび外装部材を示す斜視図である。
図4は、第2実施形態におけるワイヤハーネスの一部斜視図である。
図5は、第1実施形態におけるワイヤハーネスの変更例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線と、導電性の素線が編み込まれてなる編組部材と、を有する電線部材と、アース端子と、を備え、前記編組部材は、前記電線の外周を覆う筒状部と、前記筒状部の端部からまとめられつつ前記電線と分離可能に延びて前記アース端子に接続されるアース線と、を有する、ワイヤハーネスであって、前記電線に固定されるホルダを備え、前記ホルダは、前記アース線における延在方向の一部を保持するアース線保持部を有している。
【0010】
この構成によれば、電線に固定されるホルダにアース線保持部が設けられるため、電線に対するアース線の位置を安定化させることができる。このため、編組部材の筒状部から接地部材に接続されるアース端子までの間のインピーダンスが安定する。よって、シールド性能が安定する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

住友電装株式会社
コネクタ
20日前
トヨタ車体株式会社
ワイヤハーネス用ホルダ
11日前
トヨタ車体株式会社
ワイヤハーネスの取付構造
11日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
11日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置、情報処理方法及びプログラム
13日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
電気接続部品、および電気接続ユニット
19日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置、設定方法、及び設定プログラム
11日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置、更新方法、及び更新プログラム
19日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載装置、プログラム及び、情報処理方法
19日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
冗長系ECU、プログラム、及び情報処理方法
20日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
車載機器
11日前
トヨタ車体株式会社
アース端子の取付構造、及びアース端子の取付構造におけるプロテクタの製造方法
11日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
ケーブル付きコネクタ
4日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
プレスフィット端子及びコネクタ装置
4日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
リアクトル、コンバータ、及び電力変換装置
4日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
11日前
富士電機株式会社
電力変換装置
12日前
日野自動車株式会社
電動機
5日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
11日前
株式会社 神崎高級工機製作所
モータ
11日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
11日前
株式会社アイシン
給電システム
11日前
トヨタ自動車株式会社
ファン制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
永久磁石式電動機
12日前
INNOVIDEA合同会社
充電装置及び機械式駐車場
4日前
株式会社豊田自動織機
ステータ用のコイル
11日前
株式会社日立産機システム
絶縁開閉装置
12日前
株式会社日立産機システム
電力変換装置
11日前
株式会社デンソー
モータ制御装置
11日前
日野自動車株式会社
充電制御装置
5日前
カヤバ株式会社
筒型リニアモータ
11日前
ニデックインスツルメンツ株式会社
ステッピングモータ
11日前
矢崎総業株式会社
貫通部材の取付構造
11日前
株式会社明電舎
ステータ及び回転機
5日前
工機ホールディングス株式会社
作業機及びステータ
11日前
株式会社豊田自動織機
産業車両用のインバータ装置
11日前
続きを見る