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公開番号2024158442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073649
出願日2023-04-27
発明の名称アース端子の取付構造、及びアース端子の取付構造におけるプロテクタの製造方法
出願人トヨタ車体株式会社,住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 4/64 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】錆の発生を抑制できるアース端子の取付構造、及びアース端子の取付構造におけるプロテクタの製造方法を提供する。
【解決手段】アース端子20,21の取付構造は、ねじ60を用いて車両のボディ10にアース端子20,21を取り付けるアース端子20,21の取付構造であって、ボディ10は、規制孔11と、ねじ60が取り付けられる取付孔と、を備え、アース端子20,21は、ねじ60が取り付けられる取付部を備え、アース端子20,21は、樹脂製のプロテクタ30に覆われており、プロテクタ30は、アース端子20,21を覆うプロテクタ本体31と、ねじ60の延びる方向に沿って延びるとともに規制孔11に挿入される規制部32と、ねじ60が取り付けられる挿通部を有するとともにアース端子20,21及びボディ10に接触する金属板と、を備え、金属板は、プロテクタ本体31と一体に成形されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ねじを用いて車両のボディにアース端子を取り付けるアース端子の取付構造であって、
前記ボディは、規制孔と、前記ねじが取り付けられる取付孔と、を備え、
前記アース端子は、前記ねじが取り付けられる取付部を備え、
前記アース端子は、樹脂製のプロテクタに覆われており、
前記プロテクタは、前記アース端子を覆うプロテクタ本体と、前記ねじの延びる方向に沿って延びるとともに前記規制孔に挿入される規制部と、前記ねじが取り付けられる挿通部を有するとともに前記アース端子及び前記ボディに接触する金属板と、を備え、
前記金属板は、前記プロテクタ本体と一体に成形されている、
アース端子の取付構造。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記プロテクタ本体は、前記金属板と一体に成形されたケース部と、前記ケース部に取り付けられるとともに前記ねじの延びる方向において前記アース端子と対向するカバー部と、を備え、
前記カバー部は、カバー本体と、前記カバー本体から前記アース端子に向かって突出するとともに前記アース端子と接触する突出部と、を備える、
請求項1に記載のアース端子の取付構造。
【請求項3】
前記カバー部は、前記ケース部とは別体である、
請求項2に記載のアース端子の取付構造。
【請求項4】
前記カバー本体には、前記ねじの頭部よりも径が大きい開口部が設けられている、
請求項3に記載のアース端子の取付構造。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアース端子の取付構造におけるプロテクタの製造方法であって、
成形型によって前記金属板を保持することで当該金属板を位置決めし、
前記成形型に樹脂を充填して、前記金属板の前記挿通部の外周部分を前記樹脂で覆うことで前記プロテクタを成形する、
アース端子の取付構造におけるプロテクタの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アース端子の取付構造、及びアース端子の取付構造におけるプロテクタの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自動車用アース端子を車体側のアース取着部に接続する構造が開示されている。アース端子は、接続ボルトによってアース取着部に接続される。
アース端子は、板状接触部と、板状接触部の外縁から外側に突出するとともに下方に屈曲する位置決め片とを備える。
【0003】
アース取着部は、アース端子の位置決め片が挿入される位置決めスリットを備える。
アース取着部の上方にアース端子を重ねるとともに位置決めスリットに位置決め片が挿入されることで、アース取着部に対してアース端子が位置決めされる。その後、アース端子及びアース取着部に接続ボルトを回転させながら挿通することでアース取着部にアース端子を締結する。このとき、位置決め片が位置決めスリットに接触することで、接続ボルトの回転に伴うアース端子の回転が規制される。
【0004】
なお、一般的にアース取着部及びアース端子は、それぞれ異なる種類の金属が含まれる。また、アース取着部及びアース端子の表面には、錆の発生を抑制する塗装が施されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平6-60061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、位置決めスリットに位置決め片が接触すると、塗装が剥がれることで、塗装に覆われていた内部の金属同士が直接接触する。そして、位置決めスリットに含まれる金属と位置決め片に含まれる金属とが異なるため、一方の金属には、異種金属接触腐食と称される錆が発生する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためのアース端子の取付構造、及びアース端子の取付構造におけるプロテクタの製造方法の各態様を記載する。
[態様1]ねじを用いて車両のボディにアース端子を取り付けるアース端子の取付構造であって、前記ボディは、規制孔と、前記ねじが取り付けられる取付孔と、を備え、前記アース端子は、前記ねじが取り付けられる取付部を備え、前記アース端子は、樹脂製のプロテクタに覆われており、前記プロテクタは、前記アース端子を覆うプロテクタ本体と、前記ねじの延伸方向に沿って延びるとともに前記規制孔に挿入される規制部と、前記ねじが取り付けられる挿通部を有するとともに前記アース端子及び前記ボディに接触する金属板と、を備え、前記金属板は、前記プロテクタ本体と一体に成形されている、アース端子の取付構造。
【0008】
上記構成によれば、ねじの回転に伴ってプロテクタが回転することでプロテクタの規制部が規制孔の縁に接触しても、規制部が樹脂製であるため、規制部と規制孔の縁との間に異種金属接触腐食は生じない。したがって、錆の発生を抑制できる。
【0009】
[態様2]前記プロテクタ本体は、前記金属板と一体に成形されたケース部と、前記ケース部に取り付けられるとともに前記ねじの延びる方向において前記アース端子と対向するカバー部と、を備え、前記カバー部は、カバー本体と、前記カバー本体から前記アース端子に向かって突出するとともに前記アース端子と接触する突出部と、を備える、[態様1]に記載のアース端子の取付構造。
【0010】
上記構成によれば、突出部によって突出部の突出方向に沿った方向におけるアース端子の移動が規制される。したがって、アース端子を的確に位置決めできる。
[態様3]前記カバー部は、前記ケース部とは別体である、[態様2]に記載のアース端子の取付構造。
(【0011】以降は省略されています)

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